ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

第22回とよころサーモンマラソン(ハーフ)

2005年09月18日 | 完走記

 昨日は雨、今日の予想天気も雨だった。確かに朝から小雨が降っていた。しかし7時に家を出発し豊頃の会場に向かううちにだんだんと小雨もあがり、曇りではあるが風もほとんどなく、穏やかな天候に落ち着いた。昨年来たことのある会場なので安心感がある。体育館の隅に場所を確保。ナンバーカードを安全ピンでくくりつけ、今日のために用意した新しいランパン・ランシャツに着替えた。気合いが入る。その場でゆっくりと時間をかけてストレッチで身体をほぐした。この2,3日はカーボローディングしていたが、便がスッキリ出ていない。途中で出たくなったらどうしようかと心配していたが、体育館のトイレでまあまあ出たのでホッとした。集合30分前に外に出てアップを開始した。グランドを12,3分ゆっくりジョッグした。予想以上に汗が吹き出し焦ってしまう。アップの時は別なウエアの方が良かった!次から忘れないようにしよう。集合のアナウンスがあり、チップのチェックを受け、スタート地点に移動。

 ゆっくり歩いて20分ほどの地点がスタート地点だ。ここでも7,8分ジョグを行う。少しからだが汗ばむ、良い感じだ。もう一度小用を済ませ、ウインドブレーカーを脱ぎ、女房に手渡す。そこで有名なichanさんをみかけたので、こちらからご挨拶し、ちゃっかり記念写真を撮らせていただいた。ichanさんにまだまだ伸び盛りといわれて、すっかり気をよくする。気が良くなったついでにこの際思い切って前列の方に紛れて並んでしまった。

 いよいよスタートだ。一斉に飛び出す。なんとか大きく遅れないようについていく。最初の1キロは4分台。これを維持するのは無理だ。徐々にスピードを緩めた。しかし最初の飛び出しがきつかったのか、この時の貯金を6キロの時点で使い切っていた。6キロでちょうど30分だった。その後少しづつペースが落ち、おそらく1キロ5分少々のペースとなる。このままではまずいと感じながらも、これ以上落ちないように頻繁に気をつけるようにした。いままではこんな状況ですぐに休みの態勢に入ってタイムをロスしていた。今回は1時間50分をクリアすることが目標なんだと、何度も何度も自分に言い聞かせる。そのために家族にもそう宣言して臨んだ大会なのだから。

 そろそろ折り返しのランナー達と出会うようになってきた。やがて10キロの手前で私も折り返す。その後チョット焦ってしまう出来事が起きた。距離表示がここから突然かわったのだ。9キロの次がなんと32キロになったのだ。フルのランナー優先の表示に変わったということだ。これからは「42-X」で残り距離を考えて走らなければならないわけだ。この時点でウォッチでのタイム計測は中止し、だいたい1キロ5分のペースを維持するように心がけることにし、だいたい同じようなペースで走っているランナーに付いていくことに方針を変更した。

 このペースを維持していくことは結構大変なことだった。レースの後半になってくるとやはり意識しなくともペースが落ちてくる。そこを持ちこたえようとして必死になって足腰を前に運ぶ。もう股関節が外れるのではないかと思うくらいだった。それでもなかなか前のランナーとの差が縮まらない。最後の2,3キロになるとランナーの頑張り度・諦め度がかなりハッキリしてくることが分かった。急速にスピードダウンしてくるランナーがいれば、見る見る距離が遠ざかっていくランナーもいる。私も最後の1キロは力を振り絞って頑張った。しかし無情にも橋を渡って最後の直線に入る手前で、ついに家族に約束していた時刻が来てしまった。1時間50分を経過、残念無念!

 角を曲がると、女房が1時間45分から待機している筈のゴールが見えてきた。最後まで頑張るしかない。ラインを通過した時、女房がゴールの瞬間をデジカメで撮ってくれるのが見えた。記録:1時間51分41秒。ハーフ自己ベストであった!目標タイムまであともうチョットだったが、今日は全力を出し切った戦いだった。これが今の限界。それでも十分に満足!また次に頑張ろうと、素直に思えた。それにしても疲れたなあ~。

第36回くりやまマラソン大会

2005年09月04日 | 完走記


 6月以来遠ざかっていた、久しぶりのレースである。この夏7月、8月と正直言って練習に身が入らず、秋のハーフのレースに向けて調整の目的で参加とした。昨夜もあまり寝付きが良くなく、今朝は目覚ましで起きたものの、緊張感がゼロ。女房が付き添ってくれることとなり、道中は心強い。2時間半でくりやま到着。

 会場は閑散としていてかなりリラックス模様。ゆっくり準備して、身体をほぐし、周囲をグルッとジョッグしてきた。身体に緊張が乏しいせいか、今朝は便も出ない。途中で出たくなったらどうしようかと心配になるが、えいままよ、という感じ。ピリッとした感覚が欲しいところだ。

 スタート地点に移動。10時まで女房とのんびり歓談。以前娘が中学生の時に担任だった先生を発見。有名ランナーのH先生だ。ズーッと先頭の方に陣取っている。仲間が大勢いるようだ。私はいつものように最後方に位置取る。

 スタート。前から3キロ、6キロ、10キロの順に並んで同時スタートだから、スピードの遅い前の方で詰まった団子状態がしばらく続く。仕方がないのでチョロチョロと横に動いて広いところに出る。派手なブルーのユニフォーム姿のH先生はこの間に遙かに先に行ってしまった。3キロの分岐、6キロの分岐と過ぎて、タマネギ畑の中を進んでいく。気温はどの位か知らないが、思ったより暑く風も弱い。ショータイでなくランパンにすれば良かったかもしれない。う~ん、スピードが上がらない。後方からの選手に次から次と抜かれていく。中間点を通過、25分40秒。

 コースは平坦でほとんど起伏はない。クルマも極めて少なく走りやすいコースではある。問題はいつものことだが私のスピードのなさ、これに尽きる。疲れているのか?どこか痛くてスピードを出せないのか?と言われてもどちらも否である。頑張ろうと思ってもスピードが上がらないのだ。これが私の限界なのかもしれない。そんなことを思いながら、半ばあきらめの境地で走り続ける。残り1キロ地点で給水。最後の力を振り絞ろうと思ったが、なかなか前のランナーに追いつかない。ゴール手前で女房の姿を発見。この苦しそうな表情!直後の選手になんとか抜かれずにゴール。記録、52分31秒。情けないことだが、またもや52分の壁に行く手を阻まれてしまった…。これからの秋のレースもこりゃ危ないッス。

 帰りはくりやま温泉で汗を流してきた。ところでせっかく栗山に行ったのなら、小林酒造に立ち寄ってみることだ。女房へのお礼にあらばしりをゲット。