札幌市のギター教室から!

札幌市でギター教室を開いている、Kギタースクールの辻林圭です。ギター&ウクレレを弾きたい方はぜひお越し下さい。

弦の感覚的な比較

2021年11月21日 | テクニックのこと
根拠は何もないけど、最近サバレスの弦を何度か使うようになったので、今までプロアルテ一辺倒だったことから、比較して感じたことを書くぞう。
あくまでわたしが感じたことだけど。

プロアルテは個性があまり感じられないといわれるけど、それゆえに音が作りやすい気がする。いろいろ音のカスタマイズが可能かと。
サバレスは最初から誰が弾いてもほとんど同じ重厚な音色が出る。
コンサートホール向けに良くのびる高音と響く低音、ピッチのよさが売りで、誰が弾いても、あれはサバレスを使ってるな、とわかるような特徴的な音。
個性が強いため楽器を選ぶのがサバレス。フランスの弦の特徴なのかな、あくまでクラシックな重厚さのある音。
いわゆる、軽さ、みたいなのはサバレス弦からは感じられない。
ちなみにサバレスは楽器に張ってからのピッチが安定するまでの時間も短い。
本当に、演奏ツアーや大ホールでの演奏向けに作られた弦のような気がする。
一方、プロアルテはコスパのよさが売りで、音はサバレスに比べると軽い。
個性的とはいえない、あまり特徴のない音といえるのかな?
弦を張ってからの安定するまでの時間もけっこう長くて、ツアーで頻繁に弦交換するような人にはストレスたまるかと思われる。
ただ、プロアルテを長く使ってる者として、どんなギターでもとりあえずプロアルテ張っておけばよい的なもので、個性が強くない分気楽に使える面はあるかも。
個性が強くないと言ったけど、この弦は時間かけてようやく安定した後、短い期間だけど楽器から澄んだ透明感のある音を引き出すことがあるので、そんな瞬間を味わえたら、この弦で十分な気にもさせられる。

ま、どっちの弦もおカネさえ出せば手に入れられるので、皆さんも色々試してね。これもギターをひく楽しみの一つなんで。




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