世間は大不況なのにプロ野球界は景気がいいのかバカなのか (ゲンダイネット)
●新たに岩隈3年10億円、山本昌は2年3億円
日本経済は「100年に一度」といわれる大不況に見舞われているというのに、
考えられない大盤振る舞いである。
26日、各球団の主力選手が揃って契約更改。先陣を切ったのは中日の山本昌。
今季11勝を挙げ200勝を達成した43歳の大ベテランが現状維持の年俸1億5000万円で
2年契約を結ぶと、楽天の岩隈(27)は21勝を挙げてMVPを獲得したこともあり、
1億1000万円から大幅増となる3年10億円の大型契約を勝ち取った。7年契約3年目を
終えたソフトバンクの松中(35)は、現状維持の5億円でサイン。岩隈の同僚の田中(20)が
1500万円増の7500万円で更改したのが可愛く見える。
球団が大型契約を結ぶ理由もわかる。FA権を取得した選手の囲い込みの意味もある。
早ければ2年後のオフにFA権を取得する岩隈もしかりだ。
過去を振り返れば、複数年契約を結んだ選手は翌年以降、成績を落とす傾向が目立つ。
この日サインした松中などはその典型。06年から7年契約を結んだが、04年に三冠王を
獲得した打棒はすっかり影を潜め、タイトルは06年の首位打者だけ。同年以降、
100打点を一度もクリアしていない。この松中の不振もあって、王監督(当時)は
選手と複数年契約を結ばない方針をとったといわれる。
ほかにも巨人の高橋由、李スンヨプ、横浜の鈴木尚、三浦……など複数年契約を結んで
期待を裏切った選手は枚挙にいとまがない。
そんななかで中日はこのオフ、山本昌以外にも岩瀬、井端ら主力4選手と4年以上の
長期契約を結んだ。将来、必ず泣きを見る球団が出てくるはずだ。
ゲンダイネット:http://news.www.infoseek.co.jp/sports/baseball/story/30gendainet04031779/
プロ野球は一部低落傾向(視聴率ほか)にはあるが、別段極端に観客動員が減少したわけでもない。他球団からの引き抜き防止を考えればいくらかの年棒UPは止むなしか。ただ、世間一般の動向を考えれば浮世離れしている気はする。
●新たに岩隈3年10億円、山本昌は2年3億円
日本経済は「100年に一度」といわれる大不況に見舞われているというのに、
考えられない大盤振る舞いである。
26日、各球団の主力選手が揃って契約更改。先陣を切ったのは中日の山本昌。
今季11勝を挙げ200勝を達成した43歳の大ベテランが現状維持の年俸1億5000万円で
2年契約を結ぶと、楽天の岩隈(27)は21勝を挙げてMVPを獲得したこともあり、
1億1000万円から大幅増となる3年10億円の大型契約を勝ち取った。7年契約3年目を
終えたソフトバンクの松中(35)は、現状維持の5億円でサイン。岩隈の同僚の田中(20)が
1500万円増の7500万円で更改したのが可愛く見える。
球団が大型契約を結ぶ理由もわかる。FA権を取得した選手の囲い込みの意味もある。
早ければ2年後のオフにFA権を取得する岩隈もしかりだ。
過去を振り返れば、複数年契約を結んだ選手は翌年以降、成績を落とす傾向が目立つ。
この日サインした松中などはその典型。06年から7年契約を結んだが、04年に三冠王を
獲得した打棒はすっかり影を潜め、タイトルは06年の首位打者だけ。同年以降、
100打点を一度もクリアしていない。この松中の不振もあって、王監督(当時)は
選手と複数年契約を結ばない方針をとったといわれる。
ほかにも巨人の高橋由、李スンヨプ、横浜の鈴木尚、三浦……など複数年契約を結んで
期待を裏切った選手は枚挙にいとまがない。
そんななかで中日はこのオフ、山本昌以外にも岩瀬、井端ら主力4選手と4年以上の
長期契約を結んだ。将来、必ず泣きを見る球団が出てくるはずだ。
ゲンダイネット:http://news.www.infoseek.co.jp/sports/baseball/story/30gendainet04031779/
プロ野球は一部低落傾向(視聴率ほか)にはあるが、別段極端に観客動員が減少したわけでもない。他球団からの引き抜き防止を考えればいくらかの年棒UPは止むなしか。ただ、世間一般の動向を考えれば浮世離れしている気はする。