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携帯会社、国内メーカー離れ スマホ普及で海外勢台頭

2011-10-15 09:51:50 | Weblog
スマートフォン(高機能携帯電話)が急速に普及するなか、携帯電話会社の国内メーカー離れが
顕著となっている。かつて携帯会社と電機メーカーは二人三脚で端末の開発に取り組み、
日本独自の機能を持つ「ガラパゴス携帯」を生み出したが、スマホの伸長とともに海外メーカー製品が台頭。
14日にはKDDI(au)が米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の販売を始め、
この流れはさらに加速する。主戦場の日本でさえ、国内メーカーは「立ち位置」を見失い始めた。

 「82%のお客さまから通信速度を満足してもらっている」

 9月末に開かれたauの冬モデル発表会。アイフォーン販売を公表する前のタイミングで、
KDDIの田中孝司社長が真っ先に挙げたのは台湾HTC製の「EVO 3D」だった。
夏モデルでは、シャープ製の「インフォバー」など国内製品を前面に押し出していたが、
一気に方向転換を図った形となった。

 HTCの販売シェアは日本では6位だが、世界だと2位。米グーグルの基本ソフト(OS)
「アンドロイド」を搭載した機種を大量投入し、グーグルブランドの端末も開発する親密な関係にある。
KDDI内にも「HTCとの関係が強くなってきたところなのに…」(幹部)と、
アイフォーンへの主役交代を戸惑う声も聞こえたほどだ。

 ■ KDDI“転身”

 KDDIの“転身”に象徴されるように、スマホのメーカー別シェアは海外メーカーが上位を占める。
市場調査会社BCNによると上位5社のうち3社が海外勢。機種別の1位は韓国サムスン電子製の
「ギャラクシーSII」、2位は「アイフォーン4」、3位は英ソニー・エリクソン製の「エクスペリア・アクロ」で、
6位までが海外勢だ。

(>>2へ続きます)

ソース:Sankei biz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111013/bsj1110130503003-n1.htm

関連スレ
【モバイル】スマートじゃないスマホ事業 (Sankei Biz 経済本部 芳賀由明)[11/10/12]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1318377547/

 NTTドコモも、次世代高速通信「LTE」に対応したサムスン製の端末など4機種を10月中旬に発表する予定。
富士通東芝モバイルなど国内製品も投入されるが、「どうしても脇役になる」(ドコモの幹部)。

 一方、ソフトバンクモバイルは9月の冬モデル発表会でシャープやパナソニックなど国内製品をアピールした。
ただ、アイフォーンだけに依存する経営戦略の転換を迫られるなかで、中国メーカーのファーウェイやZTE製品の
投入も進めるなど、「暗中模索している」(業界関係者)との見方も強い。

 ■ 世界標準に出遅れ

 なぜ、携帯会社は海外モデルを選ぶのか。OSのシェアで世界首位のアンドロイド端末ではサムスンやHTCが
開発段階からグーグルと連携し「開発スピードも速く、アンドロイドとの相性が格段に高い」(MM総研の横田英明研究部長)
のが理由の一つ。両社は米マイクロソフト(MS)のOS「ウィンドウズフォン」の端末も投入し、MSとの関係を築き始めている。

 スマホ投入が遅れた国内メーカーはグーグルとの関係は緊密とはいえず、ワンセグやおサイフケータイなど
「ガラパゴス機能」で差別化を図るのがやっと。開発資金も乏しく、「世界に打って出られる機種はない」(アナリスト)ため、
国内需要の奪い合いに終始している。

 もっとも、海外モデルの隆盛は携帯会社にも苦境をもたらしつつある。従来の携帯電話ではメーカーとともに、
ネット接続や音楽配信など独自のサービスを提供してきた。ただ、世界標準モデルのスマホでは対応にも限界があり、
「インフラの通信回線を提供するだけの『パイプ屋』に成り下がりかねない」(通信会社幹部)との懸念が強まっている。(森川潤)

(以上です)

スマートフォンの流れに乗り遅れたのは事実の日本メーカー。ガラケー的機能の温存を図るのではなく、バッテリーの持ちを
よくするとか、ソーシャルネットとの接続を円滑にするとかグローバル化の流れに乗らないとねえ・・・。

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