海にかかる霧 2015
65点
密航者を運ぶことになった小さな漁船の船長...
ポン・ジュノがプロデュース
殺人の追憶の脚本担当だった
シムソンボがカントクが務めます
受賞は逃しましたが
2015年アカデミー外国語映画賞の韓国代表作品です
不景気な小さな漁船の
生々しい船の生活を冒頭さらっーと描き
最短ルートで船員たちの関係や個人の性格を
表現するのがもうスマートでスマートで
感心しました
からの密航者を
運ぶことになっていくんですが
ここから先がまったく
先読みできないストーリーになっていき
顎が外れるような劇的な展開があるのですが
そこらへん
韓国映画これ
ちょっとホントに温い邦画とかと
全然次元が違うなと
レベルの差、文化の差を痛烈に感じました
で
その驚愕の展開は観てもらうとして
この映画観ててずっと思うのは
「どうしてこうなった?」
「いつからこうなった?」
という反省、
というか
今起きている問題の原因は何か
っていうね
自問自答なんですよ
ただの密航者を運ぶ仕事だったのに
なんでこうなった
なんでこうなってしまった
いつから間違えていた
もしもあの時こうしていれば
とか
そういう過去の積み重ね
自分の人生の選択の積み重ねを
ずっと考えさせられてしまいました
韓国映画はやっぱり凄い
地味な題材と思いきや
とんでもない怪作
漁船密航者映画でした〜