ニュース斜め読み

 巷間の話題をだらだら論評。

テレビ敗戦「失敗の本質」:シャープ、パナソニックを惑わせた巨艦の誘

2012-03-21 06:38:12 | Weblog
まもなく期末を迎える2011年度は、日本の電機業界にとって忘れられない年になるだろう。

12年3月期の連結業績見通しでシャープは2900億円、パナソニックは7800億円の最終赤字に転落し、ソニーは4期連続となる2200億円の赤字を計上する見通しだ。
3社はそろって社長交代に踏み切る。失敗の原因はどこにあったのか。

「あんたら、よその人は笑うかもしれんが、わしらはいま、本当にうれしいんや。ずうっと悔しい思いをしてきたからな」
10数年前に聞いた、シャープ幹部の話が忘れられない。
「テレビは家電の王様や。ほかの製品とはわけが違う。シャープは日本で最初に白黒テレビを作った会社や。
 そやけど、カラーの時代になると松下(松下電器産業=現パナソニック)やソニーに押されて、ブラウン管を自分で作れん時期があった」
――でもシャープはブラウン管のカラーテレビを売ってましたよね。
「簡単な話や。よそから玉を買うとった」
――玉ってなんですか?
「そんなもんも知らんのか。ブラウン管のことや。よそから裸の玉を買うてきて、テレビに組み立てて、シャープのブランドで売るわけや」
――アウトソーシングってやつですね。
「そんな格好ええもんとちゃう。よそは原価よりかなり高い値段でシャープに玉を売るから、シャープのテレビの原価はよそより高い。
 ところが、売り場へいったら、うちはブランド力がないよって、よそのテレビより安く売られる。もうかるわけないやろ。
 せやけど、王様のテレビをやらんわけにはいかん。つらい仕事やった」
――でも、今は違いますね。
「そうや。亀山で自前の玉をなんぼでも作れる。まあ今は玉やのうて板やけどな。
 うちが開発したぴかぴかの板を、よそが売ってくれと頼みに来る。シャープは王様の中の王様になった。わしらはそれがうれしいんや」
目指し続けた“坂の上の雲”をようやくその手につかんだ。言葉の端々からそんな喜びが伝わってきた。
その頃、シャープの旗艦工場だった亀山では、液晶パネルの生産効率を高めるための設備更新が進んでいた。
厳戒態勢の中で最新鋭の生産装置が運び込まれる。工場内部の取材はシャットアウト。
トラックで運ばれた装置を工場に搬入する通路は物々しくブルーシートで覆われた。
「何週間か前に、あの辺りから双眼鏡でこっちを見とるやつらがおった。機械の大きさが分かると、ラインのだいたいの性能が分かるもんなんですわ」。
亀山工場の人々が警戒していたのは海外メーカーの偵察部隊だった。
半導体のDRAMでは製造装置メーカーを経由して生産ノウハウが台湾や韓国に流れ、価格競争に持ち込まれた、というのが業界の通説。
「同じ轍(てつ)を踏むまい」。パネル投資では技術流出に神経をとがらせた。
背後に迫る韓国勢や台湾勢を追い落とすべく、シャープはその後も攻めまくる。
2007年には大阪府堺市に世界最大級の液晶工場の建設を決定。投資額はパネル工場だけで3800億円、部材メーカーの投資やインフラ整備費を合わせれば1兆円にのぼる。
巨大な液晶コンビナートは「シャープグリーンフロント 堺」と名付けられた。

パナソニックも負けじと尼崎市のプラズマパネル工場と姫路市の液晶工場に2010年度末までに総額4000億円を投じた。
このころの日本の電機業界には「パネル至上主義」とも言える高揚感が漂っていた。

ある企業はそれを「製造業の国内回帰」と呼び、別の企業は「ブラックボックス戦略」と呼んだ。
自動車も電機も海外生産が主流になり、日本で作って輸出する「モノ」がどんどん減っていく。
そんな中、世界市場で競争力を持つパネル産業の勃興は「国産品で世界と戦う」という往年の必勝パターンの復活を思わせたのだ。
だが、日本の電機各社がパネル至上主義にのめり込んでいったそのころ、米国はまるで違う方向に動き出していた。

