映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

2021年読んだ本

2021-12-31 20:47:36 | 
1.神楽坂ホン書き旅館 黒川鐘信◎
2.クヒオ大佐 吉田和正
3.不勉強が身にしみる 長山靖生
4.経済数学の直感的方法 確率統計編 長沼伸一郎◎
5.見るレッスン 蓮實重彦◎
6.半自叙伝 菊池寛
7.テレビの黄金時代 小林信彦◎
8.映画評論家未満 重政隆文◎◎
9.偉大な記憶力の物語  ルリヤ
10.押井守の映画50年50本 押井守◎◎
11.運と実力の間 木原直哉
12.若者はなぜ決めつけるのか 長山靖生
13.田中清玄自伝 田中清玄◎◎
14.東京 坪内祐三
15.小津安二郎東京グルメ案内 貴田庄◎
16.周恩来「十九歳の東京日記」 周恩来著 矢吹晋編
17.焼け跡のイエス他 石川淳
18.昼夜日記 坪内祐三◎
19.決定版私説コメディアン史 沢田隆治◎◎
20.ドナルド・キーン著作集思い出の作家たち ドナルド・キーン◎
21.大都会隠居術 荒俣宏編◎
22.映画批評は批評できるか 重政隆文◎

23.俺の遺言 野坂昭如
22.断言2 山形浩生◎
23.ヤクザと過激派が棲む街 牧村康正
24.田中角栄と国土建設 米田雅子
25.ファイアマン流物理がわかるコツ ファイアマン
26.一六世紀文化革命 山本義隆◎
27.確率的発想法 小島寛之
28.日本がバカだから戦争に負けた 大塚英志
29.ゆるく考える 東浩紀
30.日本的発想力の未来 東浩紀編◎
31.本の雑誌の坪内祐三 坪内祐三◎
32.中国の行動原理 益尾知佐子◎

33.酒日誌 坪内祐三
34.ストリート・ワイズ 坪内祐三◎◎
35.地獄で仏 ナンシー関、大月隆寛◎
36.反解釈 スーザン・ソンタグ◎
37.横丁の戦後史 フリート横田◎

38.誰もが嘘をついている セス・スティーブンス
39.運の技術 角田陽一郎
40.人口の中国史 上田信◎
41.昭和トワイライト百景 フリート横田
42.東京ノスタルジア百景 フリート横田
43.階級断絶社会アメリカ チャールズ・マレー◎
44.50年代新宿シネマグラフィティ 北村公一
45.東京放浪記 別役実
46.相続地獄 森永卓郎
47.中国人のお金の使い道 中島恵◎
48.スマホ脳 アンデッシュ・ハンセン◎

49.認知バイアス 鈴木宏昭
50.高速読書 上岡正明
51.すべての知識を20字でまとめる 浅田すぐる
52.寿町のひとびと 山田清機
53.ヒューマンネットワーク マシュー・ジャクソン◎◎
54.昭和の子どもだ君たちも 坪内祐三◎
(1月 54冊)
56.書くための勇気 川崎昌平
55.ネット右派の歴史社会学 伊藤昌亮◎◎◎
57.記憶の山荘 トニー・ジャネット
58.無礼講 坪内祐三、福田和也
59.地図帳の深読み 今尾恵介
60.東京バックビート族 林立夫
61.この不寛容の時代に 佐藤優◎
62.工学部ヒラノ教授の終活大作戦 今野浩
63.不謹慎 坪内祐三、福田和也
64.新書百冊 坪内祐三
65.同時代も歴史である1979問題 坪内祐三◎
66.システムトレード発見のポイント 斎藤正章
67.頭が良くなる速読術 川村明宏、若桜木◎
68.断薬記 上原義広
69.エマニュエル・トッドの思考地図 エマニュエル・トッド◎
70.速読×記憶術トレーニング 川村明宏
71.革命的飲酒主義宣言 坪内祐三、福田和也
72.数字で考えるは武器になる 中尾隆一郎◎
73.超速読知られざる受験勉強法 理数系を目指す人へ 川村明宏
74.最後の人生天語 坪内祐三
75.スクリーンが待っている 西川美和◎
76.英単語スーパー記憶術 川村明宏
77.されどわれらが日々 柴田翔
78.戦後が若かったころ 海老坂武◎
79.頭が良くなる速脳術 川村明宏◎

