最後は菅直人首相の粘り勝ちだった。岡田克也幹事長との最終会談は21日午後9時すぎにもつれ込んだが、時間はわずか15分。
同席した枝野幸男官房長官は「こんな早く終わると思わなかった」と胸をなで下ろした。
実は岡田氏は会談前から根負けしていた。いまさら首相は50日間延長には応じないだろう。かといって120日延長では野党が納得しない。
8月31日まで延長すれば首相は平成23年度第3次補正予算案の編成作業にも携わることができる。落としどころはこれしかない。
岡田氏は党本部で会食した民主党3回生議員にこう漏らした。
「50日でも70日でも一緒なんだよ…」
× × ×
21日の首相執務室には、岡田氏や輿(こし)石(いし)東(あずま)参院議員会長らが入れ代わり立ち代わり足を運んだが、
仙谷由人官房副長官の姿はなかった。20日夜の政府・民主党首脳会合で首相に「オレを追い落とそうとしているのか!」と面罵されたからだ。
すっかりさじを投げた仙谷氏は周囲にこう漏らした。
「ナントカに刃物だな…」
ギリギリまで話がこじれたのは、岡田氏が首相の意向を確かめずに野党側と話をつけ外堀を埋めようとしたことが大きい。
21日午前、都内で行われた民自公の3党幹事長会談でも、岡田氏は自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長に50日間延長し、
特例公債法案と第2次補正予算案を成立させた上で8月上旬に首相が退陣するシナリオを自信満々に提示。確認書を交わすことも明言した。
「これで本当に首相は納得するんですか?」
不安を感じた石原氏が念を押すと岡田氏はいきなり弱気になった。「打診してみます…」。(>>2-3へ続く)
産経新聞 2011.6.22 01:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110622/stt11062201180002-n1.htm
粘っている首相も大した粘りである。できればそれを震災復興ほかに効果的に使って欲しいところであるが・・。
同席した枝野幸男官房長官は「こんな早く終わると思わなかった」と胸をなで下ろした。
実は岡田氏は会談前から根負けしていた。いまさら首相は50日間延長には応じないだろう。かといって120日延長では野党が納得しない。
8月31日まで延長すれば首相は平成23年度第3次補正予算案の編成作業にも携わることができる。落としどころはこれしかない。
岡田氏は党本部で会食した民主党3回生議員にこう漏らした。
「50日でも70日でも一緒なんだよ…」
× × ×
21日の首相執務室には、岡田氏や輿(こし)石(いし)東(あずま)参院議員会長らが入れ代わり立ち代わり足を運んだが、
仙谷由人官房副長官の姿はなかった。20日夜の政府・民主党首脳会合で首相に「オレを追い落とそうとしているのか!」と面罵されたからだ。
すっかりさじを投げた仙谷氏は周囲にこう漏らした。
「ナントカに刃物だな…」
ギリギリまで話がこじれたのは、岡田氏が首相の意向を確かめずに野党側と話をつけ外堀を埋めようとしたことが大きい。
21日午前、都内で行われた民自公の3党幹事長会談でも、岡田氏は自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長に50日間延長し、
特例公債法案と第2次補正予算案を成立させた上で8月上旬に首相が退陣するシナリオを自信満々に提示。確認書を交わすことも明言した。
「これで本当に首相は納得するんですか?」
不安を感じた石原氏が念を押すと岡田氏はいきなり弱気になった。「打診してみます…」。(>>2-3へ続く)
産経新聞 2011.6.22 01:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110622/stt11062201180002-n1.htm
粘っている首相も大した粘りである。できればそれを震災復興ほかに効果的に使って欲しいところであるが・・。
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