やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

海にかかる霧

2019-11-20 11:52:53 | 映画


海にかかる霧 2015
65点

密航者を運ぶことになった小さな漁船の船長...


ポン・ジュノがプロデュース
殺人の追憶の脚本担当だった
シムソンボがカントクが務めます


受賞は逃しましたが
2015年アカデミー外国語映画賞の韓国代表作品です


不景気な小さな漁船の
生々しい船の生活を冒頭さらっーと描き

最短ルートで船員たちの関係や個人の性格を
表現するのがもうスマートでスマートで
感心しました


からの密航者を
運ぶことになっていくんですが

ここから先がまったく
先読みできないストーリーになっていき
顎が外れるような劇的な展開があるのですが

そこらへん
韓国映画これ
ちょっとホントに温い邦画とかと
全然次元が違うなと
レベルの差、文化の差を痛烈に感じました



その驚愕の展開は観てもらうとして
この映画観ててずっと思うのは

「どうしてこうなった?」
「いつからこうなった?」

という反省、
というか
今起きている問題の原因は何か

っていうね
自問自答なんですよ

ただの密航者を運ぶ仕事だったのに
なんでこうなった
なんでこうなってしまった

いつから間違えていた
もしもあの時こうしていれば

とか
そういう過去の積み重ね
自分の人生の選択の積み重ねを
ずっと考えさせられてしまいました



韓国映画はやっぱり凄い
地味な題材と思いきや
とんでもない怪作
漁船密航者映画でした〜