80.中国経済はどこまで崩壊するか 安達誠司
81.完全教祖マニュアル 
82.やさしい行動経済学
83.古くさいぞ私は 坪内祐三
84.マネジメント1 ピーター・ドラッカー◎◎
85.文化の定義のための覚え書き TSエリオット
86.かくも激しき希望の歳月 海老坂武
87.世界史の構造を読む 柄谷行人
88.世界の経営学者は今何を考えているのか 入山章栄◎
89.マネジメント2 ピーター・ドラッカー◎◎
90.僕らの頭脳の鍛え方 立花隆、佐藤優
91.5時間でわかるKOSEI式ネット株
92.21世紀を生きるための社会学の教科書 ケン・プラマー
93.ランキング ペーテル・エールディ
(2月 39冊)
94.国富論 アダムスミス◎◎
95.マネジメント3 ピーター・ドラッカー◎◎

96.貨幣の悪戯 ミルトン・フリードマン◎
97.百人十色の投資法1 JACK
98.百人十色の投資法2 JACK◎
99.百人十色の投資法3 JACK
100.マネジメント4 ピーター・ドラッカー◎◎
101.アイデアの99% スコット・ベルスキ
102.トレード・オフ ケビン・メイニー
103.評伝小室直樹上 村上篤直
104.評伝小室直樹下 村上篤直
105.メモの変態が手帳をスマホに変えた理由 堀越吉太郎◎
106.デザインされたギャンブル依存症 ナターシャ・シュール
107.祖国よりも一人の友を 海老沢武
108.戦後民主主義のリハビリテーション 大塚英志◎
109.貧乏人の経済学 アビジット・バナジー
110.百人百色の投資法4 JACK
111.百人百色の投資法5 JACK
112.1440分の使い方 ケビンクルーズ
113.風の歌を聴け 村上春樹
114.羊をめぐる冒険上 村上春樹
115.羊をめぐる冒険下 村上春樹
116.リスクテイクの経済学 アリソン・シュレーガー
117.ナイスの法則 リンダ・キャプラン・セイガー
118.人を助けるとはどういうことか エドガー・シャイン
119.パズルでひらめく補助線の幾何学 中村義作◎
120.一六世紀文化革命2 山本義隆◎

121.スーパー・インテリジェンス ニック・ボストロム◎◎
122.グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業 ハーマン・サイモン
123.日本人は右傾化したのか 田辺俊介
124.趣味の社会学 片岡栄美◎◎
(3月 31冊)
125.明日泣く 色川武大
126.数学する身体 森田真生
127.ステイ・スモール  ポール・ジャルヴィス◎
128.経済数学の直感的方法 確率統計編 長沼伸一郎◎◎
129.磁力と重力の発見2 山本義隆
130.小数と対数の発見 山本義隆
131.世界の見方の転換 山本義隆◎
132.ヒトラーの科学者 ジョン・コーンウェル◎

