ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

第23回豊頃サーモンマラソン(ハーフ)

2006年09月17日 | 完走記

 朝、恐る恐る窓の方を見やる。女房が良いお天気だと言う。やはりそうだったか。ichanさんの晴れパワーの威力は相当なものだ。しかしあまりに暑くなることを警戒し、内心複雑な心境である。とにかく私は暑さはダメだ。それに寒さもダメだ。なんだかよく分からないが良いコンディションになって欲しい。なぜなら今日は最後の豊頃サーモンマラソン大会の日、そして平地でのハーフ110分切りを目指す今シーズン最後のチャンスの日なのだから。

 朝食を済ませ、今日も女房マネを伴っていざ出発。豊頃が近くなると辺りにガスがかかりヒンヤリとしてくる。駐車場に着いて受付を済ませていると、ガスが消え陽光が注ぎだした。暑くならずにいて欲しいと願う。きっとみんなも同じ気持ちだろう。その時woyadiさんに遭遇。日焼けし引き締まった精悍な姿だ。どことなく表情、態度に余裕を感じさせる。体育館に移動するとカッチ&トモさんの立てたと思われる楽走の幟が見えた。すでにyottiさん、そしてichanさんご夫妻も到着していた。和やかな雰囲気。

 開会式に参加。やはり豊頃サーモンマラソンは今回が最後とのアナウンス。これで管内の秋の大会は無くなったのかな、残念。これまでの運営にこころから感謝である。その後カッチさん、yottiさん、woyadiさんと4人でアップ。そして今日も一応トイレに向かう。よし、オーケー。着替えてスタート地点に向かう時に、yu1さんとご子息K君に出会う。なんと応援に来てくれたとのこと。ありがたい。なんとしても目標を達成したいものだ。スタート地点で釧路のスコップさんに初めてお会いした。一同で記念写真を1枚。

 9時30分出発。昨年同様に前方からのスタートだ。キロ5分が目標だが、どうしても最初は周りの速い流れに巻き込まれそうになる。なんとか4キロぐらいまでは約4分半を維持して進む。その後徐々にスピードが安定しキロ5分ペースに落ち着く。途中で後方から声をかけられた。娘の札幌での中学校時代の担任だったH先生だ。毎年見応えのあるランニングの年賀状をいただいていた。頑張りましょうと言い残すと、フルの大津を目指して瞬く間に姿が見えなくなっていった。

 折り返し地点が近づき、速いランナーたちとすれ違う。先頭から間もなくichanさんが登場、ついでカッチさん、すぐ後にyottiさんと続いた。私はすでにかなりの差をつけられてしまっていた。でもなんとかキロ5分前後のペースを維持すればなんとかなる筈と自分に言い聞かせる。折り返し地点を過ぎると、woyadiさんがやって来た。良いペースだ。声をかけると大きな声が返ってきた。気持ちが乗っている感じだ。

 後半になるとどうしても疲れが出てくる。FR301によれば実はこれまでずっと心拍数が160を越えていた。こんな状態で最後まで走りきることってできるのだろうか、とふと思う。練習では160台で走っていたが、それは短い距離での話。レースで心拍数を見るのは初めてなので心配になる。

 それでいて心拍数が150台に落ちるとこれはいかんと頑張り出す。これって結構良い目安になる。堤防が近づき走路が緩い登りとなってくる。スピードが落ちる、心拍数も下がってくる。頑張ってもペースがなかなか上がらない。この辺りは苦しいところだ。周りのランナーも同様のようだ。何人かを抜いて何人かに抜かれた。ようやく橋にかかる。目標時間まであと2分。やばい。力を振り絞ってスピードを上げる。最後の直線はダッシュだ。一人を抜いたが、それは問題ではない。問題はタイム。ゴール!ぎりぎりのところで110分切りを達成した。記録:1時間49分52秒。

 待っていてくれた仲間の傍に座り込んで、もらったドリンクを飲み干した。疲れたが、心地よい満足感で一杯だった。初めて平地でのハーフ110分切りを達成した、最後の豊頃サーモンマラソン、記憶に残る大会となった。ありがとう!