ニュース斜め読み

 巷間の話題をだらだら論評。

ビートたけし「今後テレビからネットに移行するタレントが続出する」「TVは予算も仕事もなくリストラの嵐

2010-01-01 23:36:18 | Weblog
たけしの恒例2010年こうなる大予言

【映画界】
 今の人は、劇場で映画を見ることと、家庭でDVD見ることとの違いに気づいてない。もしくは
違いに気づいても、その違いがどうでもよくなってるというね。映画はでかいスクリーンで、
フィルムで陰影がついて、グラデーションがちゃんとあって、サラウンドシステムで映画を
見るべきだって思うんだけどさ。テレビで見たら、画面に香りがないんだよね。一部の人に
とってはそんなのどうでもいいわけ。DVDで見て、ストーリーが分かればいいんだよ。

 確かに時間もないわけだし、レンタルでDVD借りて、自分の部屋で見ちゃいけねーって
理由はない。食べ物で言うと、ジャンクフードのハンバーガーでおいしいと思って、満足してる
ようなもんだけどね。もうちょっといい店でいいもん食わなきゃって欲望がなくなってる。
「私はこのハンバーガーでいい」って言われりゃ、そうだねって言うしかない。

 低予算で多作のVシネマ、ビデオ映画って、意外に正しかったのかもしれない。作り手の
思惑とは別に、見る方はどんな映画もはなからVシネ扱いかもしれないよ。そんで、映画界は
いつの間にか、家庭で鑑賞されることを前提としてレンタルのDVD用に作品作ってるからね。
Vシネほどはせこい予算じゃなく、映画としてきちんとした予算を使ってるけどさ。

 あと、変だなと思うのは、テレビドラマを映画化したものを、またDVDで見るわけでしょ。
カネ払ってテレビ見てるだけじゃん。テレビならタダなのに、何でカネ払ってDVD見るかね。
バカバカしいと思うぜ。

【芸能界】
 芸能界はリストラがすごくなるだろうね。生き残る以前に、もうリストラの嵐が始まったからね。
とにかくテレビは予算も仕事もない。テレビからインターネットや携帯サイトの方に移行する
タレントが続出するだろう。テレビもネットも基本的にギャラは同じだっていうからさ。

 テレビで露出するのがなくなれば、ネットの方にいくしかないし。テレビのいい時代は終わった。
萩本欽一さんとか、オレの時代がバラエティーの黄金期だったけど、ついに終わったね。

2010年1月1日付(2009年12月29日発行)の東スポより抜粋
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=28

 一斉に情報を配信する機能はネットでは無理。つまりこれからもTVが重要であることは間違いない。一方で、情報を取得する手段が多様化し、コストも下がっているなか質が低下する(相対的に)TVにいつまでもお金が集まる構造も温存できない。一部のタレントやTV局員が高給を貪る時代も終わったのだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