ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

関西旅行 京都国立博物館・吉野蔵王堂・奈良般若寺

2014-05-11 18:55:20 | 旅行
連休の終わりの5月6日に関西1泊旅行。
中野を朝7時半に出発、東京8時半初の新幹線に乗り京都へ。
京都駅からバスで京都国立博物館へ。
旧平常展示館の解体と百年記念館(仮称)の建設工事に伴い、平常展示は休止中とのこと。

ツツジが美しい。

特別展示は南山城の古寺11寺の美術品の紹介。
浄瑠璃寺と岩船寺しか行ったことがないのだが、国宝・重文20数点を含む展示品は素晴らしい。
禅定寺の十一面観音など迫力のある仏像が多い。


バスで京都駅に戻り、近鉄京都駅から近鉄特急2本を乗り継いで吉野駅に到着。
京都から2時間近くかかる。橿原神宮駅から吉野までの特急が遅い。


吉野駅から数分歩いてロープウェイに乗り吉野の山頂に。日本最古のロープウェイ路線とのこと。

参道を数分歩くと日本三大鳥居の1つの銅鳥居がある。

さらに歩くと金峯山寺へ。
仁王門は修理中。


夕方になったので本堂の蔵王堂の秘仏は見られなかったが
蔵王堂(本堂)の大きさにはには驚かされる。
木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさとのこと。

ここは鎌倉時代の末期に、後醍醐天皇の息子の大塔宮護良親王が、鎌倉幕府軍に抗して奮戦した場所とのことで、大塔宮御陣地と刻まれた石柱が立っている。

喫茶店で休憩した後、宿屋へ。

連休最終日とあって、宿泊客は他にいないとのこと。
部屋は宿屋の入口から下に2階以上も降りる場所にある。

窓からの緑の山々の眺望がすばらしい。


5月7日は再び金峯山寺へ。

蔵王堂(本堂)の秘仏である御本尊の蔵王権現三体を拝観。
蔵王権現とは珍しい御本尊だが神仏習合の修験道の本尊とのこと。
三体とも高さが約7mと大きい。普段は巨大な厨子の内に収まっているとのこと。
三体とも怒髪天を衝くすさまじい忿怒相で、恐怖を覚える。

ロープウェイに乗って山を降り近鉄の吉野駅から近鉄特急を乗り継いで近鉄奈良駅に。
奈良駅のあるビルの上の階のレストランで昼食。
ここも眺めがよく奈良の町が見渡せる。


近鉄奈良駅からバスに乗って奈良市北部の般若寺へ。
国宝の楼門は鎌倉時代のもので美しい。

経蔵も鎌倉時代のもので重文。

十三重石塔も鎌倉時代のもので重文。日本の代表的な石塔とのこと。

笠塔婆 2基も鎌倉時代のもので重文。

西国霊場三十三カ所の観音像を石に写した石像も多数ある。江戸時代のもの。

保元の乱で敗北して近くで絶命した藤原頼長の供養塔もある。

本堂は江戸時代に建立。


修理中だが鎮守社もある。お寺にあるのは珍しい。


宝蔵堂で秘仏の阿弥陀如来や胎内仏三尊が公開されていた。
いずれも1964年に十三重石塔の中から発見されたもので重文。
阿弥陀如来は奈良時代のものとのこと。

バスで近鉄奈良駅に戻り喫茶室に行ったりした後、近鉄奈良駅から急行に乗って近鉄京都駅にでてJR京都駅から18時過ぎの新幹線に乗って東京に帰った。