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追い込まれるフェリー業界…「国の失策」との批判も

2010-02-14 11:21:18 | Weblog
長期にわたって不振にあえいだフェリーの高松―宇野(岡山県玉野市)航路は12日、
高速道路料金割引という「最後の一押し」(四国フェリーの堀川智司専務)で、廃止の決断に追い込まれた。

国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、
海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。

日本旅客船協会によると、宇高航路の廃止で、瀬戸内では昨年3月からわずか1年足らずの間に
6社7航路が撤退に追い込まれたことになるという。

宇高航路は、1988年の瀬戸大橋開通で減便を強いられ、その後も利用客の減少に苦しんできた。
2008年夏ごろまで燃料費が高騰、その後、世界的に不況となり、高速割引がとどめを刺した格好だ。

関西発着の旅客便を運航するフェリー会社の首脳も
「これは公正な競争ではない。経営努力を尽くして競い、敗れるのならまだしも現状はあまりに一方的」
と批判しており、国の交通政策の在り方が問われている。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20100213000084&ref=rss
関連スレ
【海運】瀬戸内フェリー『宇高航路』3月で幕--高速値下げ、経営直撃 [02/12]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1265965463/

橋がかかってクルマや鉄道が行き交うようになってしまうと船の定期航路は存続が厳しいのは自明の利。仮に1000円高速の実現がなかったにしてもやはり延命はきつかったに違いない。ただ、地域のインフラになっているものであれば補助金等出すかあるいは官営にしてしまうかないのでは??

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