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ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

(仮称)かくて坂

2008年04月13日 | コース

 昨夜調べておいたコースについに初挑戦した。かくてさんが自己鍛錬のためにしばしば使用している(?)コースだ。札内南方に広がる丘陵地を東西に横断する道路の途別川を挟んだ両側の急坂がメインのコースである。ここの本当の名前は知らないので、とりあえず仮称「かくて坂」としておく。

 

(国道から東進)

 

 まずは広尾国道を真鍋庭園の南側から回り込むように東進する。この先はコンビニなどの存在は期待できないので、国道沿いの「7・11」でスポーツドリンクを買って携帯した。ほどなく札内川にかかる愛国大橋にさしかかり、なだらかな登り坂を上がると日新の丘と呼ばれるあたりに到着。

 

(愛国大橋)

 

 さらに直進すると、いよいよ(仮称)かくて坂がその威容を誇示してきた。画像で示しても実感が伴わないが、向こうの坂のクルマが小さく見える。まずは下りだ。

 

(仮称かくて坂を西側から望む)

 

 途別川の川岸まで一旦おりて、信号機のある交差点を過ぎ、今度こそ目指す登りに入る。進んでも進んでもなかなか終わらない。追い抜いていくクルマもエンジンを吹かして必死(のはず)だ。この勾配は芽室坂以上かもしれない。ようやく急坂を登り切ったかと思ったら、さらに道はなだらかに登り続けていた。4,5年前の私ならきっと歩いていたに違いない。しかし今はまだ呼吸をさほど荒げることなく走り続けられた。もっとも速度は抑えめだ。坂の頂上で一休みした。とても気持ちが良かった。充実感があった。左手に(今は何と言うのか知らないが)かつての緑館の姿が見えた。

 

(旧緑館が中央左に見える)

 

 今来た道を引き返す。今度は反対側から坂を眺めた。坂を下っていくクルマが一旦姿を消して向こうの登り坂に再び現れると、その姿はずいぶん小さくなっていた。

 

(仮称かくて坂を東側から望む)

 

 国道まで戻って、コンビニで新たに飲料水を調達。後は街中を走って我が家に帰るだけ。でもこの道、逆走は初めてで、これまで気がつかなかったが、実は緩い登り勾配だった。ペースを上げようと思ったが、思い通りにはいかなかった。結構ふくらはぎにきていた。

 

(仮称かくて坂コースの高低差)

 

 おやぢさんによると、ランニング用のGPSの垂直距離精度はあまり高くはないらしい。一応スポーツトラックの画面では、この仮称かくて坂の高低差は約60mと出た。ここをダブルで走って鍛えているかくてさんはやはり「凄い」と思った。


大正~幸福コース

2008年04月10日 | コース

 朝は一帯に靄が立ちこめていたが、陽がしてくると徐々に晴れてきた。とかちの朝はこのパーターンが多い。9時過ぎから準備を開始し、今日は大正を目指すことにした。

 

 先は長いので、とにかくゆっくり、1km6分少々で進む。川西コースを過ぎ、愛国駅を左に見て、広尾国道を南下する。工事現場でも近くにあったのか、トラックが通り過ぎると土ほこりが舞いあがり、口の中がいがいがになった。やがてそれもなくなったが、直射日光を遮るものが何もない一本道。夏場のランはさぞかし厳しいだろう。今日も水分を携帯していないのが心配であった。しかしペースを守って大正に到着。

 

 

 自宅から約17km。ちょうど「お菓子のあくつ」の真ん前に到着。女房と待ち合わせ、ソフトを注文したら、連休頃から作り始める予定とのこと。残念!仕方なくシュークリーム2個を求め、外の自動販売機で飲料を買って、テラスでゆっくりと平らげた。もちろんケーキは家に帰ってからのお楽しみ。

 

 

 ここで引き返しても良かったのだが、折角なので幸福まで行ってみることにした。おそらくあと5km程度のはず。国道沿いの歩道は、ここまで東側のみであったが、大正を出ると一旦西側に移った。その後しばらくは農場地帯が広がっている中をひたすら進む。コンビニもトイレも見あたらない。夏場は水を背負って走らなければ脱水になること間違いなしだ。今の時期、それも午前中なのでまだ大丈夫。

 

 

 途中でまた国道沿いの歩道の配置が東側に変わった。幸福地域に入ったようだが、なかなか目指す目的地が見えてこない。5km程度と思っていたが、案外と距離が長かったようだ。左手にオレンジ色の客車の姿が見え始め、左折で幸福駅の看板がようやく現れた。近づいていくと見覚えのある旧幸福駅の駅舎が見えてきた。

 

 

 家からほぼ23km。往復だとフルの距離を超える。私にとっては日常的な練習コースとは言い難い。今日はここまでにしておき、女房に拾ってもらって帰ることにした。

 

 

 しばし周囲を歩いてみる。駅舎の中は以前と同様に張り紙で一杯だった。駅舎の脇に井戸水の水飲み場があった。前からあったのだろうが、今回初めて気がついた。グイッと飲んだら旨かった。トイレはきれいに整備されている。これから暖かくなったら観光客も大勢来るのだろう。そしたらゆっくりはできないな。

 


愛国コース

2008年04月06日 | コース

 春の陽気に誘われて、8時前には家を出て、川西コースへ出発。あまりにも気持ちが良かったので、つい少し足を延ばして愛国駅まで行ってみた。川西から少し東進し広尾国道に入り、札内川にかかる南帯橋と愛国橋を渡ると、かつての愛国駅はすぐそこにあった。

 

 

 