133.うらおもて人生録 色川武大◎◎
134.遺伝子の不都合な真実 安藤寿康◎◎

135.双葉山の邪宗門 加藤康男
136.帰郷 大佛次郎◎
137.ボリンジャーバンド×自動売買FX  山中康司◎
138.統計学が最強の学問である 西内啓
139.統計学が最強の学問である数学編 西内啓
140.統計学が最強の学問であるビジネス編 西内啓
141.経済数学の直感的方法マクロ経済学編 長沼伸一郎
142.ナッジ 那須耕介
143.ハリウッド式映画制作の流儀 リンダシーガー◎
144.専門知はもういらないのか トム・ニコルズ◎◎
145.どうしても頑張れない人たち 宮口幸治◎
146.ポチらせる文章術 大橋一慶
(4月 22冊)
147.鎌倉資本主義 柳澤大輔
148.ストーリーマッピングをはじめよう ドナ・リチョウ
149.岩井俊二 夏目深雪編
150.THIS IS MARKETING セス・ゴーディン
151.デジノグラフィ 博報堂生活総合研究所◎
152.数値と客観性 セオドア・M・ポーター
153.あなたは自分を利口だと思いますか  ジョン・ファーンドン
154.ヤバい予測学 エリック・シーゲル◎
155.あなたの会社が理不尽な理由 清水勝彦◎◎
156.アイデアを棄てるとうまくいく 堀宏史
157.すぐメモする人がうまくいく 堀宏史
158.クラウドファインディング革命 マクアケ中山亮太郎
159.奇想の系譜新版 辻惟雄◎
160.バルミューダ熱狂を生む反常識の哲学 上岡隆
161.菅政権 東大話法とやってる感政治 宇佐美典也◎
162. アメリカの反知性主義 リチャード・ホーフスタッター
163.分析力を武器とする企業 トーマス・ダベンポート◎
164.手書きの戦略論 磯部光毅◎

165.直感で発想、論理で検証、哲学で飛躍 伊丹敬之
166.アルゴリズム思考学 ブライアン・クリスチャン
167.ザ・セカンドマシンエイジ エリック・ブリニョルフソン◎
168.企業を大切にする会社 ヴィニート・ナイアー
169.考える練習帳 細谷功
170.エスノグラフィー入門 小田博志
171.調査と分析のための統計 上藤一郎
172.33年後のなんとなくクリスタル 田中康夫
173.分析力を駆使する企業 トーマス・ダベンポート
174.意識と脳 スタニスラス・ドゥアンヌ
175.ニッポンのおじさん 鈴木涼美◎
176.ストーリーのつくりかたとひろげ方 イシイジロウ
177.リサーチドブリンイノベーション 安斎勇樹
178.話題を作り出すしくみのつくり力 西山宏
179.DX思考法 西山圭太
180. 真実を見抜く トーマス・ダベンポート
181.ラディカル・マーケット エリック・A.ポズナー◎
182.データ・ドブリン・マーケット マーク・ジェフリー◎◎
183.FXボリンジャー常勝の技 山中康司◎
184.パーソナルネットワーク 安田雪◎

(5月 38冊)
185. つながり ニコラス・クリスタキス
186.人脈作りの科学 安田雪
187.スポーツの経済学  小林至
188.測りすぎ ジェリー・ミュラー
189.予測不能の時代 矢野和男◎
190.模倣の法則 ガブリエル・タルド◎
191.一年仕事がなくても倒産しない経営術 坂口孝則◎

192.大佛次郎一大初心 福島行一
193.文庫本千秋楽 坪内祐三
194.ツウが語る映画この一本 中村千晶
195.なりすまし スザンナ・キャラハン
196.花街の引力 三浦展◎◎
197.映画評論家への逆襲 荒井晴彦他◎
198.ガラパゴス政党日本共産党 柳原滋雄◎◎
199.バカに唾をかけろ 呉智英◎
200.保身 藤岡雅◎
201.1970年代のプログレ 馬庭教二
202.老いぼれ記者魂 青山学院春木教授事件 早瀬圭一
203.日本衆愚社会 呉智英◎
204.日本の分断 平川新
205.東京80年代から考えるサブカルチャー 仲正◎
206. 戦国日本と大航海時代 平川新◎◎

207.東大首席弁護士が教える7回読み 山口真由
208.内田裕也 スクリーン上のロックンロール
209.孫基禎 
210.1971年 土谷英夫
211.夢中になれる東大世界史 福村国春
212.億万長者だけが知っている教養としての数学 ヒューバーカー
(6月 28冊)
213.中国の見方がわかる中国史入門 福村国春
214.林彪事件と習近平 古谷浩一◎
215.毛沢東と林彪 笠井孝之◎

