やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

旅するダンボール 2018 70点

2020-10-15 12:30:08 | 映画
旅するダンボール 2018 91
70点

古いダンボールのロゴをデザインした人を
探す、ダンボールオタク...




ダンボールを材料に財布とかを作る
ダンボールアーティストの島津冬樹さんの
活動を追ったドキュメンタリー映画です

モノの価値とは何か

という映画の入口から

なぜ
島津さんがダンボールに興味を持ったのか

どういう人生を歩んできたのか
何を考えて生きているのかと

どんな就活してきたのかとかの

人物を深掘りしていきつつ

色んな種類のダンボール
色んなデザインのダンボールが
次次と出てきたり

ダンボールを使った財布作りのなど

なんにも知らなかった
ダンボールの世界を
ダンボールの可能性を
知れる知的好奇心のクズくり方が
半端じゃなかったです


この映画が画期的なのは

観客の持ってるダウンサイクルの
エコ意識

ティーシャツを雑巾にする
ペットボトルをリサイクルに出す
みたいな
ダウンサイクルだけのエコ意識から


アップサイクルの概念を
理解させて

ゴミを別の製品にして大切にすること
ダンボールを財布にしたりして
そこに愛着、価値を見出すこと

アップサイクルの意識を受け付けることに
成功させてしまうっていうのが
素晴らしいなと思いましたし


その活動が
めちゃくちゃ自然に
けれどパワフルに拡大していくっていう
過程が嫌味なく描かれいて
とにかく見て良かったあと感じました


これみたあと
ダンボールの見え方が確実に変わる
ダンボールのルーツと
人類の未来に迫るダンボール映画でした〜