ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

エネルギー効率の良い走りとは…

2009年09月23日 | 自己分析
(1)走るというのはどんな動作か?
 →下図のように、走るという行為は、我々が足で地面を押し、その反作用として受ける力の進行方向へのベクトルを推進力として得て進んでいく行為、と考えられる(①改変)。



(2)効率の良い走りとはどんな走り方か?
 →上図でαが90°の場合は、その場での足踏みジャンプとなる。前方に進む力を大きくしようとするならば、できるだけαを小さくする必要がある。つまり速く走るためにはできるだけ重心を前に置くことが推奨されるだろう。しかしあまり前方に重心を置いてしまうと当然のことながらたおれてしまう。どの位が適切なのかは私には分からない。

 そこでランニングをしながら色々と工夫してみた。重心を前方に移すために自助努力としてできるのは、腰を少し突き出すように意識しながら走るやり方である。重心を前にかけるためには背筋を強化して後方から身体を支える必要もありそうだ。

 調べてみたら、あった。「…身体にしっかりとした軸を作り、大腿部前面の筋肉だけでなく、お尻の筋肉や腹筋など、体幹部の大きな筋肉を瞬間的に収縮させることで、地面からの力を受け止めます。このとき、適度に骨盤が前傾していれば、地面からの力をうまく推進力として利用することができます(②)」。…ひょっとして以前これを読んだことが私の記憶に残っていたのかもしれないな~。

<参考資料>
①仕事(物理学)-Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/仕事_(物理学)#.E7.89.A9.E4.BD.93.E3.81.8C.E3.81.99.E3.82.8B.E4.BB.95.E4.BA.8B.E3.81.AE.E8.A8.88.E7.AE.97
②金コーチが指導する確実に速くなる走り方:金哲彦、ランナーズ、2003.


限界を超えてゆくために…

2009年09月22日 | 自己分析
 いつも同じような楽な練習ばかりしていては自己の限界を超えられない。それを越えてゆくためには、日々の鍛錬の方向を改める必要がありそうだ。

(1)フルの後半に足が上がらなくなり吐き気が出てくるのはどうしてか?
 →それはアシドーシスによるのだろう(乳酸・覚え書き(Ⅰ)を参照のこと)。つまり、強度の運動をし続けると身体が必要とするエネルギーの総量は高まる。そこでヒトはブドウ糖の分解や脂肪酸を分解してエネルギー源であるATPを大量に増産し続けなければならない。ATPは加水分解されてエネルギーを放出するが、この過程で必然的にH+も大量に発生する。これが時間の経過とともに蓄積してくると徐々に血液が酸性化(アシドーシス)し、その結果嘔気、脱力といった症状が発現する。

(2)フルの後半に脱力や嘔気が生じなくするためにはどうしたらよいか?
 →ひとつは、アシドーシスが生じる前にフィニッシュすること。つまり、エネルギー効率の良い走りをして、なるべく早くゴールすること。もう一つは、アシドーシスになる時期を遅らせること。つまりアシドーシスになる手前の速度で走りきること、あるいはアシドーシスの閾値を鍛錬によって上げていくこと。

(3)アシドーシスになる時期を遅らせるにはどうしたら良いか?
 →下図は私のフルマラソンでの心拍数の推移を描いたもの。上は今回の道マラ時で記録はほぼ4時間半、下は2年前の苫小牧挑戦会時のもので記録はほぼ3時間50分。時間軸を合わせて並べてみた。心拍数が運動の強度の反映、あるいはまた運動による身体への負荷の反映だとすると、走り出して4時間近くになると私の身体は運動負荷に耐えきれなくなってくるのかもしれない。

 

 ということは、フルで4時間以内に帰ってこられるような身体を作る鍛錬が必要だということ(回りくどく言うと、単位時間当たりの運動負荷を上げた走り、あるいは乳酸閾値という指標もあるが、アシドーシスになる手前位の運動負荷で走る練習を重ねてゆく必要があるということ)。
 まあ簡単に言うと、もっと速度を上げて走る練習が必要だということ。これまでのように楽に距離だけ増やしていく練習ではこれが限界なのかもしれない。ふだんの練習に心拍数を運動の強度の指標として積極的に活用し、ビルドアップやインターバルをもっと採り入れるべきなのであろう。なんかあまりにも順当な結論だな~。

十勝オーバル

2009年09月05日 | コース

 新築オープンした屋内スピードスケート場「オーバル」に行ってきた。いやはやなんとも立派なスケート場である。最初に行ったときはナショナルチームが練習中で、一般開放されておらず、見学のみさせてもらった。

 玄関を入ると正面のドア越しにリンクが見えた。若い選手達がびゅんびゅん滑っていた。

 左手に受付がありここで料金を支払う。走路は大人1回200円。6枚綴りの回数券が1000円でお買い得。2400円の1ヶ月券もあるが、当分は回数券が有利か。

 右手に進むとトレーニングルーム。ランニングマシーンが何台も並んでいた。

 筋トレのマシーンも何種類かある。使用者がいたので詳しくは写さない。

 ついでに2階をのぞくと、ここは飲食コーナー。いずれ何か食べ物でも販売するのかもしれない。ここからリンクが見下ろせる。

 エントランスの両側にロッカーが並んでいる。貴重品入れもあり、いずれも暗証番号登録で無料なり。

 受付の背後の方に更衣室がある。ここは本当に更衣するだけ。物品はロッカー預かりとなる。走路等に置いてはいけないらしい。

 シャワーは1回100円で7分間お湯が出る。ツドームのシャワーと使用法は同じだ。今夜は走路の一般使用が可能であった。一応9時から22時までが走路の使用時間だが、行事があると利用できなかったり、時間が制限されたりする。あらかじめ使用可能か否かを確認しておく必要があろう。本日この時間はご覧の通り貸し切り状態であった。左回りで、直線は100m。

  

 スケートリンクの外周に2コースが仕切られており、距離表示が少しずつずれていくのが分かる。

 1周するとこのように10mの差がついている。本日は1周456mとし、11周して5kmと換算した。

 競技会などで観客席が用意されるとこのような状態になる。今夜は観客席が撤去されていた。

 中地はテニスコートが6面、フットサルだと3面作れるという。これらは上から垂れ下がるグリーンのネットで仕切られることになるらしい。

 この中地には地下通路を通って渡っていく。スケーターにはトイレが遠いことになる。

 リンクは室温13℃に設定されているとのこと。入って最初は冷やっとするが、走っていると気にはならない。混雑さえしなければ、夜間や雨天時、冬期のスピード練習にはもってこいと思われる。単調ではあるが長時間走ってもスインピアほど暑さでクタクタになることはないだろう。私は早速回数券を購入した。