http://www.webdice.jp/dice/detail/4663/より転載しました。
モンサントの新たな戦略オーガニック市場にも進出
フランスのジャーナリストで、監督したドキュメンタリー映画『モンサントの不自然な食べもの』(2012年)が日本でもアップリンク配給により公開されたマリー=モニク・ロバンの書籍『モンサント──世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業』が作品社より1月17日に刊行された。
世界43ヵ国で、遺伝子組み換え種子の90%のシェアを誇る、世界最大級のバイオ化学企業、モンサント。マリー=モニク・ロバンは本著で、遺伝子組み換え作物によって世界の農業を支配しようとしている同社が、政治家との癒着、政府機関への工作、科学者への圧力、そして農民たちへの訴訟により、いかに健康や環境への悪影響を隠蔽し、世界の農業を支配下に収めてきたかを、詳細な調査を元に明らかにしている。
今回の日本語版刊行にあたり、マリー=モニク・ロバンによる今著刊行とドキュメンタリー『モンサントの不自然な食べもの』公開後の反響を補論として追加。
そして、遺伝子組み換え情報室の河田昌東氏による解説も巻末に掲載。河田氏の解説は、刻々と変わる遺伝子組み換え作物を巡る状況を伝えるため、三刷からは2015年3月加筆版に変更されており、現在アメリカ29州でGM作物の表示義務化に関する84の法律が議会に提出されていることや、現在政府間交渉が進められているTPPにおいては関連企業が相手国政府を訴えることができるISD条項「投資対国家間の紛争解決条項」のため、モンサントが日本の遺伝子組み換え食品の表示義務を撤廃させ、日本へのGMO食品・種子の売り込みをしようとする可能性があると指摘。また、世界的なGM作物批判に対し、モンサントは新たな戦略として、アメリカの有機農家が使用している種子会社セミニスを買収することで、オーガニック市場にも進出していると書いている。
スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語・英語など16ヵ国で出版された560ページを超えるこの本より、今回はII部の「遺伝子組み換え作物──アグリビジネス市場、最大の陰謀」の中から知っておくべき4つのキーワードをピックアップして紹介。冒頭部分の試し読みも掲載する。
なお、アメリカでモンサント社をはじめとする企業が生産する遺伝子組み換え食品がいかに市民の生活のなかに拡大しているかを描くドキュメンタリー映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』が4月25日(土)より公開される。
(中略)
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◆ オーガニックも危ないのですね。私たちの食生活まで、大きく変えるだけではなく、農民から土地を奪い、奴隷とすることです。会社になるので、収入が安定するとか、喜んで奴隷になる人もいるかもしれないです。奴隷も人類暗殺犯となるわけです。すでに日本に会社があり、茨城には農場があります。そこで出来た作物はどこに行っているのでしょうか?子供たちの食べるお菓子に行くのは、間違いないでしょう。
輸入食料素材も、安心はできないです。以前からチェルノブイリの汚染の農産物を安価にて大量に買い付けていたのは、日本だそうです。安全基準値を設けていた、ヨーロッパは、拒否したからです。日本はこのようにして、国民を殺しているのは政府だということ、わかっていて、輸入している商社だということ。そして儲けは大株主と、会社の幹部でしょう。
大量のスパゲティが格段に安くなっていた時期から、スパゲティ用の小麦は汚染されているそうです。レストランのスパゲティも、考え物ですね。しっかりと原産国を見極めてください。混ぜている可能性もあります。
日本モンサント社はこちらです。http://www.monsanto.co.jp
追記ーーーーーー
5月31日に各地で映画があるようです。お近くの方はどうぞ。
こちらのサイトにhttp://eiga.com/movie/81605/theater/