いま植村直巳さんの本を読んでるが、なんだか身につまされる。
フランスのスキー場等で重労働のアルバイトをして、ためたお金で目指す山に登る。
登ったからってお金になるわけでもなく、ただ好きで登る。それだけのために働く。
演奏だって、多分そうだ。お金になるのはマスコミ受けのいい連中だけだもーん。
大半の演奏はお金になりません。ただ好きだからやる。というか意地とやけくそとあきらめの気持ちでやる。やらないわけにもいかない。なぜならそこに山がいや何かがあるから。何かが多分あるんだと。
ネガティブだけど、そうとでも思わなければオリジナルの演奏なんかデキねぇ~。
ただ登山家がうらやましいのは、目の前にかならず巨大な山があるということ。
演奏は下手したら下手しなくても目の前に誰も客がいないことがありうるということです。
こういう時の気持ちの対処方法はなんかあるんだろうか?
とにかく自分のやりたいことを、やろうとするならお金にはならないけど、気分的には楽しいよ、というオチになるのでせう。イヤなオチだなぁ。