Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

とれたて完熟マンゴー、おいしいよ。

2014-02-18 02:45:10 | ケニヤ

最近のケニヤはマンゴーの季節です。マーケットではうまそうに熟れたマンゴーがひとつ10円くらいで売っています。わざわざ買わなくても、田んぼ道を歩けば道端に生えているマンゴーの木からひょいともぎ取って食べることもできます。
とれたての完熟マンゴーは甘く酸っぱく柔らかく、更にちょっと複雑な「木」の味もして、とてもおいしいものであります。こういうものがあるからオジサンはなかなか熱帯暮らしから足を洗えない。

職場の農場で収穫したマンゴーを安く譲ってもらいました。調子に乗ってたくさん買った中には、まだ甘みの足りない未熟な果実もいくつかありました。
ところで、渋柿のヘタに焼酎を塗ってビニール袋に密封しておくと甘柿になるというのは有名な話です。むかし何かの本で読んで、試しにやってみたことがあるんですが、これホントに柿が劇的に甘くなるんです。とても同じ柿とは思えないくらい味が変わるのは、渋味のもとになっているタンニンがアルコールで分解されるからなんだそうです。
このワザ、もしかしたらマンゴーにも効くかも、と思い、あまり甘くないマンゴーのてっぺん部分にチャンガー(ケニヤの雑穀焼酎)を塗ってビニール袋に密封しました。一晩そのままにして皮をむいて食べてみたら…、

おお! すんごく甘い! やっぱり効果あった!

でもあまりお勧めしません。甘味は強調されますが、マンゴー特有の「木」の香りがしなくなっちゃったんです。あれ、きっとタンニンの匂いなんですね。甘いだけではマンゴーじゃありません。ぜんぜん面白くなくなっちゃった。

未熟マンゴーは、それはそれでおいしい食べ方があるんです。
ラオスやスリランカでは塩や砂糖やチリ・パウダーなどの調味料をブレンドして、まだ青いマンゴーにかけて食べたものです。未熟な果肉のカリン!とした歯ごたえは新鮮味が強く、何となく日本の初夏を思い出させる味でした。

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