シャープが堺工場の建設を決めた2007年は、
米インターネット検索大手のグーグルがスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向け基本ソフト「アンドロイド」を公開した年である。
すでに米アップルのスマホ「iPhone」は大人気を博していたが、アンドロイドというライバルの出現でスマホ市場は爆発的な拡大を始めた。
それより少し前の2006年秋にはSNS(交流サイト)の米フェイスブックが一般向けサービスを開始している。
人々の余暇の過ごし方は「居間でテレビを見る」から「スマホで仲間と交流する」に変わった。
この変化がテレビから「茶の間の王様」の地位を奪った。
王様の地位を追われたテレビは年率3割の価格下落が続き、今や40インチの液晶テレビが3万円台で売られている。
「1インチ1万円が勝負どころ」と言われていたパネル事業は「1インチ1000円割れ」の惨状だ。

日本のテレビメーカーは韓国メーカーに敗れたとされるが、日本の家電量販店に韓国メーカーの製品はほとんど並んでいない。
海外では韓国勢が世界市場を制覇したが、先頭に立つサムスン電子ですらパネル事業では利益が出なくなってきた。
日本はパネル戦争で韓国に敗れたというのは近視眼的な見方であり、大局では米国発のネット革命に足元をすくわれたのではないだろうか……。
スマホの付属品であるイヤホンで3万円の高級品が売れている。
情報を取り込むメーンゲートはテレビからスマホに移り、消費者はメーンゲートであるスマホには出費を惜しまない。
一方でサブゲートに転落したテレビは「とりあえず映ればいい」と考えている。テレビの急激な値崩れはその証左ではないか。

戸部良一、野中郁次郎ら複数の政治、経営学者の共著による「失敗の本質」(1984年)という本がある。副題は「日本軍の組織論的研究」。
第2次世界大戦における日本軍の組織や意思決定プロセスを細かく分析している。
この本が日本の敗因の1つと指摘するのが海軍の「艦隊決戦主義」だ。
巨砲を積んだ戦艦を中心とする艦隊が正面から向き合って雌雄を決する戦い方である。
日本の海軍はそれを目指して装備を調え、戦略を練った。
日露戦争における日本海海戦での成功体験がこの考え方につながったと著者たちは指摘している。
敗色濃厚な中で、起死回生を目指して建造されたのが46センチの主砲を持つ戦艦「大和」と「武蔵」である。
しかし艦隊決戦思想の結晶といえる大和と武蔵は、自慢の巨砲の威力を発揮することなく撃沈された。
米国は小回りのきかない巨大戦艦を見限り、より機動的な戦闘機と航空母艦を戦略の中心に据えていた。
巨艦を作ることより、レーダーの性能を高め、暗号を解読することに力を注いだ。
日本が望んだ「艦隊決戦」の機会はついに訪れなかった。


「ニッポン製造業の復活」をかけて作られたシャープの堺工場とパナソニックの尼崎工場では、
新鋭ラインを存分に操業させる前に、拠点集約や生産品目の変更が始まった。
厳しく見れば「巨大工場決戦主義」そのものがアナクロニズムだったのかもしれない。
アップル、グーグル、フェイスブックが仕掛けてきた「新しい戦い」に応戦できる企業は、まだこの国に生まれていない。

今になってみればエコポイントも3Dも徒花だったか・・・・。
完全にコモディティー化してしまったTV事業。あまり革新する要素もなさそうだが・・・。

雇用:10年春新卒者、半数以上就職できずまたは早期離職

2012-03-20 10:07:07 | Weblog
10年春に学校を卒業した人のうち、就職できなかったり、就職から3年以内に退職する人の割合が、
大学・専門学校生で52%、高卒で68%(いずれも中退者を含む)に上ることが、
内閣府が19日に公表した推計で分かった。政府は、若者の雇用が予想以上に
悪化しているとして、就職の「ミスマッチ(求職者と雇用者の意識の食い違い)」対策などを急ぐため、
近く有識者による組織を設置し、6月をめどに就職支援の拡充策をまとめる。

