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「レクサスはつまらん」 ベンツ、BMWとの“ブランド格差”埋まらず…「大衆車トヨタ」の限界

2013-10-23 06:16:05 | Weblog
平成元(1989)年に米国で売り出されたレクサス。12年から11年連続で米高級車市場で
シェア1位を獲得するなど、一定の評価を得てきた。米市場での成功をひっさげ、17年に日本に
逆上陸したが、昨年の国内販売実績は4万4千台(前年比3%増)。知名度は確実に浸透しつつも、
メルセデス・ベンツの独ダイムラー、独BMWという高級車2強の牙城を崩すことはできていない。

◆日本、中国で苦戦するレクサス
 日本だけでなく、欧州や中国でも苦戦。ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹アナリストは
「中国ではドイツ車は高くて購入できないが、レクサスならばなんとか購入できるというのが購入
動機。高級イメージとはほど遠い」と指摘する。

 唯一成功している米国でも「静粛性」「低価格」というジャンルを確立したことで名声を高めたが、
レクサスインターナショナルのプレジデントで、トヨタ専務役員の伊勢清貴は「米国は『良いものを
良い』として買う市場。だから、われわれも受け入れられた」と分析する。つまり、米国がブランド
よりも実用性を重視する独特の文化圏だったから高級車市場で評価されたというわけだ。

◆トヨタの高級車は「つまらない」
 壊れにくい大衆車-。これがトヨタ自動車の得てきた名声である。

 大衆車が発祥のトヨタに対し、メルセデス・ベンツの独ダイムラー、BMWは高級車から始まり、
それが原点となっている。これこそがドイツ勢とトヨタの高級車ブランド「レクサス」のブランド力の差なのだ。

 「ドイツ勢が変わらない高級感を打ち出せば『ぶれない』と評価される。
しかし、レクサスは『つまらない』となる」。トヨタの幹部はこう嘆く。

 フロントに台形を組み合わせたような「スピンドルグリル」をレクサス全車種に昨年来、採用し始め、
力強さを前面に打ち出したのも「個性を鮮明にして、ブランド埋没を防ぐ」(福市得雄専務役員)という
危機感にほかならない。(抜粋)

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131021/wec13102107000001-n1.htm

そのクルマやブランドが持つ歴史や文化が人を購買に走らせるのがブランド力のようなものだとすると
欧州勢に追いつくのはまだ当分先では。
金になるならないは別としてF1を長らくやるとかそういう背景もないとね。

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