母を亡くし父(小日向文世)と暮らす泉水(加瀬亮)と春(岡田将生)の兄弟は市内に起きる連続放火事件の犯人探しを始める…
いまをときめく伊坂幸太郎作品を原作にしたサスペンス風家族の絆映画
小説はすみません、読んでないのであくまで映画としての批評です
DVDのメニュー画面の音楽超良くて、CMで見たシーンを脳内で繋ぎ合わせて勝手に泣きそうに…(ハードル激上がり)
いざ始まると不思議な空気感が映画全体を包んでて変な感じ
ピアノ中心の音楽であったり、小日向文世演じるなんだか抜けた感じの父親だったり、加瀬亮のけだるさだったりと
春の朝霧に包まれたような物語の見所はやっぱり、掴み所のない家族のドラマ
動機やらなにやら腑に落ちないサスペンスの謎解きに重きをおかない方が吉かと
細かな伏線を回収しすぎてる感あったけど、まぁどれも哲学的でやんわり心に響いてくるから良し
(謎解きは安い安いww)
ストーカーのエピソードにはしびれたな・・。
というかああいう余白を読ませるのはずるいお。
恋愛でいうメールしてる段階ね!
(行間を理想でうめちゃうかんじ!)
所々文学的で青臭い下りがあるけど、そこは伊坂文学への愛情でカバーしてけろ
音楽の良さに物語の展開が劣っている感は否めなかったし、いい話だけど泣けない
そして都合がよい、&やっぱり腑に落ちないアレw