『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

漢字の話(キラキラネームの秘密、完)

2017年12月01日 04時18分23秒 | 日記
・結び

幕末以降に提案された漢字の廃止論や制限論と言った物は、およそ二つの特徴を備えていました。一つは、幕末にせよ太平洋戦争の終結後にせよ、欧米の先進文明に圧倒され、漢字を廃止しようと言う物。もう一つは、欧米に追いつくために、青少年の文字を学習する負担を軽減し、そのぶん西洋文明を学ばせたいと言う物でした。

例えば、ローマ字国字論を唱えた南部義籌(なんぶよしかず)は、「修國語論」の中で、

「皇国ヨリ之ヲ見レバ、漢ト洋ト同ジク是レ他邦ナリ。何ゾソレ擇バン。」、と述べています。

我が国から見れば、漢字もローマ字も外国の製品であり、漢字よりも優秀な外国製品があった場合には切り替えよう、という物です。

確かに漢字は中国から伝来しましたし、ローマ字は西洋の物ですが、ローマ字が漢字よりも優れているとは証明されていません。それに、少なくとも千五百年以上の歴史のある漢字は、日本語の中に溶け込んで、既に外国の製品とは言えない状況になっています。例えば、

「吾れ日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか(私は日に何度も反省する。人の為に忠心から考えてあげたろうか、友人と交際して誠実であったろうか、よく知りもしないことを教えたのではなかろうか)」
「歳寒くして、然る後に松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るることを知る(寒くなって、はじめて松柏が散らずに残ることがわかる、人も危険な時に始めて真価が分かる)」
「巧言令色、鮮(すくな)し仁(言葉巧みに、愛想を振りまきへつらう人物は、少ないものだよ、仁の徳は)」

これらは『論語』の訓読ですが、日本語としてこなれており、また、有益でもあります。

但し、制限論にせよ廃止論にせよ、誤解から生じた極端な意見ではありますが、根底にあるのは、青少年の学習の負担を考え、日本の将来を真剣に考えた、善意に立脚した意見でした。

ところが、平成に入って始まった「キラキラネーム」は、これまでの漢字廃止論・制限論のように、「世界」を念頭に置いて「世界に羽ばたく」「世界に通じる」という訳の分からない事を目的にしている物の、一つ一つ調べてみると日本人には読めない、或いは、愚弄するような、根底には悪意のあるような物でした。悪意という点で、これまでの制限論や廃止論とは全く違うものであると言えます。

子供の名前に、故意に読めない名、或いは、奇妙な名を付けさせようとするのは悪質ですが、奇妙な名は、何も市井だけで行われている訳ではありませんでした。

平成に入って、特に平成十六年に「人名用漢字表」に追加された文字には、子供の名として相応しくない漢字が大量に含まれているばかりでなく、「戸籍法」には「子の名には、常用平易な文字を用いなければならない。」と書かれているにも関わらず、旧字体が205文字も復活しています。

私は、別に旧字体の復活に反対はしませんが、「人名用漢字表」で復活させる事に疑問を感じています。それに、平成二十二年には、「常用漢字表」と「人名用漢字表」の文字を交換していますが、これでは文部省に「常用漢字表」を、法務省に「人名用漢字表」を分けて設置する理由が希薄になっていると思います。


さて、情報機器の発達で、昔とは違って旧漢字も自由に使えるようになりました。しかし、一般からの要請に応えることは重要ですが、漢字の文字数、標準とか目安、更に、新字体・旧字体の使用は文化審議会で決定されるべき物であると思います。また、一文字の音訓もきちんと決めるべきであると思います。

これは提案ですが、平成十六年度に増加した1+1+3+488+205=698を削除するか、或いは、昭和五十六年の状態に戻し、法務省に置かれている「人名用漢字」を文部省に戻して、「常用漢字表」と共に文化審議会(国語審議会)で審議するようにして、音訓をきちんと決定して後、「人名用漢字表」を法務省に送るべきであると思います。世に通行する「名付け本」については、文部科学省で検閲をすべきです。

そうして、漢字は漢字文化圏では、その国の音で読まれるという原則のもと、私達の先祖が培ってきた漢字文化を、できるだけ良い形で、次の世代に伝える事ができるならば、それは同時に、日本の各方面の伝統文化を縁の下で支える事にも繫がると思うのです。(終わり)

暦の上ではディセンバー / アメ横女学園ᴴᴰ


何かもろもろ纏まっていないので、清書しながら直します。12月は楽しい楽しい御清書じゃ!

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