 推計は、全国すべての学校の就職状況をまとめた文部科学省の統計や
雇用保険の加入状況を基に初めて算出した。厚生労働省と文科省が
10年5月に発表した同年春卒業者の就職内定率は、大卒91.8%、
専門学校卒87.4%、高卒93.9%。両省が、全国の学校の一部を抽出して調査した。
今回の推計は、調査範囲が広く、早期離職(就職から3年以内に退職)の影響なども
加味しており、若年雇用の実態をより正確に反映していると言えそうだ。

>>2へ続く

毎日新聞 2012年3月19日 21時27分(最終更新 3月20日 0時36分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120320k0000m010058000c.html


 推計によると、大学・専門学校卒では、大学院などへの進学を除いた77万6000人のうち、
約7割の56万9000人が10年春に就職した。しかし、このうち19万9000人が3年以内に離職。
卒業後、無職・アルバイトなどの人(14万人)と、同年春卒業予定で中退(6万7000人)を加えると、
無職か安定した職に就いていないとみられる人は40万6000人に上り、全体の52%を占める。

 また、高卒(115万人)で進学しなかった35万人のうち、18万6000人は就職したものの、
7万5000人が離職。継続して雇用されている人は11万1000人と、全体の32%にとどまる。
卒業後ずっと無職かアルバイトなどで生計を立てている人が10万7000人おり、
中退も含めて全体の68%が正規の雇用ではないようだ。中卒で進学しなかった1万9000人のうち、
就職できたのは5000人。しかし、うち3000人が離職したため、
安定した職を得られていない人は89%に上ると推計した。

 推計は19日、野田佳彦首相が主宰する「雇用戦略対話」で報告された。首相は
「より効果があるためにはどうしたらいいか。(現行の)制度を名前を変えただけではダメだ」
と述べ、従来の若年雇用対策の練り直しを指示した。

 調査を行った内閣府は、学生が自らの適性や就きたい職業を十分に検討しないまま
就職しているなどの課題を指摘した。在学中に実際の職場で就労体験をする
「インターンシップ」が普及していないことや、学生の大企業志向が強いため、
採用意欲が旺盛な中小企業との「ミスマッチ」が生じていることが、
離職者や正規雇用の少なさの一因と分析している。【宮島寛】

(おわり)


すぐやめる人間が多すぎる。欧米並の若年失業率になるのも遠い将来の話ではないのかも・・・。
いよいよ見通し暗いな・・。

教員養成の修士レベル化を 中教審作業グループが提言

2012-03-19 07:04:08 | Weblog
教員養成や研修の見直しを検討してきた中央教育審議会特別部会の作業グループは16日、
現在は大学4年間で教職課程を履修すれば取得できる教員免許を大学院修了レベルの資格にするよう求める提言をまとめた。
ただ制度化の時期のめどは示さず、受け皿となる教職大学院を全都道府県に設置するよう求めた。
特別部会が4月に審議を再開し、夏をめどに文部科学大臣に答申する。

 昨年1月に特別部会がまとめた審議経過報告を踏襲。教員免許を学部4年で取得できる「基礎免許状」、
大学院で1~2年程度の修士レベル課程を終えた教員に与える「一般免許状」、
学校経営など特定分野で高い専門性を身に付けた教員に与える「専門免許状」の3段階にする。

 教員養成の修士レベル化を進めるため、受け皿として教職大学院の活用を提唱。
現在は20都道府県にしかない同大学院を残りの府県にも設置するよう求めた。
国立大大学院の教育学研究科などを教職大学院に衣替えする案を示した。

 一方、教員免許更新制の見直しや複数の学校種をまとめた免許状の創設、
教員資格の国家試験化などは今後の検討課題として先送りした。
免許の3段階化などは法改正が必要だが、実現には課題が多く、曲折が予想されている。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E4E2E6E08DE3E4E2E1E0E2E3E09180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195581008122009000000;av=ALL

 意図はわかる。特に高校などの教育では重要かも。
ただ、2年学ぶ期間が増えるというのは少々負担が大きいのでは??

