ニュース斜め読み

 巷間の話題をだらだら論評。

後藤さん加入の「誘拐保険」、最大保障額5億9千万円か 日額10万円の最高クラス

2015-02-01 08:36:52 | Weblog
イスラム国による日本人誘拐事件の焦点のひとつとなっている身代金。2人合わせて2億ドル(約236億円)と
途方もない金額だが、改めて注目されているのが、ジャーナリストの後藤健二さん(47)が加入していた「誘拐
保険」だ。

出国を控えた昨年10月、TBSの情報番組で後藤さんは「保険会社に入っていれば(身代金を)カバーして
もらえる。私も入ってます、1日10万円くらいで」と淡々と話していた。

法律上の制約で日本では販売されていないが、身代金目的の誘拐が頻発する海外では、欧米の保険会社を
中心に15社ほどが取り扱っている。後藤さんの当初の旅程は8日間で、掛け金は80万円ほどになる計算だ。
どんな保障内容だったのか、後藤さんが入っていたとみられる英企業に問い合わせると、「加入の有無も含め、
個々のケースにはお答えできない」(営業担当)とニベもないが、紛争地事情に詳しいジャーナリストはこう言う。

「誘拐保険の最大保障額は500万ドル(約5億9000万円)とされています。滞在先やその目的、現地情勢などの
リスクによって掛け金は変動しますが、日額10万円(約850ドル)は相当な金額。ある保険会社の掛け金は誘拐
危険エリアへの2週間渡航で約2000ドル(約23万円)ほどですから、後藤さんが加入していたのは最高クラスの
保険でしょう」

■身代金、交渉人費用などもカバー

特殊な保険だけあって、カバー範囲は広い。死亡保障をはじめ、身代金、交渉人費用、家族のカウンセリング料
などまで手当てされる。後藤さんに万が一のことがあれば、家族に保険金が支払われるようだ。

米メディアによると、仏独スペインなどの人質解放にあたり、イスラム国に支払われた身代金は1人当たり200万
ユーロ(約2億7000万円)以上。救出にあたって誘拐保険がモノをいった可能性もある。

今回の殺害予告前にイスラム国側は後藤さんの妻に身代金を迫っていた。要求額はどんどんエスカレートし、
今年に入ってから20億円以上になったという。政府が迅速に対応していれば、いろいろな意味で状況は違って
いたはずだ。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156638

 シリアに突入するような人の保険をまともに引受するような保険会社があるように思えんが・・・。