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料理の戦略、勘よりデータ…すかいらーくがビッグデータをフル活用、「休眠顧客」が3割以上

2014-06-08 09:57:51 | Weblog
ファミリーレストランのすかいらーくがビッグデータをフル活用している。

 展開するガストの過去の購買履歴を分析すると、「若者はハンバーグ、シニア層は和食」とは言い切れず、シニア層もハンバーグを
注文していることが浮かび上がった。人気メニューの「チーズINハンバーグ」は他の商品より数割もリピート率が高く、幅広い層が
支持する看板商品であることもはっきりした。

 消費増税前の駆け込み消費の反動で、顧客の懐具合は厳しいに違いない。そこで増税後の4月、ガストはこの看板メニューを100円
引きの399円にする11日間限定のキャンペーンを実施した。

 効果はてきめんだった。1年以上足を運ばなかった「休眠顧客」が3割以上やってきた。「お客様を引っ張り出すことに成功しました」。
社長の谷真は言う。

 最大公約数的な商品を低価格にして顧客をひきつけ、次はステーキで客単価を上げる。4月下旬から約1カ月続けたステーキの
キャンペーンでは、中年男性には鉄板に乗ったステーキ、中年女性には白い皿に盛ったピラフとステーキのメニューが受けると
見込んだ。女性客がピラフを好むとデータが示していた。客層ごとに最も食べてもらえそうなメニューを作ったところ狙い通りになった。

 12の店で店長をしてきた現場上がりの谷は「勘と経験だけでは通用しない。これからはデータとサイエンスの時代」と言う。若い頃、
任された店の不振究明にまごついた。レジを閉めた深夜、一枚一枚伝票をめくったがわからない。「それが今は一瞬でわかる。
対策が打てる」

 谷の懐刀としてデータ戦略を担うのは昨年秋、ゲームのグリーから転職してきた神谷勇樹だ。グリーではビッグデータ分析を担当。
ゲーム画面のどこでユーザーがあきらめたか調査し、日々「カイゼンに次ぐカイゼン」(神谷)で売り上げ増に貢献した。

ソース(朝日新聞) http://www.asahi.com/articles/ASG6765H9G67UHBI01H.html?ref=rss
写真=ビッグデータを解析し、開発されたハンバーグの新メニュー(手前)。鉄板(奥)を白い皿に変えたりベーコンを除いたり、改良を加えた
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20140605005626_comm.jpg
写真=すかいらーくインサイト戦略グループの神谷勇樹ディレクター
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20140605005621_comm.jpg

勘と経験とビッグデータ等のサイエンス系テクノロジー?は対立するものではなく
補完しあうものだと思うのでが・・・。
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