野田内閣支持34.2% 不支持60.2% 次期衆院選投票先 民主13.8% 自民25.6%

2012-03-18 09:55:06 | Weblog
(3月15日調査・3月18日放送/フジテレビ)
【問1】あなたは次の衆院選でどの党の候補に投票したいですか。
民主党 13.8%(↓) たちあがれ日本 0.8%(―)
自民党 25.6%(↑) 新党改革 0.0%(―)
公明党 3.6%(↑) 新党きづな 0.0%(―)
共産党 2.0%(↓) 新党大地・真民主 0.0%(―)
社民党 0.6%(↓) 無所属・その他 3.0%
国民新党 0.6%(↑) 棄権する 2.4%
新党日本 0.0%(―) (まだきめていない) 44.2%
みんなの党 3.4%(↓)
【問2】あなたは野田内閣を支持しますか。
支持する 34.2% 支持しない 60.2% (その他・わからない) 5.6%
【問3】政府は消費税率を2014年に8%、2015年に10%とする増税を柱とした消費増税関連法案を今月中に国会に提出する方針です。今回の増税方針についてどう考えますか。
賛成 11.0% どちらかといえば賛成 30.4% どちらかといえば反対 27.8% 反対 29.8% (その他・わからない) 1.0%
【問4】社会保障システム維持や財政再建のために、消費税率を何%までなら引き上げても良いと考えますか。
現行の5% 31.2%
10% 50.6%
15% 9.8%
20% 2.0%
25% 0.6%
25%超 0.6%
(その他・わからない) 5.2%
【問5】あなたは、今後どんな政権の形に期待しますか。
民主党政権。または民主を中心にした連立政権 13.0%
自民党政権。または自民を中心とした連立政権 24.6%
民主・自民の大連立政権 15.0%
既成政党が分裂・政界再編した新たな枠組みの政権 19.6%
第三極と言われる新党を中心にした政権 18.4%
(その他・わからない) 9.4%
首都圏の成人男女500人を対象に電話調査
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/chousa.html

正直、次の衆院選での民主の与党陥落はほぼ規定路線??
政権が安定しないなー。


】「昔は仕事が終わったら飲みに行くのが当たり前だったのに」・・・若者の酒離れ

2012-03-17 11:19:02 | Weblog
日本では1990年代半ばをピークに、お酒の消費量がジワジワ減少しています。
その最大の理由は、若者が外でお酒を飲まなくなったからだとか。

確かに昔の人たちのように仕事が終わったら飲みに行くのが当たり前、という習慣は今の若い人にはありません。
こういった“飲みニケーション”のわずらわしさに加え、お酒そのものにおいしさを感じられないというのも、その理由でしょう。
流通ジャーナリストの金子哲雄さんに、そんな最近の若者のお酒事情と、オススメの外飲みを聞きました。
最近の傾向としては、お酒のソフトドリンク化が進んでいますね。
お酒に弱い男子が増えて、アルコール度数の高い商品は敬遠されるようになってしまいました。
ビールや焼酎、ワイン、日本酒の売り上げが伸びていない半面、カクテル系や低アルコール&微炭酸飲料が人気です。
ジュースみたいなお酒が増えたことで、20代の酒離れにやや歯止めがかかる兆しは見えますが、
やはり若者が以前よりお酒を飲まなくなっているのは事実でしょう。
実際に居酒屋メニューの値段がこれだけ下がっても、若者は外飲みしません。
彼らはおなかはいっぱいで、ノドも渇いていませんから。昔みたいに合コンや飲み会をする人も少ない。

つまり、若者が欲をなくしてしまったんです。今はアダルトDVDやゲームが普及し、疑似恋愛で十分満足できる時代になりました。
その結果、男子たちは、フラれるリスクを負ってまで告白しようとはしなくなった。
だから、女のコと飲み会をしないし、デートもしない。総じて欲のない社会になり、それがお酒離れにつながっているのだと思います。
そう考えると一番悪いのは、かわいいコがAVに出すぎなことなんですよ!

