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学生の「人気」「質」低落傾向で大丈夫? IPA、大学情報系学部を対象に調査実施

2008-02-22 07:26:58 | Weblog
IPAがレポート発表
★学生の「人気」「質」低落傾向で大丈夫? 大学情報系学部を調査

 情報処理推進機構(IPA)はIT人材育成の取り組みを行うための予備調査として大学、大学院の
情報系学部・学科を対象にした調査を実施し、2月18日に結果を発表した。IT業界への人材供給源となる
情報系学部・学科だが、学生の人気や学生の質は低落傾向にあるようだ。

 IPAはIT人材育成について5つのテーマを調査した。一般企業やIT企業の人材動向の調査結果は
1月29日に公開した(参考記事: IT企業、新卒採用苦戦の理由は「仕事のイメージが悪い」)。
今回は教育機関向け調査のほかに、オフショア開発、IT人材の派遣、個人事業主、転職などについての
調査結果を発表した。本記事では教育機関向け調査について記載し、その他の調査結果は別記事でまとめる。

 教育機関向け調査の対象は、国内大学、大学院の情報系学部学科・専攻。2007年10月にアンケートを
配布し調査を実施した。対象は113の組織で、そのうち学部が61、大学院が52。国公立が79、私立が
34となっている。全体のうち、有名大学・大学院の16校は「トップ校」として別扱いにした。

 調査対象の情報系学部・学科の卒業生は2004年度から微増傾向。2006年度の卒業生は7479人。
入学生は国公立では「ほぼ横ばい」との回答が約8割だが、私立では約4割。私立では「減少している」も
3割あった。また、10年前と比較した情報系学部・学科の学生からの人気は、「変わらない」と「下がっている」が
41.6%の同率。「上っている」との回答は5.3%で、10年前と比べると人気は低調のようだ。人気が特に
下がっているとの答えは私立に多く、私立の52.9%が「下がっている」と回答。対して、国公立とトップ校では
約半数の回答が「人気は変わらない」だった。

 人気がいまいちなことを反映してか、入学生の質や水準も低調。調査対象の全体の66.4%が
学生の水準や質が10年前と比べて「下がっている」と回答。「変わらない」は22.1%で、「上っている」は
1.8%しかなかった。学生の水準が「下がっている」と答えたのは私立が最も多く、70.8%。国公立は 64.8%。
トップ校は最も少ない37.5%。トップ校は学生の水準が「変わらない」も37.5%と同率。「上っている」は6.3%だった。
入学生の水準や質で変化したのは「理数系の学力」が最多で、「国語力を含む基礎学力全般」「学問に対する
興味・意欲」「コミュニケーション能力」が続く。

 情報系学部・学科、専攻を出たからといって、全員がIT業界に入るわけではない。2006年度の卒業生のうち、
「情報サービス・ソフトウェア企業」に進んだのは35.1%で前年度からほぼ横ばい。「その他企業・団体」が
32.7%で伸びつつあるが、その他企業・団体に進んだ卒業生のうち、約60%が情報系部門に勤務していて、
情報系学部・学科の卒業生の約55%がIT関連業務に就いていることになるという。


ソース:@IT(2008/02/18)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/18/jinzai.html
グラフ1:10年前と比較した情報系学部の人気の変化
http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/18/jinzai01.jpg
グラフ2:10年前と比較した情報系学部入学生の質、水準
http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/18/jinzai01.jpg

情報なんたらなんて耳あたりのよい学部を大量に作ったものだから全体の質が下がったのでは??質の向上が図れないといずれこういう仕事もインド・中国へ・・・・。

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