日本語ブームを巻き起こした「声に出して読みたい日本語」などで知られる中堅出版社の
草思社(東京都文京区、木谷東男社長)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
負債総額は22億4789万円。複数の企業が支援を表明しており、事業は継続する方針。
出版市場は90年代半ばから縮小を続けており、多くのベストセラーを生み出してきた
中堅出版社の民事再生法申請は、出版不況の象徴といえそうだ。
同社によると、長引く出版不況で売り上げが低迷し、有利子負債が経営を圧迫、
支援企業の下で再建を目指すことにした。店頭で書籍は購入できるという。2月中をメドに
再建計画を詰め、3~4月に再スタートを切りたいという。同社の出版事業は最盛期の97年には
31億9000万円の売り上げがあったが、昨年は13億6000万円に落ち込んでいた。
草思社は68年創立。個性的なネーミングで知られ、「間違いだらけのクルマ選び」を始め、
「清貧の思想」「平気でうそをつく人たち」「他人をほめる人、けなす人」などのベストセラーを
生み出してきた。
堅実な経営で知られた出版社の再生法申請に、業界の衝撃は大きい。出版ニュース社によると、
06年の書籍の実売金額は96年から900億円減の1兆円程度に落ち込み、返品率は40%程度で
高止まりしている。業界関係者は「草思社はベストセラーを出す力がある出版社。出版不況も
ここまで来たかという思いだ」と衝撃を受けている。
http://www.asahi.com/business/update/0109/TKY200801090298.html
草思社
http://www.soshisha.com/
草思社の本は時折買っているだけに少々驚き。大規模な本屋がよくできていることを考えるとそれほど出版業界が不況には思えないが、実際には追い込まれているんだな・・・。
草思社(東京都文京区、木谷東男社長)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
負債総額は22億4789万円。複数の企業が支援を表明しており、事業は継続する方針。
出版市場は90年代半ばから縮小を続けており、多くのベストセラーを生み出してきた
中堅出版社の民事再生法申請は、出版不況の象徴といえそうだ。
同社によると、長引く出版不況で売り上げが低迷し、有利子負債が経営を圧迫、
支援企業の下で再建を目指すことにした。店頭で書籍は購入できるという。2月中をメドに
再建計画を詰め、3~4月に再スタートを切りたいという。同社の出版事業は最盛期の97年には
31億9000万円の売り上げがあったが、昨年は13億6000万円に落ち込んでいた。
草思社は68年創立。個性的なネーミングで知られ、「間違いだらけのクルマ選び」を始め、
「清貧の思想」「平気でうそをつく人たち」「他人をほめる人、けなす人」などのベストセラーを
生み出してきた。
堅実な経営で知られた出版社の再生法申請に、業界の衝撃は大きい。出版ニュース社によると、
06年の書籍の実売金額は96年から900億円減の1兆円程度に落ち込み、返品率は40%程度で
高止まりしている。業界関係者は「草思社はベストセラーを出す力がある出版社。出版不況も
ここまで来たかという思いだ」と衝撃を受けている。
http://www.asahi.com/business/update/0109/TKY200801090298.html
草思社
http://www.soshisha.com/
草思社の本は時折買っているだけに少々驚き。大規模な本屋がよくできていることを考えるとそれほど出版業界が不況には思えないが、実際には追い込まれているんだな・・・。
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