216.柔軟的思考 レナード・ムロディナウ
217.名指導書で読むなつかしの高校国語 
218.ピーター・ティール トーマス・ラッポルト
219.最も賢い億万長者上 グレゴリー・ザッカーマン
220.最も賢い億万長者下 グレゴリー・ザッカーマン
221.全米は泣かない 五明拓弥
222.物理学者のすごい思考法 橋本幸士◎
223.スピリチャルズ 橘玲◎

224.経済のトリセツ 山形浩生◎◎
225.養子縁組みの社会学 
226.地上最強の男 百田尚樹
227.最高の集い方 プリヤ・パーカー
228.和僑 安田峰俊
229.闇の脳科学 ローン・フランク
230.さっさと不況を終わらせろ ポール・クルーグマン◎
231.日本経済はなぜ浮上しないのか 片岡剛士
232.お金の改革論 ジョン・メイナード・ケインズ◎◎◎
233.自分で考えて動く社員が育つOJTマネジメント 中尾隆一郎
234.経済政策で人は死ぬか デヴィッド・スタックラー◎◎
235.論集蓮實重彦 工藤庸子編◎
236.すべてはノートから始まる 倉下忠憲◎

237.ライティングの哲学 千葉雅也、読書猿、山内朋樹、瀬下翔太◎◎
(7月 25冊)
238.ゾンビとの論争 ポール・クルーグマン
239.歴史修正主義とサブカルチャー 倉橋耕平
240.円山町瀬戸際日誌 内藤篤◎
241.いねむり先生 伊集院静
242.ファンベースな人たち 佐藤尚之
243.女性向け風俗の現場 柾木寛◎
244.戦後世界経済史 猪木武徳
245.21世紀の資本 トマ・ピケティ◎
246.東京貧困女子 中村淳彦◎
247.ワルに学ぶ黒すぎる交渉術 多田文明
248.世界でいちばん素敵な建築の教室 田所辰之助
249.行動科学と投資 ダニエル・クロスビー
250.1980年代 斎藤美奈子、成田龍一
251.仮住まいと戦後日本 平山洋介◎
252.静かな生活 大江健三郎
253.取り替え子 大江健三郎◎
254.ナイアガラに愛を込めて 木村ユタカ
255.大義の末 城山三郎
256.IPのつくりかたと広げ方
257.日本型格差社会からの脱却 岩田規久男
258.立花隆最後に語りたいこと 立花隆◎◎
259.普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門 山崎俊輔
260.チョンキンマンションのボスは知っている  小川さやか
261.黒澤明の映画 喧々囂々 岩本憲児◎
262. 無理ゲー社会 橘玲◎◎
263.歪む社会 安田浩一、倉橋耕平
(8月 26冊)
264.学校選択制のデザイン 安田洋祐
265.マイホームの彼方に 平山洋介
266.自閉スペクトラム症 岡田尊司◎
267.吉田茂の自問 小倉和夫
268.勝率9割の選択 のぶき
269.賭けの考え方 イアン・テイラー
270.言葉はどこからやってくるのか 蓮實重彦◎
271.フレデリック・ショパン フランツリスト◎◎
272.60年代郷愁の東京 本橋信宏
273.理系のお姉さんは苦手ですか 内田麻理香
274.わが闘争猥褻罪 大坪利夫
275.アンダークラス2030 橋本健二◎
276.人新世の資本論 斎藤幸平
277.教育論の新常識 松岡亮二ほか◎
278.東京23区×格差と階級 橋本健二◎
279.自由と成長の経済学 柿埜新吾◎

280.やっぱり友だちはいらない 押井守
281.秋葉原は今 三宅理一
282.東京から 現代アメリカ映画論議 蓮實重彦、黒沢清
283.渋谷の秘密 三浦展ほか◎
284.危ない読書 佐藤優◎◎
285.上野新論 五十嵐泰正
286.思考術 大澤真幸
287.シネマの神は細部に宿る 押井守
288.首都圏住みたくない街 逢阪まさよし◎
289.映画時評修正2004ー2016 伊藤洋司◎
290.中流崩壊 橋本健二◎

