やっつけ映画批評!

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暗数殺人 2020 70点

2020-09-20 11:33:04 | 映画
暗数殺人 2020 110分
70点

俺が殺したのは7人だ
と突然自白し始めた容疑者...




恋人を殺した罪で捕まった男が
唐突に他にも沢山殺してます
とか意味深すぎる
ほんとか嘘かもわからない
カミングアウトをして

はぐれもののベテラン刑事がそれに乗って

と頭のおかしそうな殺人犯の
自白から暗数殺人事件

公的機関が認知してる犯罪に
カウントされない犯罪のことを
アン数犯罪って言うみたいですけど


暗数の事件をなんとか解決しようとして
殺人犯から情報を貰う代わりに
殺人犯に色々渡してくっていう

なぞのバディサスペンスになっていきます


殺人犯の自白で明かされた他の殺人事件は
事実なのか

そもそもなんで殺人犯は罪が重くなるような
自白をするのか

てか
刑事、いろいろ殺人犯に渡してるけど
それ大丈夫か?


殺人犯側の問題と
刑事側の問題が

話が進むにつれ
エスカレートしていくので
ずっと、良質な緊張感が
味わえる
サスペンスフルな映画となっておりました


そんで
メインのストーリーの脇にある
警察にも世間にも忘れられた
事件の被害者関係者の無念、地獄

暗数扱いされてしまった真実の重さに

ハッとさせられる瞬間があり
現実の苦味、残された人の苦しみも
何度も味わえさせられました



実話をベースにしていることからくる
力強い不気味さのあるサスペンスフルな
ストーリーと

映画のストーリーの外にある暗数事件にも
思いを巡らせざるを得ない
韓国サスペンスの新たな怪作映画でした