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ライブドア]買収工作をメールで指示

2006-01-22 11:26:37 | Weblog
[ライブドア]買収工作をメールで指示
 証券取引法違反容疑で強制捜査を受けたライブドア(東京都港区)財務担当の宮内亮治取締役(38)が、2社の買収を公表(03年)する数カ月前、買収先に「投資組合を通じて買収代金を払う」と記載した電子メールを送っていたことが分かった。取引は表面上、ライブドアが2社を買収した組合と株式交換して傘下に入れる形だが、メールの内容は、ライブドアと組合が一体だったことを示す。本来は必要のない株式交換後、組合が株を売り抜けてライブドアに売却益が還流しており、宮内取締役が同社の「錬金術」を主導した疑いがいっそう強まった。

 東京地検特捜部もこうしたメールの内容を入手しており、20日午後、宮内取締役や「ライブドアファイナンス」(港区)役員らの一斉聴取に乗り出した。不透明な企業買収の実態や、堀江貴文社長(33)の関与などについて追及したとみられる。


 関係者によると、メールは宮内取締役が携帯電話販売会社「クラサワコミュニケーションズ」(中央区、現ライブドアモバイル)の役員(当時)あてに送信したもの。


 クラサワの買収は、いったん「M&Aチャレンジャー1号投資事業組合」がクラサワの全株式を現金で買い取った後、04年3月15日、ライブドアが発行する9134株余の新株とクラサワ株を組合と交換する手法だった。表面上、組合とグループは無関係だった。


 しかし、メールは買収を公表した03年11月19日の数カ月前で、この時点で既に、ライブドアがクラサワを買収済みだったことを前提に「買収の代金は(ライブドアが)投資組合を通じて(現金で)支払う」という内容だった。特捜部は、ライブドアと組合との一体性を容疑の核心とみており、ライブドアによるクラサワ買収が完了していたのに、堀江社長や宮内取締役らが公表を遅らせた疑いを強めている。


 ライブドアグループの企業買収に絡む投資事業組合は他に二つあり、株式交換によって得たグループの新株を売却し、約95億円の利益がグループに還流したことが判明している。特捜部はこの実態を解明するため、宮内取締役のほか、不正経理の実行部隊とされる「ファイナンス事業本部」の関係者を含め、任意聴取を数日間続行するものとみられる。

ライブドアの不正疑惑をライブドアが報じる不思議・・・。それにしても、ライブドアはぎりぎりのところで勝負していたであろうから、こういったきな臭い話が出てくるのは自明とも思える。そこをマスコミが寄ってたかって報道している状態は少々怖い気もする。


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