291.新東京風景論 三浦展
292.東京β 速水健朗
293.Z世代 原田曜平
294.ゼロ 堀江貴文◎
295.死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介◎

296.テレビリサーチャーという仕事 高橋直子
297.トランプ自伝 ドナルドトランプ◎
298. 小説と映画の世紀 菅野昭正
299.東京の忘れもの 村木与四郎
300.クーデターの技術 クルツィオマラパルテ◎◎
301.ヒトラーの秘密図書館 ティモシーライバック
302.金のつくり方は億万長者に聞け ドナルドトランプ
303.創造元年1968 笠井潔、押井守
304.アジアの中の日本映画 四方田史彦
305.科学的管理法 フレデリックテイラー◎◎
306.かつてチョイスという名の英語教材があった 斎藤雅久
307.音楽の黙示録 森本恭正
308.類似と思考 鈴木宏昭
(9月 45冊)
309.記憶術と書物 メアリー・カラザース
310.プロパガンダ戦史 池田徳真
311.獣たちの夜 押井守
312.リスクと流動性 ヒュン・ソン・シン◎
313.トロツキー ロバート・サーヴィス
314.日本映画僕の300本 双葉十三郎
315.シンギュラリティは近い レイ・カーツワイル◎◎
316.もの忘れの脳科学 苧阪満里子
317.暴走する能力主義 中村高康◎
318.ふと浮かぶ記憶と思考の心理学 関口貴裕/編著 森田泰介/編著 雨宮有里/編著
319.押井学の人生のツボ 押井守
320.21世紀の経済政策 浜田宏一◎◎
321.経済社会の学び方 猪木武徳
322.幼児教育の経済学 ジェームズ・ヘックマン
323.暴走する世界 アンソニー・ギデンズ
324.マイルスデイビスの真実 小川隆夫
325.妖怪少年の日々 荒俣宏
326.学力心理家庭環境の経済分析 赤林英夫他◎
327.危機の中の若者たち 本田由紀、中村高康他
328.ラクして稼ぐ不動産投資33の法則 今井基次◎◎
329.ビッチェズブリュー 中山康樹◎
330.日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就職で楽勝できるか 辻太一郎、曽和利光
331.アヌイ作品集 ジャンアヌイ
(10月 23冊)
332.東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義
333.知っているつもり 西林克彦◎◎
334.映画監督三隅研次 吉田 広明
335.スクリプトドクターの脚本教室 初級篇  三宅 隆太◎
336.水の女 中上健次◎
337.データエコノミー入門 野口悠紀雄
(11月 6冊)
338.映画監督神代辰巳◎◎
339.トッド自身を語る エマニュエルトッド
340.老人支配国家 日本の危機 エマニュエルトッド◎
341.使える行動分析学 島宗理
342.左翼商売 森口朗
343.共産主義批判の常識 小泉信三◎◎
344.情報生産者になってみた 上野ゼミ卒業生チーム◎◎

345.「日本」ってどんな国? 本田由紀
346.シャルリとはだれか エマニュエル・トッド
347.その言葉だと何も言っていないと同じです 吉岡友治◎
(12月 8冊)

緊急事態宣言で飲み会禁止令が出ると、本はとにかく読める。映画館は移動の時間も含めて拘束時間があるが、本にはない。ある本を読んでインスパイアして編み出した「18分法」で時間を計って読む。1日のうち何回「18分」が取れるかだけど、意外に隙間時間ってある。途中まで400冊ペースだったのに、11月にこの年にしてある資格試験に挑戦したから10月より読書ペース落ちる。資格の国家試験はものすごく久々、今さら資格なんて関係ないが、酒なき日々が充実して過ごせた。試験前の緊張感久々味わった。やはり勉強は繰り返しだ。もっと早く気づいていればとも思う。

