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昨年の学生・生徒自殺が1千人突破 「就職失敗」理由急増--心のケアに力を入れる大学も増加

2012-06-12 07:02:41 | Weblog
平成23年の自殺者は3万651人と、10年以来初めて3万1千人を下回ったが、
一方で就職活動の失敗を苦に10~20代の若者が自殺するケースが目立っている
ことが8日、政府が公表した24年版「自殺対策白書」で明らかになった。

白書によると、23年の大学生などの自殺は、前年比101人増の1029人で、
調査を開始した昭和53年以来初めて千人を突破した。内閣府は「雇用情勢の悪化」を
一因に挙げている。警察庁の統計では、「就職失敗」による10~20代の自殺者数は
平成19年の60人から23年は150人にまで増加している。

大学新卒者の就職率(4月1日現在)は過去最低だった23年の91・0%から24年は
93・6%と4年ぶりに上昇したが「改善とまではいえない。実際に80社以上申し込ん
でも内定が得られないという学生もいる」(大学関係者)。

全国自死遺族総合支援センターの杉本脩子代表は「何度も落ちることで次第に追い込まれ、
『自分には価値がないのではないか』と孤立感を深めていくのでは」と分析する。

このため心のケアに力を入れる大学も増えている。

千葉県内の私立大の就職課は、リクルートスーツ姿の学生が目立ち始める1~4月、
学生らの「表情」を気にし始めるという。「学生が企業と接触し始めるのがこの時期。
厳しい質問に面食らい、ふさぎこむ学生も多いので積極的に声をかけて励ましている」
(担当者)。都内の中堅大学では昨年から就職部のスタッフらが4年生全員と面談を実施。
「マイナス思考になりがちな学生には、違った見方もあることを伝え、気持ちが前向きに
なるよう丁寧にアドバイスをしていく」という。

厚生労働省も全国57カ所の「新卒応援ハローワーク」で、内定のないまま卒業した
学生のケアを行っている。同省は「顔を見せなくなれば、電話やメールで就職活動再開
を促している。学生に寄り添う型の支援がますます重要になってくる」としている。

◎内閣府--自殺対策白書
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/index-w.html

若年の失業率がそこまでひどくない日本でもこんなんだから半分は失業している状態の南欧はどうなんだ??
やはり、希望が持てなくなった世の中に絶望してしまっている??

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