さらに「3・11」以降は家族の“絆”志向が強くなり、外食産業はかなり苦しんでいます。
特に影響が顕著なのは居酒屋チェーンで、売り上げが2割くらい減っているみたいですね。

http://wpb.shueisha.co.jp/2012/03/15/10265/

なんだこのオチは・・・。
しかし、実際そう頻繁に呑みにいくにはそれなりに所得も必要である。

ついに非常勤教職員ストへ 教職員組合、松井知事と橋下市長に通告…

2012-03-16 06:28:58 | Weblog
大阪府の松井一郎知事と大阪市の橋下徹市長が成立を目指す教育関連条例案や職員基本条例案など
について、全労協傘下の教職員組合「大阪教育合同労働組合」(教育合同)は15日、非常勤教職員の
労働条件悪化につながる恐れがあるのに明確な説明がないとして、松井知事と橋下市長に対し、
16日に非常勤教職員の組合員による終日ストを行うと通告した。

 地方公務員法による公務員のスト制限の適用外となる大阪府立・市立学校の非常勤教職員15人が
対象。府教委によると、府内での非常勤教職員のストは、平成20年7月に当時の橋下知事が打ち出した
一部職員の解雇方針などに反対し、教育合同が実施して以来、約4年ぶりとなる。

 一方、大阪全労協や大阪労連など在阪労組7団体は、橋下市長に対し、両条例案の撤回や、
組合活動などに関する職員アンケートの回収データ破棄、市庁舎からの組合事務所の退去要請撤回などを
求める申し入れ書を16日に提出すると発表した。連合系や無所属の組合も含め、全国で400以上の
組合が賛同しているという。

▽産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120315/lcl12031520200002-n1.htm

どういう対立構造かよくわからんが、左翼系の教職員も少々どうかと思うが・・・。

ゴールドマン・サックス社員、「有害かつ破壊的な」社風を批判

2012-03-15 06:53:38 | Weblog
米ゴールドマン・サックス・グループを退社する社員が、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)への寄稿で「有害かつ破壊的な」社風を公に批判した。
同社の中からここまであからさまな批判が上がったのはこれが初めて。
NYTに意見を寄せたのはグレッグ・スミス氏。
同紙によれば、ゴールドマンのエグゼクティブディレクターで欧州での米国株デリバティブ(金融派生商品)事業の責任者。
12年勤めた同社を14日を最後に退社する同氏は、社風の変化はロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)やゲーリー・コーン社長に責任があると指摘した。
エグゼクティブディレクターは同社で最高の幹部クラスを意味するマネジングディレクターやパートナーよりは下の位置づけ。
スタンフォード大学出身のスミス氏は寄稿で、
「デリバティブ販売の会議に出席しても、顧客をどのように手助けできるのかという質問をする時間が1分たりともない」とし、
「顧客からいかにどれだけ多くの金をもうけられるかということにのみ集中する会議だ」と批判した。
ゴールドマンに対しては、金融危機を引き起こしながら顧客の負担でもうけているという批判が政界や世間から上がっており、これに社内からの攻撃が加わった格好だ。
ロンドンの人材あっせん会社パーセルの創業者ジョン・パーセル氏は「これは明らかにゴールドマンにとって痛手だろう」と述べ、
「心の内をさらけ出した寄稿だ。ひょっとしたら、生涯に必要な資金を既に稼いでしまったので、金融機関に再び雇ってもらわなくても構わないのかもしれない。
 教職など全く別の世界で働くのではないか」と話した。

ゴールドマンは反論
ブルームバーグ・ニュースはスミス氏の携帯電話に連絡を試みたが、これまでのところ返答はない。
ゴールドマンは同氏の批判に反論。
「当社の見方では、顧客が成功して初めてわれわれも成功する。この基本的な真実が当社の経営の根幹にある」とするコメントを発表した。
しかしスミス氏は「顧客から金をむしり取ることを無情に話している状況は気分が悪くなる」とも記し、
「過去12カ月で5人のマネジングディレクターが自分の顧客を『操り人形』と社内メールなどで呼んでいるのを目にした」と明らかにしている。
同氏はまた、ゴールドマンが手放したい金融商品を売りつけるなどの方法で金を稼いだ社員を昇格させる同社の経営陣も批判。
社員がいかに優秀でも、顧客はゴールドマンを信頼できなくなれば取引をやめるだろうと警告した。
「社風は常にゴールドマンの成功を支える重要な部分だった。
 チームワークや誠実さ、謙遜の精神、そして常に顧客のために働くということを中心に成り立つ文化だった。
 金をもうけるということだけではなかった。それだけでは会社は長く続かない。
 社内の誇りや信念に支えられた社風だったはずだが、残念なことに、今は働きがいをもたらしてくれた社風はかけらも見えない」とも記している。