ケインズが1920年代前半に書いた「お金の改革論」という本をはじめて読んだ。今年いちばん感銘を受けた本だ。こんなに経済のこと、いやどういう風にビジネスをするかを優しく語ってくれる本だとは思っていなかった。

何せわれわれの世代は翻訳に恵まれていなかった。ケインズの名著と言われる「雇用利子および貨幣の一般理論」にせよひどいもんだった。最近の若者はなんて恵まれているのかと思う。普通こういう場合原著を読むと、なんだこんなにやさしく書いてあるのにと思うことが多い。でも、ケインズの英語は関係代名詞とカンマの連続で逆に発狂しそうですぐ断念。それだけに妙に感動した。

これを読むと、実はケインズの基本はマネタリストであることもわかる。当然「一般理論」で語られる不況時の処方箋もあるが、あくまで平常時の根本はそういうことなのかとも思う。
あとは「ネット右翼の歴史社会学」が読み応えあった。これはよく調べていて感心した。普通こういう右傾化問題はどちらかの方向に一方通行の議論だけど、これは偏見が抜けていてよかった。

読書数の激減はコロナ解禁後飲み会のお誘い急増のせいもあるかもしれない。いくら高級店の料理にありつけても酒は週3回までが限界、4回はキツい。それもいつも行かなくてもいいのに2軒目以降の余計な店行ってしまうからだ。今年も常連の店はいくつも潰れた。残念。12月初めに久々銀座クラブ突入したら、意外に一杯だった。ママが気前よくヴーヴクリコをサービスしてくれていつもの半額以下だった。どうして?

いずれにせよイベント事以外家では飲まない。酒は頭脳には悪影響、そろそろ逆方向に向かいたい。
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2021年好きだった映画10作

2021-12-31 08:22:26 | 映画 ベスト
2021年観た映画201本(DVD、Netflixと名画座含む)7年ぶりに200本超えた。

その中で10作ピックアップする。優劣つけがたいがサブで10作をピックアップしてみる。
これは自分の好みが入る。映画の質がいい悪いは別である。

(観た順番で、内容はクリックして確認ください)
1.すばらしき世界 

2.水を抱く女

3.いとみち

4.インザハイツ

5.サマーフィルムにのって

6.ドライブマイカー

7.由宇子の天秤

8.花椒の味

9.ファイター、北の挑戦者

10.ラストナイトインソーホー

前年は日本映画でいいものがなかった。逆に5作も入ってしまう。今年は西川美和監督の新作「すばらしき世界」が口火を切った。念入りに映画の材料を取材をして、娯楽作品として観客を楽しませようとする要素に満ち溢れている。そのほかにも若手監督のよくできた作品が目立った。「いとみち」では普通の青森の女の子がメイドカフェに勤める設定で、津軽三味線という小道具も効果的に効いていい作品になった。父親役豊川悦司の存在を横浜聡子監督が巧みに使っていた。「サマーフィルムにのって」も好感がもてた。高校生にして大映の監督三隅研次を崇拝する時代劇オタクという主役に加えて周囲の高校生の特異なキャラクターの設定に成功している。

もはや日本を代表する映画監督かつ論客になりつつある濱口竜介監督も2作披露してくれた。村上春樹の短編集にある「ドライブマイカー」では題名作品に加えて、2つの作品からエッセンスを引用してすばらしいシナリオにした。途中演劇の部分が長すぎる気もしたが、あの短編集をここまで映像化してくれたことに感激した。もう一作偶然と想像の方がいいという人もいる。もちろん水準を大きく超えるが、室内劇中心で明らかな低予算の作品なので映画としての膨らみがあると自分には思えない。ここまで名が売れたら次回はもっとぜいたくして作って欲しい。

瀧内公美がいい女優になってきた。火口のふたりで大胆な演技をしてから前年のアンダードッグも含めてこのところ脱ぎっぱなしであった。そうしているうちに「由宇子の天秤」というインテリの役をもらった。この映画のストーリー展開は先を読ませぬ巧さがある。でも若干長回しが長すぎるかな?という印象をもつ。それでも春本雄二郎監督光石研をはじめとした演技の職人を絶妙に使い、今後に期待できる監督だ。

