社会人学生の遅れてきた学習意欲

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外国語学習の方法

2007年04月19日 | スペイン語




規則変化動詞の直接法現在での活用パターンをA4用紙にズラーッと書いてみました。昔からこういう力技は勉強のセンスが無い人間がやるものだと決めつけていたのですが、なぜ今になって敢えてこんなことをしているかと言うと、このやり方もありかなと思ったからです。

授業中に先生が「スペイン語は活用形を覚えることで1年が過ぎる」というようなことを言っていて、「活用形を覚えるためには行き帰りの電車の中でブツブツ呟き、家に帰ったらそれを紙にチマチマ書くのを勧めます」と説明していました。

以前のボクなら「スペイン人がスペイン語を習得するときにそんな風に一つ一つ紙に書いていったとは到底思えない」と突っ撥ねていたでしょうし、そうすることがクレバーだと思っていたでしょう。CD音源を耳から聞いて文章を覚え、文章の中で活用形を自然に覚えるのがベストだと信じて疑わなかったのです。

ただ、スペイン語から見て外国語である日本語を母語としている人間であるボクが日本の地でスペイン語を習得しようと試みた場合、スペイン人がスペイン語を習得する方法をそのまま適用することには限界があると最近思うのです。

というのはスペイン人は一日中スペイン語の環境にいるわけで、意識せずとも周囲から入ってくるスペイン語のリズムに浸かり切っています。このような状況下では活用形を紙に書かずとも習得できるのは自明の理です。

かたや日本語だらけの環境のボクが一日で触れることの出来るスペイン語なんてたかが知れています。この状況では耳を経由して体得できるスペイン語にも限界があるのでは?と感じるのです。

語学は耳からという原則は捨てていないつもりです。ただ外大の語学教育についていくにはいろいろとメソッドを変えてみるのも手かなと思います。自分は頑固と思ってたけど、意外とフレキシブルな頭を持ってることに気付いた木曜日。