 先日当地に転勤となったogamanさんのブログで、幸福まで走ってみたいという記事があったのを思い出した。かなり昔、「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズが一世を風靡したことがあったが、今日もその言葉を駅周辺の看板に発見した。朝早くから中年夫婦の旅行者が一組ここを散策していた。せっかくなので私もうろうろ歩き回ってみたが、どうも呼び起こされる記憶が無い。おそらく、私自身ここを訪れたのは初めてなのかもしれない。トイレもあることだし、気持ちがのったら愛国までも良いかなと思った。なお幸福はこれよりさらに10キロほど南方にある。

 

 

 川西の自動販売機では時々変わったものが売られている。以前かくてさんに教えてもらった「おでん缶」の他に今では「ラーメン缶」と「パスタ缶」も出品されている。実は先日試食したのだが、ラーメン缶の麺はコンニャク…。私は1回きりで十分である。


函館朝ラン

2007年09月17日 | コース
 早起きの苦手な私だが、目覚ましをセットして6時に起床。おもむろにランの準備に取りかかり、函館山の麓、護国神社の下から、曇天で一層薄暗い道路に飛び出した。通りかかった散歩の男性が、「湯ノ川まで往復しても10キロくらいだよ」と教えてくれたので、迷わずそちらに向かって走り出す。


 長い高田屋通を下り嘉兵衛像の横を通過。その後右折して大森浜方面に向かう。海岸の防波堤沿いの道は、海からの強風が吹き付け、危うく帽子を飛ばされそうであった。しばらく走ってみたが、ついにたまらず中心街の方へコースを変更する。市役所近くの緑地帯では、ラジオ体操をしている一団を発見。地域の年配者たちだ。こんなところにラジオ体操の愛好者がいたのかと感心する。


 裁判所の前から電車通りに入り昭和橋を渡る。五稜郭方面を目指して走っていると千代台に行き着いた。ちょうど5キロだったので、ここで折り返すことにする。しばし散策。私が子どもの頃とは大違いで、立派な陸上競技場と野球場ができていた。これらの施設を1周する1030mのジョギングコースも整備されていた。2週後に函館ハーフマラソンが開催されるからでもないだろうが、市内至る所で朝から走っている人たちを見かけた。これには正直驚いた。


 簡単な筋トレの後、帰路は函館駅方面を回ってみることにした。グリーンベルトに沿って進み、かつての繁華街である大門から駅前に、そして朝市の方向に抜けた。まさに朝食の時間帯で、近くのホテルから朝市に向かうと思われる人々が次々と姿を現していた。


 巴湾の波は静かだった。金森倉庫群の傍から向こうに、今は北島三郎記念館となっている旧金森デパートの建物が見えた。電車通りを横切って、二十間坂を登り切り、ロープウエイの山麓駅の脇を通過すると、最初の護国神社の下に戻った。


 ほぼ10キロ約1時間の行程であった。到着してシャワーを浴びて着替えを済ませる頃には、いつの間にか小雨が降り出していた。あっという間の故郷、函館の朝ランであった。
 


皇居1周ラン

2007年09月03日 | コース

 JR東京駅の丸の内南口のトイレで着替えを済ませ、皇居方面に向かう(ウキウキ)。途中の地下コインロッカーに荷物を全て預ける(よしオッケー)。外苑に到着し、ガーミンが位置を確認する間にいつものストレッチと足の屈伸を済ませる。傍にいた警備の警察官(?)に記念写真の撮影をお願いするが、あっさり断られる。それもそうだな、公務妨害はいけない(怒!)。初の皇居1周ランは左回りと決定。ケータイでスナップ写真を撮りながら、ゆっくりと走り出す(ヤッホ~)。

<皇居外苑のスタート地点>

<向こうに見えるのが国立近代美術館>

 竹橋・近代美術館あたりから上り坂となる。さすが皇居、至る所に警察官の派出所があり、警察官が立って警備に当たっている(オッス!)。なだらかなアップ・ダウンがあるが、ほとんど気にならずにきょろきょろ、ウロチョロ進む。国立劇場のあたりから長い下り坂となる。ここが一番眺めの良いところらしい(逆光で写りが悪い!)。

<半蔵門付近から桜田門方面>

<桜田門>

 

 桜田門を過ぎ、二重橋が見えてきた。気持ちが動いたので、一寸寄り道。軽快に走っていくと警戒中の警備員に呼び止められた。なんと場内は走ってはいけないのだそうだ(冷汗…)。「走れるのは外苑だけです。そこは力一杯走ってください。もう汗ビッショリですね~。」だと(激汗!)。いやはや田舎者は何も知らずに、喜んで走ってしまいました~。

<二重橋>

<振り返ると東京タワー>

 2周目は状況を把握したので一寸スピードを上げて普段のペースで行ってみた。まだ26℃とあまり暑くもなく、柔らかい風が吹き、心地よく走り続ける。なんかクセになりそ~(♪)。

 

 

 コースには朝も早よから、老いも若きも、男も女も、結構な人達が走っていた。途中で気づいたのだが、コース上の路面には各都道府県の県花・県木(?)のレリーフが埋め込まれていた(知ってた?)。ところで気になったのは、外苑周辺の園地に寝そべっているホームレスの人々の多いことだ。中高年の人が多かった、中には年老いた女性もいた。これがこの国の格差社会の現状なのかと思うと心が痛んだ。一瞬、脳天気に走っている自分が寒々しく思えた(…)。

<ビルの谷間の東京駅>

 もう1周走ろうかと思ったが、やめた。道を引き返し、ドリンクを1本飲み干し、コインロッカーから荷物を回収し、東京駅のトイレで着替えた。すれ違った大勢の人々はいったいどこに消えたのだろうか(…)。いつかまた走る日があったら、ホームレスの人々の状況が改善されていればいいのにな(…)。