「水を抱く女」のミステリータッチに若干ホラー的要素を加えた展開には思わずドキドキした。クリスティアン・ペッツォルト監督はこれまでニーナホスという1人の女優とのコンビが主だった。今回女優をかえて、テイストも若干変わったのがいい結果を生んだ。「インザハイツ」はラテン版「LALALAND」といった感じで、観ていて気持ちが高揚した。古い映画からの引用も多々あるが、ひたすら楽しい。たぶん他の評者はピックアップしないと思う「花椒の味」はまったく仲のよくなかった父娘の関係だったのに、父が死んで2人の異母妹が現れて父の経営した火鍋店をやるという設定だ。ここで娘が亡き父を想う気持ちに同化した。デモとコロナでしばらく行けていない香港が舞台ということも自分にはプラス要素だ。

「ファイター、北の挑戦者」は脱北者の若い女性がボクシングで身を立てようとする話だ。女性のボクシング映画には「ミリオンダラーベイビー」と「百円の恋」という素晴らしい傑作がある。脱北者の苦悩が映画の要素に加えられた脚本が良く、どこにでもいるような女の子が演じているのも良かった。そして「ラストナイトインソーホー」が実に良かった。60年代のロンドンを魔界のように仕立て上げ、2人の美少女をピックアップして悪夢と現実を渡り歩く。照明設計も美術も音楽もみんな良く、デイヴィッドリンチ監督やヒッチコック、パルマなど古今東西の映画作家の要素を盛り込んだ素敵な作品にしてくれた。今年一年の洋画ではいちばん好きだ。

1.わたしの叔父さん

2.世界で一番幸せな食堂

3.春江水暖

4.キャラクター

5.一秒先の彼女

6.17歳の瞳に映る世界

7.少年の君

8.サマーオブソウル
 
9.ONODA

10.悪なき殺人

一転して日本映画が一作のみ。日本のクライムサスペンス映画のレベルは韓国と比べると低いが「キャラクター」はその見方を変えるほどよくできていておもしろかった。ここにピックアップしていないがあのこは貴族も良かった。自分の母校のことも語られていて懐かしい思いになった。

コロナ禍でアメリカ資本の映画が少なく、欧州や中国系の映画が増えてくる。「わたしの叔父さん」と「世界で一番幸せな食堂」はいずれも北欧産でよく似たやさしいムードをもつ。いずれも自分の肌合いに合った映画だ。それに似た感じで中国映画「春江水暖」も心地よい。台湾映画「1秒先の彼女」はファンタジーの要素を持つがコミカルな主人公の存在が笑えてしまう。中国映画「少年の君」は現代中国受験事情がこれを観てよくわかり、裏社会的要素を加えてニュースだけではわからない中国事情がつぶさにわかった。

「サマーオブソウル」は1969年のソウルミュージックフェスティバルの映画化である。こんなすごいフィルムが残されているとは思わなかった。個人的にはフィフスディメンションがでてきたときにいちばんドッキリ。「ONODA」は小野田少尉のフィリピン生活を描いている。日本人が作れないフランス人による日本映画という内容だ。サスペンス系では緻密に映画の設計がされているフランス映画「悪なき殺人」は今年一押しだ。

前年公開の作品で今年見た中で、前の年に観たなら絶対入れていたのは「37セカンズ」と「異端の鳥」
いずれもすごく良かった。


特別に日本映画外国映画でそれぞれ3つ選んでみる。

日本映画
1.すばらしき世界
2.いとみち
以下はどうしようかと一日考えて同着
3.由宇子の天秤
3.ドライブマイカー

外国映画
1.ラストナイト・イン・ソーホー
2.インザハイツ
3.水を抱く女


2007年から手書きでノートに観た作品の題名を書いている。いよいよ2900を超えた。
3000を目標にしてきたが、2022年にようやく達成できそうだ。果たして死ぬまでに5000いくだろうか?
コメント
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