ソース:Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0VJOS6JIJUS01.html

ここ数年の投資銀行はやり過ぎだったろう。ボーナス含めて数十億円の報酬など
いつまでもつd

】「テレビがつまらない理由」…1位の18%が「韓流ばかり」と回答

2012-03-14 06:48:00 | Weblog
テレビ離れ進んでいると言われて久しいが、投票サイト『センタク』で「テレビが、
つまらない理由は?」という質問がされている。

 3月6日に始まった同投票だが、3月13日15時40分現在で、293票が寄せられており1位の理由が
18.4%で「韓流ばかり」(54票)というもの。

 2位16.4%で「全てがゴリ押しにしか見れなくなった」(48票)、3位に9.2%で「お笑い
芸人が多すぎる」(27票)と続く。

 テレビ離れの理由としてインターネットの普及や録画機器の発達などもその理由としても挙がるが、
「ネットサーフィンの方が楽しい」「地デジが著作権やらいろいろで録画が不便過ぎる」を理由として
挙げた人はそれぞれ0.3%(1票)だった。

 また「制作費の不足」や「規制が厳しくなったから」など制約を理由として挙げる人も、
「制作費の不足」が1.4%(4票)、「規制が厳しくなったから」が1%(3票)と少数意見に留まっている。

 なお同投票は2012年8月31日23時59分まで行われる予定。

ソース:http://news.ameba.jp/20120313-929/

そうは言ってもTVを見ている人がまだまだ多いのも事実。
韓流は好き嫌いが大きいだろうから専門チャンネルでも作ったらどやねん??

】「PSヴィータ(Vita)」苦戦 人気ソフト不在…価格見直しもありえる?[

2012-03-13 07:00:47 | Weblog
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120312/bsb1203120501000-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120312/bsb1203120501000-n2.htm

昨年末に発売されたソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型ゲーム機、
「プレイステーションVita(PSヴィータ)」の販売が伸び悩んでいる。
人気ソフトの不足などで、直近では先代機の「プレイステーションポータブル(PSP)」の
販売台数すら下回っている。
ヴィータはソニー本体が掲げる「ネットワーク戦略」を加速する新製品として期待されていた
だけにスタートダッシュでのつまずきはグループ全体の戦略にも影響を与えかねない。
巻き返しのため、値下げなどの価格政策に踏み込む必要性も出てきそうだ。

ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京)によると、昨年12月17日の発売日から
2月4日(発売第12週)までのヴィータの国内販売台数は58万7000台。
同じ発売後12週目までの国内販売台数を比較すると、先代の「プレイステーション・
ポータブル(PSP)」(89万7000台)や任天堂の「ニンテンドー3DS」
(99万2000台)に比べて出遅れている。
しかも、2月単月の国内販売台数は4万8000台まで落ち込み、小型機種を発売してから
2年以上たつPSPの6万3000台すら下回る。
2月初旬、平井一夫次期社長兼CEO(最高経営責任者)はインタビューで、
「ヴィータは順調な滑り出しだと認識している」としたが、実態は順調とはいえないようだ。

携帯電話の3G(第3世代)回線を利用した通信機能や、つまんだりはじいたりする
直感的な操作方法で鳴り物入りのデビューを果たしたヴィータは、ソニーグループが力を入れる
映像や音楽、電子書籍などの配信サービスの浮沈を占う試金石ともいわれる。
その戦略商品が不振にあえぐ最大の原因は、人気ソフトの不在だ。
2月の機種別ソフト販売本数は、3DS向けの65万6500本に対し、ヴィータ向けは
わずか12万2600本にとどまる。ヴィータは発売と同時に20タイトル以上をラインアップ
したが、この中から“キラーソフト”となる人気タイトルは生まれず、ハードの普及につながって
いない。

2月22日に販売を始めた欧米でもヴィータは苦戦を強いられている。
SCEによると、2月末に世界販売台数が120万台を突破したが、内訳は日本とアジアが
50%強で、米国と欧州でそれぞれ約25%程度。3DSが欧米で発売してから約1週間で、
国内の1カ月分以上を販売したことを考えれば、出遅れ感が目立つ。

