天然記念物は文化財です。
神社、寺、旧街道、民家、山野などの巨樹は凄いです。
まるで歴史の生き証人として、数百年、もっと数千年生きております。
我々、動物どころではないのです。植物様様であります。
これらの巨樹からすると一年一年は何でしょうかね。お声を聞いてみたいです。
それに、長くて百年やそこらの我々を、どう思っているのですかね。
たとえば、旧東海道の松並木は、こんなことを思っているかも・・・・
徳川三代の、家光のころ・・・・
・・・・戦国はやっと終わったかえ、これからは徳川の世になったのう。
・・・・道を整えて行ったり来たりしやすいように、植えるんやと。
・・・・陽射しをさけたり、雨風をふせいだり、景色を作ったりすんやと。
・・・・何はともあれ、戦のねえ世が続けばええ、よしゃ、見守ったろ。
東海道は江戸時代になってから整備されるまで、京から東国へは難路であった。
もっと昔、鎌倉道、平安道のころは、草木ぼうぼう、泥道あまた、橋はなし。
おまけに山賊跋扈し、宿は掘っ立て小屋、布団はしらみ布団、南京虫五萬。
宿は酒をださねえどころか、飯もださねえ、だすのは女のみのありさま。
当時の旅人は、それこそ命がけで、東国、みちのくへと向かったものでした。
そんな街道にもなってない道を、徳川は道普請をして形作っていきました。
松並木はそれから数百年後の今まで、人の流れ、時の移ろいを見て来ました。
ここで、幕末の松の「声」に耳を傾けたいのです・・・・
・・・・しかし色々とあったのう、さむらい、公家、庶民とよういたは。
・・・・一里塚が作られてからというもの、宿場が出来て、そらもう大賑わいや。
・・・・オレ達の根元で、弁当食ったり休んだり、小便してったりでのう。
・・・・人は忙しいのう、もっとゆっくり生きればええのにな。
・・・・徳川の世が、終わるってよ。まだ、三百年たってねえのに。
・・・・人は、子、トトカカ、ジジババ、またまたと何度も変わってった。
・・・・長くねえな。人ってえんは、あっと言う間に消えてくのう。
・・・・これからどんな世になっかいのう、まあ、ずっと見守ったるは。
東海道の松並木は、東海道の生き証人であります。
全国の天然記念物の巨樹は見応え充分、圧倒されます。
我々は見て感嘆しているのですが、あちら様は、こちらをどう見ているのでしょうか。
考えてみると、この地球の主役は植物かも・・・・
神社、寺、旧街道、民家、山野などの巨樹は凄いです。
まるで歴史の生き証人として、数百年、もっと数千年生きております。
我々、動物どころではないのです。植物様様であります。
これらの巨樹からすると一年一年は何でしょうかね。お声を聞いてみたいです。
それに、長くて百年やそこらの我々を、どう思っているのですかね。
たとえば、旧東海道の松並木は、こんなことを思っているかも・・・・
徳川三代の、家光のころ・・・・
・・・・戦国はやっと終わったかえ、これからは徳川の世になったのう。
・・・・道を整えて行ったり来たりしやすいように、植えるんやと。
・・・・陽射しをさけたり、雨風をふせいだり、景色を作ったりすんやと。
・・・・何はともあれ、戦のねえ世が続けばええ、よしゃ、見守ったろ。
東海道は江戸時代になってから整備されるまで、京から東国へは難路であった。
もっと昔、鎌倉道、平安道のころは、草木ぼうぼう、泥道あまた、橋はなし。
おまけに山賊跋扈し、宿は掘っ立て小屋、布団はしらみ布団、南京虫五萬。
宿は酒をださねえどころか、飯もださねえ、だすのは女のみのありさま。
当時の旅人は、それこそ命がけで、東国、みちのくへと向かったものでした。
そんな街道にもなってない道を、徳川は道普請をして形作っていきました。
松並木はそれから数百年後の今まで、人の流れ、時の移ろいを見て来ました。
ここで、幕末の松の「声」に耳を傾けたいのです・・・・
・・・・しかし色々とあったのう、さむらい、公家、庶民とよういたは。
・・・・一里塚が作られてからというもの、宿場が出来て、そらもう大賑わいや。
・・・・オレ達の根元で、弁当食ったり休んだり、小便してったりでのう。
・・・・人は忙しいのう、もっとゆっくり生きればええのにな。
・・・・徳川の世が、終わるってよ。まだ、三百年たってねえのに。
・・・・人は、子、トトカカ、ジジババ、またまたと何度も変わってった。
・・・・長くねえな。人ってえんは、あっと言う間に消えてくのう。
・・・・これからどんな世になっかいのう、まあ、ずっと見守ったるは。
東海道の松並木は、東海道の生き証人であります。
全国の天然記念物の巨樹は見応え充分、圧倒されます。
我々は見て感嘆しているのですが、あちら様は、こちらをどう見ているのでしょうか。
考えてみると、この地球の主役は植物かも・・・・