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社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

韓国釜山旅行2日目―中華街がショボい理由

2011年05月10日 | 2011韓国釜山旅行




(前回の続き)
釜山タワーを降りてチャガルチにやってきました。ゲートには「부산의 명소 자갈치 시장(釜山の名所チャガルチ市場:たぶん合ってると思います)」と書いてあります。





道端でホヤが山積みにして売られています。比較的何でも口にするボクですがホヤは未だに食べたことがないので、味と食感ともに全く想像がつきません。





海産物の店の並びはこんな感じです。太刀魚がダラーンと垂れていたり、タコがおもむろに水槽から脱走したり、そのタコを引っ掴んで桶に放り込むオバハンがいたりで見ている分にも楽しめます。





噂に聞きしカイコの蛹ポンテギを売っていたので買いました。オバハンが大椀にポンテギを山盛りにしてビニール袋に入れ、サービスで小盛りを追加してくれました。たぶん1kg弱ぐらいあると思います。₩3,000(=220円)。

しかしこれは冷凍物、未調味。知りませんでした、やっちまいました。普通は屋台でグツグツ煮込んであるのを買うみたいですね。





チャガルチ市場のビルの裏手にはこのようなデッキがあり、釜山港をボーッと眺めることができます。









チャガルチから南浦洞にかけてのメインストリートである九徳路はいつも車でいっぱいです。





国際市場にやってきました。レザーを扱っている店がちらほら、本来は海苔などの食品を扱っていたであろうところが韓流グッズ屋に化けた店もちらほら。韓流には疎いのでみんな同じに見えて仕方ありません。

フラフラ歩いていたら邦人旅行者が犠牲になったカナダラ射撃場跡が突如現れました。射撃場と聞いていたので近郊の田舎にあるもんだと勝手に想像していましたが、こんな市街地のど真ん中にあるだなんて思いもよりませんでした。





釜山駅まで歩いてみれば道を挟んだ向かい側には上海門なる中華風建造物があります。韓国には中華街がない、とは聞いていましたが実際にはあるのですね。





実際に入ってみたら中華街とは名ばかり、わずかに漢字表記が散見されるもののロシア語と思われるキリル文字の方が断然目につきますし、何しろ中華街の規模がショボすぎます。

この理由について調べてみたら、韓国の独立以降に韓国政府が華僑に対しさまざまな差別的取り扱いを法令によって定め、急速な同化政策を進めたためチャイナタウンが発展しなかった、のだそうです。

「日帝の韓民族抹殺政策によってウリ民族の精気が失われたニダ!」と毎年春になると喧しく騒ぎ立てる韓国人ですが、自分が他の民族や文化を抹殺するのは全然問題ないと考えているようです。





中華街には華僑の学校があり、壁に三国志の武将の絵と略歴が掲げられていました。顔がみんな同じなのは愛嬌です。韓国人が三国志を読む場合はやっぱりハングルオンリーなんでしょうか。あんだけ大量の人名に漢字を使わないと混乱して読めないと思うんですが。





釜山駅近くの草梁洞テジカルビストリートに来ました。釜山は豚肉のカルビの돼지갈비(テジカルビ)が名物だそうで、そのテジカルビを扱う店が集結しているのがこの界隈なんだそうです。





入ったのは은하갈비(銀河カルビ:たぶん合ってると思います)。オバハンが窓の隙間から顔を覗かせていたので入ってみました。





テジカルビ2人前+コーラ=₩15,000(=1,100円)。韓国の焼肉屋では焼き始めから食べごろになるまでの一切を店のオバハンが手際よくやってくれるのでとても楽です。





アルミホイルを二つ折りにして肉を上手にひっくり返し、タレとよくなじんだところでオバハンからOKが出たので食します。





「お兄さんイケメンねぇ」などと社交辞令を交えながら(こういう自分に都合のいいことだけは韓国語でも理解できるのです)オバハンが教えてくれた食べ方は、このようにチシャに何でもかんでものっけて包んでいただく韓国式のオーソドックスな食べ方。日本では生ニンニクを食べないようにしていますが、ここは韓国なので遠慮なく食べてみました、ウマー。

(つづく)