やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

重力ピエロ/60点

2014-02-10 13:57:36 | 映画

母を亡くし父(小日向文世)と暮らす泉水(加瀬亮)と春(岡田将生)の兄弟は市内に起きる連続放火事件の犯人探しを始める…




いまをときめく伊坂幸太郎作品を原作にしたサスペンス風家族の絆映画

小説はすみません、読んでないのであくまで映画としての批評です


DVDのメニュー画面の音楽超良くて、CMで見たシーンを脳内で繋ぎ合わせて勝手に泣きそうに…(ハードル激上がり)

いざ始まると不思議な空気感が映画全体を包んでて変な感じ

ピアノ中心の音楽であったり、小日向文世演じるなんだか抜けた感じの父親だったり、加瀬亮のけだるさだったりと

春の朝霧に包まれたような物語の見所はやっぱり、掴み所のない家族のドラマ
動機やらなにやら腑に落ちないサスペンスの謎解きに重きをおかない方が吉かと


細かな伏線を回収しすぎてる感あったけど、まぁどれも哲学的でやんわり心に響いてくるから良し
(謎解きは安い安いww)


ストーカーのエピソードにはしびれたな・・。
というかああいう余白を読ませるのはずるいお。

恋愛でいうメールしてる段階ね!
(行間を理想でうめちゃうかんじ!)


所々文学的で青臭い下りがあるけど、そこは伊坂文学への愛情でカバーしてけろ


音楽の良さに物語の展開が劣っている感は否めなかったし、いい話だけど泣けない
そして都合がよい、&やっぱり腑に落ちないアレw



サマーウォーズ/60点

2014-02-10 13:46:12 | 映画
数学だけが取り柄のケンジ(声:神木隆之介)は憧れの先輩の頼みで彼女の実家を訪れる。ある晩ケンジは"OZ"という電脳世界を崩壊させてしまう…




「時をかける少女」
で一躍有名となったスタッフが送る夏アニメ超大作


舞台となるのは古きよき時代の日本を感じさせる旧家

mixiの機能を二兆倍くらい凄くした電脳世界の"OZ"
OZはクリティカルマスを越えケータイ以上の普及率を誇り行政やら運輸やら…とにかく超便利なのよ!!見てくればわかるから

その対比が凄まじい。
血縁が集まり酒盛りするっていうなんだか懐かしい夏の光景がある一方で世界中の人々が集まりコミュニケーションをする超未来の夢のような光景

これらがうまーく混ざり合ってなんとも言えないバランスが見ていて飽きない


そんだから序盤~中盤までは邦画らしく日本人にじんわり染み込むいい作りで思わずホロリとする箇所も


家族みんなが大なり小なり影響を与えあい地球を救うってエピソードはわかりやすい予定調和があっていいんだども、終盤~オチの都合主義感は良く無いよねえ

それまでの繊細な作りがあっただけに、本当にもったいない。あんな幼稚で雑なクライマックスなんて…


活躍しまくりな理系主人公に妬いて見る目が厳しくなったわけではありません笑


にしても声優の神木隆之介…まったく末恐ろしいガキだぜ

クライシスオブアメリカ/25点

2014-02-10 07:56:47 | 映画
25点


湾岸戦争の帰還兵マルコ(デンゼル=ワシントン)は戦争の記憶が虚像ではないかと疑い始める…





130分でこの内容って…たまにはやっちまうんだな

テーマはなにやら第一級ぽかったのに、いろいろB級

設定がなにやらSFぽくて混乱→退屈
になってしまいどうにもこうにも物語に入り込めず…

後ろで流れる音楽もちゃちいしよ


時間軸や目的がなんだかはっきりしないまま進むからどこを見るべきかわからず、興味はどんどん削がれていくなかそれっぽい伏線が登場


伏線回収を期待してたらまたかの放置っつーアホっぷり


時間返せおら