ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

9月11日消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2022-09-16 17:24:35 | オストメイト
9月11日の日曜日、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて、東京都社会適応訓練事業による消化器系ストーマ(人工肛門)のオストメイト講習会が開かれました。

晴天にめぐまれたためか大勢の方に参加して頂きました。
会場の中野区社会福祉会館(スマイルなかの)は、玄関が改修中のため判りにくくて入場しにくい状況でしたが、手持ちの案内板で誘導して対応しました。

講師は杏林大学医学部付属病院の若松喬Dr.と昭和大学病院の遠藤 由布WOCN です。

装具メーカーのコロプラストや販売店のソリューションやウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。
若松先生は大腸がんやその治療法について動画を駆使して判りやすく詳しく話して下さいました。



主な内容を以下に示します。
・大腸癌は早期発見=検診が大事である。
・治療には内視鏡治療、手術、薬物治療、放射線治療があり、組み合わせる場合も多い。
・直腸癌の手術を行う場合、がんの部位などにより肛門を残す手術を行う場合と残さない手術を行う場合があり残さない場合は人工肛門を造成する。
・従来は開腹手術が多かったが、最近では腹腔鏡手術が主流になり、更にロボット手術も増えている。
・若松先生は放射線治療と化学療法を組み合わせた化学放射線療法に取り組んでおられ、大腸癌を手術なしに治すことを目指している。
ご講演後の後の質疑応答では、様々質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。




装具メーカーのコロプラストと販売店のウエル・カム・サポートセンターの方のお話の後、休憩に入りました。

業者の展示コーナーで説明を受ける方もいました。

休憩後、昭和大学病院の遠藤由布WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話しがありました。


遠藤先生はストーマの様々な合併症や対処法から、身障者手帳、装具給付券、生活保護、医療費控除などの福祉制度、食事、臭い対策、入浴、服装、外出などの日常生活、災害対策など様々な話題について判りやすく話してくださいました。

遠藤先生のお話にも様々な質問があり両先生や業者の方も加わって活発な議論が交わされました。







今回も大変有益な会を持てたかと思います。