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社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

メキシコ10日目―蝗齧って虫酒呷る

2008年09月20日 | 2008メキシコ旅行




Plataforma Sur(南基壇)。おそらく一番の人気スポットでしょう。われわれ観光客は登れるところが好きなんです。嬉々として登るも空気が薄いのでみんなゼィゼィ言っています。








頂上からの風景を見て感慨に浸っていると「¡Hola amigo! ¿Cómo estás?」とハイテンションで話しかけてくるオッサンが。オッサンはMonterrey(メキシコ北部の中心地)から来たと言ってました。

メキシコではこのように面識のない人間から意味なくハイテンションでしゃべりかけられることが頻繁にあります。中にはやましいことを考えている輩もいるでしょうが、99%はただ単に外人としゃべりたいだけの気のいい連中なので怪訝な顔せずしゃべってあげてください。





Edificio J(建物J)。天文台ではないかと言われております。





Juego de Pelota(球戯場)。階段の造りはモンテアルバンの中で一番整ってます。





車いす用エレベータ。車いすで山の上のこの遺跡に来ようとするフットワークの軽さに脱帽です。








山頂から見たオアハカ盆地。緑の多いきれいなところです。





雑草のかわいい花。その大きさ1cmぐらいしかありません。花びらの枚数が花によって違うのが分かるでしょうか。





オアハカ市内に戻ってきました。もういい加減ごはんを食べないと頭がおかしくなるので市場へ行きます。





市場の外周通り。土産物屋や普通の食料品を置いてる店が乱立していて見てると楽しいです。乾物屋(主に唐辛子を置いてる)が麻袋に山盛りの乾燥唐辛子を置いてる横で山盛りのドッグフードを売ってるのはどうなんでしょうねぇ。





Comedor Típico
La Abuelita
(超訳:ベタな食堂 おばあちゃんの店)





そのおばあちゃんの店の向かいのおばあちゃんの店でMole Negro(黒モーレ)を頂きました。ごはん、焼きたてトルティージャ、ミネラルウォーターがついて40ペソ(=400円)。

黒いのはチョコレートソースなんですが、あまり甘い感じはしませんでした。ソース味カレーのような料理です。そこそこおいしいのでボクは好きです。





フルーツ屋でピンクグレープフルーツとマンゴーのカット盛り合わせを買いました。15ペソ(=150円)。写真では大きさが伝わってませんが、かなりデカく3人前ぐらいあります。それよりも何よりもビビったのはここでも「唐辛子いる?」と聞かれたのです。

「いるわけネェよ」と言ってしまいそうですが、こちらメキシコではフルーツに唐辛子はいたって普通です。デフォルトで唐辛子のまぶし込んであるフルーツが陳列されているのもよくあることで、パッと見ではそれが何なのか分かりません。





メスカル屋であれこれ試飲させてもらったのでミニボトル買いました。量的にこの小瓶1本分は試飲したので申し訳ない気もします。メスカルとはオアハカ地方の地酒です。テキーラ地方で作ってるのがテキーラで、同じ物をオアハカではメスカルと呼ぶ、ということらしいです。日本ではメスカルをテキーラと言ってたりしますが。



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メスカルの中には虫が入っているのが普通です。これをGusano(グサノ)と言います。はじめはゲッと思いますが慣れてしまえば何とも思わないどころか、ないと物足りない気がします。

ボトルを飲み干した後食べてみました。アルコールに漬かり込んでしまっているので味らしい味はないです。ちなみにボトルについている小袋の中身は、乾燥グサノの粉と唐辛子と塩を混ぜて挽いた物で、これを舐めながらメスカルを飲むとあなたも立派なメキシコ人。



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市場で売ってたChapulines(バッタ、イナゴの類)。量り売りで10ペソ(=100円)。日本でもイナゴは食べますがボクは今回が初めてです。調理方法はイナゴを素揚げにしたものに唐辛子・ライム・にんにく・塩で味付けのように思います。



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形は完全にイナゴですね。食感は柔らかい小エビの姿揚げのような感じです。味はトムヤムクンですね。味付けの味しかしないので虫本来の土っぽい味はありません。部分的に調味液があまり浸透していない個体があって、それは豆腐っぽいような味がしました。おつまみとしてはそこそこイケます。



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食べ終わった袋。イナゴの脚があちこちに散乱してスプラッター映画のようです。翌日のウンコの中にイナゴの躯体がほとんど未消化のまま出てきたので、栄養としては微妙なところでしょうか。

ちなみに、イナゴは旧約聖書の中に「喰ってもOK」と書いてあるのでその摂食の歴史は長く、世界の広範囲にわたって食べられ続けてきたことが分かります。

旧約聖書 レビ記 11章
(20)羽があり、四本の足で動き、群れを成す昆虫はすべて汚らわしいものである。(21)ただし羽があり、四本の足で動き、群れを成すもののうちで、地面を跳躍するのに適した後ろ肢を持つものは食べてよい。(22)すなわち、いなごの類、羽ながいなごの類、大いなごの類、小いなごの類は食べてよい。(23)しかし、これ以外で羽があり、四本の足をもち、群れを成す昆虫はすべて汚らわしいものである。


しかし、昆虫って6本脚じゃありませんでしたっけ?

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