滝を見にいく（沖田修一）/80点

おばちゃん七人がピクニック！




脚本です。
ほんとにそれだけの話なのにこんなにも人情琴線に触れらるだなんて泣


元CIAとかね、横領銀行員とかいないのよ。みんなただのおばさん。
各人をピックアップしてもなんの盛り上がりもないんだけど、それぞれがたまたま集まってたまたまピクニックして、
心の内すべて吐き出すとかは無いし、彼女らの実生活がどうとかほぼ不明！

けれど、それらの匂わし方と話運びが絶品。

何気ないやりとりにある
個性と歩んできた人生を垣間見せるのが素晴らしい。
おやつたくさん持ってきたり、タバコ吸ってたり、編み物したり。

自分の生活が表に出るって怖いけど、楽しいよなあ。


その個性がことあるごとに形を変えて出てくるし、マジかよな展開もあるから楽しくて仕方がない。


はっ、とするような切れ味鋭い伏線もあり後半に連れてのおばさんの力強さ描写は知らず知らず笑顔になってんじゃねーのおれ笑


いやーー
映画楽しみなり。、