13日晩、「所さんのニッポンの出番!最終回SP」という番組を見ていたら、台湾の小林尊と異名のあるフードファイターが出て来ました。蔡侑霖という人物で、例によって、漢字の横に「サイヨウリン」と読み仮名が振ってありました。
日本語音と北京語音は次の通り。
蔡侑霖 さいゆうりん
蔡侑霖 cai you lin(ツァイヨウリン)
「サイヨウリン」と言うのは、恐らく、日本語音の「さい」と中国語音の「ヨウリン」をごちゃ混ぜにして表記した物で、言うまでもなく著しい間違い・インチキの類ですが、これを見たとき、一つの答えが見えたような気がしました。
オリンピックの中継で、中国の卓球選手の名前「馬龍」について、各局共に「まりゅう」とルビを振っていました。
漢字は、漢字文化圏では、その国の発音で読まれます。日本では、当然、日本語音で読まれます。「馬龍」という漢字は、日本語音で「ばりょう」が正解ですが、「まりゅう」というルビを見たとき、私は呉音の「ま」の間違いであると思いました。
馬 漢音ば 呉音ま
しかし、蔡侑霖を「サイヨウリン」と振るからには、
馬 ma
の可能性が浮かびます。もし、「馬龍」という名前の「馬」を中国語音で、「龍」を日本語音で読んだとすると、幼稚でインチキ・デタラメな思いつき。基礎的な漢字の知識、例えば、「六書」なども知らないのだろうと思いますが、深刻なのは、日本中の媒体が、この小学生程度の間違い・インチキ読みに乗っかっている点です。
この様な例は他にもあります。皆さんは、この人物を御存知でしょうか?
陽 岱鋼
この人物は、プロ野球の選手です。日本語音と中国語音は、次の通りです。
陽 岱鋼 よう たいこう
陽 岱鋼 yang dai gang(ヤン ダイガン)
日本の媒体は、この人物の名前を「ようだいかん」と読んでいます。これもちゃんぽん読みです。
他にも、『環球時報』の特約記者で孫秀萍という人がいます。なかなか美人な記者さんですが、日本の媒体は、この女性の漢字の横に「ソンシュウピン」と振り仮名を振りますし、「ソンシュウピン」と読んでもいます。この人物の日本語音と中国語音は次の通りです。
孫秀萍 そん しゅうへい
孫秀萍 sun xiu ping(スン シュウピン)
人名だけではありません。最近、台風10号による豪雨で、岩手県岩泉町の高齢者入居施設に入居していた高齢者9名が、全員死亡したと報じられました。この高齢者ホームの名前は「楽ん楽ん(らんらん)」。
この名前を見た時、多くの人々は、「楽」の音「らく」の「く」を抜いた遊びの読み方なのだろう、と思ったはずです。少なくとも、私はそう思いました。しかし、中国語音は、
楽 le(ラ)
ひょっとして、日本語音の中に中国語音を混ぜ込もうとして考えついたのでしょうか?何が目的なのかは分かりませんが、日本語音と中国語音を適当に混ぜて読んでいます。この様な事を放置すれば、日本の漢字文化が破壊されてしまいます。
日本語音の中に、適当に中国語や、ひょっとすると朝鮮語(と言うのも、私は朝鮮語が全くできないので断言することができないのですが)を交ぜて読んでいる物が、他にもあります。キラキラネームです。
この話しは、「キラキラネームの秘密 七」に続きます。
【義家弘介】6.10 参議院予算委員会、教育問題を糺す[桜H23/6/20]
考えて見れば、外国人からの献金がアウトなのに、二重国籍がアリなわけはありませんよね。
日本語音と北京語音は次の通り。
蔡侑霖 さいゆうりん
蔡侑霖 cai you lin(ツァイヨウリン)
「サイヨウリン」と言うのは、恐らく、日本語音の「さい」と中国語音の「ヨウリン」をごちゃ混ぜにして表記した物で、言うまでもなく著しい間違い・インチキの類ですが、これを見たとき、一つの答えが見えたような気がしました。
オリンピックの中継で、中国の卓球選手の名前「馬龍」について、各局共に「まりゅう」とルビを振っていました。
漢字は、漢字文化圏では、その国の発音で読まれます。日本では、当然、日本語音で読まれます。「馬龍」という漢字は、日本語音で「ばりょう」が正解ですが、「まりゅう」というルビを見たとき、私は呉音の「ま」の間違いであると思いました。
馬 漢音ば 呉音ま
しかし、蔡侑霖を「サイヨウリン」と振るからには、
馬 ma
の可能性が浮かびます。もし、「馬龍」という名前の「馬」を中国語音で、「龍」を日本語音で読んだとすると、幼稚でインチキ・デタラメな思いつき。基礎的な漢字の知識、例えば、「六書」なども知らないのだろうと思いますが、深刻なのは、日本中の媒体が、この小学生程度の間違い・インチキ読みに乗っかっている点です。
この様な例は他にもあります。皆さんは、この人物を御存知でしょうか?
陽 岱鋼
この人物は、プロ野球の選手です。日本語音と中国語音は、次の通りです。
陽 岱鋼 よう たいこう
陽 岱鋼 yang dai gang(ヤン ダイガン)
日本の媒体は、この人物の名前を「ようだいかん」と読んでいます。これもちゃんぽん読みです。
他にも、『環球時報』の特約記者で孫秀萍という人がいます。なかなか美人な記者さんですが、日本の媒体は、この女性の漢字の横に「ソンシュウピン」と振り仮名を振りますし、「ソンシュウピン」と読んでもいます。この人物の日本語音と中国語音は次の通りです。
孫秀萍 そん しゅうへい
孫秀萍 sun xiu ping(スン シュウピン)
人名だけではありません。最近、台風10号による豪雨で、岩手県岩泉町の高齢者入居施設に入居していた高齢者9名が、全員死亡したと報じられました。この高齢者ホームの名前は「楽ん楽ん(らんらん)」。
この名前を見た時、多くの人々は、「楽」の音「らく」の「く」を抜いた遊びの読み方なのだろう、と思ったはずです。少なくとも、私はそう思いました。しかし、中国語音は、
楽 le(ラ)
ひょっとして、日本語音の中に中国語音を混ぜ込もうとして考えついたのでしょうか?何が目的なのかは分かりませんが、日本語音と中国語音を適当に混ぜて読んでいます。この様な事を放置すれば、日本の漢字文化が破壊されてしまいます。
日本語音の中に、適当に中国語や、ひょっとすると朝鮮語(と言うのも、私は朝鮮語が全くできないので断言することができないのですが)を交ぜて読んでいる物が、他にもあります。キラキラネームです。
この話しは、「キラキラネームの秘密 七」に続きます。
【義家弘介】6.10 参議院予算委員会、教育問題を糺す[桜H23/6/20]
考えて見れば、外国人からの献金がアウトなのに、二重国籍がアリなわけはありませんよね。