ライバルの3DSは、発売半年たたないうちに1万円の大幅値下げを断行したほか、
年末商戦に合わせて人気タイトルを相次いで投入したこともあって、今年3月末までの1年間の
世界累計販売台数が1600万台に達する見通しだ。
ソニー陣営もヴィータ(2万4980円と2万9980円)向けに早急なキラーソフトの投入や
価格見直しなどのてこ入れ策を求められている。

-以上です-
ソニー http://www.sony.co.jp/
株価 http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=6758

ただでさえ。携帯ゲームに押されて劣勢な専用機。
価格とソフトをなんとかしないと・・・。

プーチンも本気!「シベリア鉄道北海道延伸」わが計画

2012-03-11 22:06:44 | Weblog
プーチン、欧州……世界中が大絶賛!

「シベリア鉄道北海道延伸」に向けて、とうとう世界が動き始めた。

ロシアのプーチン首相は15日、大統領選を控えて国民と行ったテレビ会見で、極東のタタ
ール海峡(間宮海峡)に架橋して本土からサハリンへ鉄道を通す計画に関し「(サハリン
から)日本までトンネルを建設することも可能で、われわれは検討中だ」と語った。

サハリンへの架橋は経済面で「重要な計画」と指摘。その上で、計画は「シベリア鉄道を
日本の貨物で満載することにつながる」と期待感を示し、日ロ間をトンネルでつなげる
構想に言及した。(モスクワ時事 2011年12月16日0時30分配信)

この連載「リーダーの掟」で以前掲載した「シベリア鉄道北海道延伸」私案(プレジデント
11年11月14日号)をご記憶だろうか。もし、その記事を覚えている方がいれば、前述の
ニュースを目にしてさぞかし驚かれたことだろう。私は、その記事のなかで、

私の残りの人生のすべてをかけて実現させようと考えている「飯島プラン」を明かそうと
思う。それは、シベリア鉄道を北海道まで延伸させる事業である。もし実現すれば、停滞
する日本の経済を大きく変える起爆剤となる。(中略)私は評論家ではない。この「飯島
プラン」を机上の空論で終わらせるつもりはまったくない。

と、述べた。プレジデントでこの記事が掲載されるとき、私はプーチン側近に、この記事
の内容について事前連絡をしていた。そして、プレジデントの発売後、記事がきわめて
大きな反響を呼んだことから、東京で側近とこの計画に関して意見交換をしたのだ。そして
、12月15日、プーチンが大統領選挙に向けて行った、きわめて重要なテレビ会見で、この
計画への言及があった。プーチンは、慎重に言葉を選びながらも、(インテリジェンス用
語で)「打ち返し」をしたのだ。

このモスクワ時事には、詳細が述べられていないが、インターネットサイト「THE VOICE
OF RUSSIA」には、テレビ会見のプーチン発言の詳細が掲載されている。

「日本へのトンネルを建設する可能性についても考えることができる(中略)重要かつ
良いプロジェクトだ。(プロジェクトの収益性に関して)経済性を計算する必要がある
(中略)。われわれがもしそれを現実のものとすれば、シベリア横断鉄道やバム鉄道を
本格的に十分利用できるようになる。日本からの荷の積み替えを組織できるし、トンネル
を使ってのものも含め、日本への直接輸送もできるからだ。われわれは日本側とこの件に
ついて討議している。これは、わが国が持つ中継輸送力利用の可能性を本質的な形で高め
るほどの、壮大なプロジェクトである」

■TGVはモスクワに。新幹線をパリへ

このテレビ会見が行われた直後、私はパリに向かった。12月18日、フランスの運輸大臣と
私は会食をしたのだが、そのときもこのプーチンのテレビ会見が話題になった。フランス
の運輸関係者は一様に驚きを見せていたが、運輸大臣とのやりとりが印象に残っている。

ソース:PRESIDENT Online
http://president.jp/articles/-/5682

単なる外交辞令か?それとも多少とも本気か??
大土木工事であるが、ある意味夢もある??