今回は借りてしまったもの失敗ばかり、でもこれはいける。
ショーンコネリー主演「理由」である。
ハーバードの法学の教授である
ショーンコネリーのもとにある黒人女性から
「自分の孫が無理やり自白させられて死刑にさせられてしまっているので救済してほしい。」という依頼が来る。最初は乗り気でなかった彼も死刑囚に実際会ってみて、刑事による強制的な自白による誤審ではないかと調査してみようという気になる。調査を始めたときに
ローレンス・フィッシュバーン扮する担当刑事に脅されたりして妨害を受ける。しかし、ある死刑囚からなぞの暗号を知らされ、事件の核心にふれることができるが。。。。
そのほかの登場人物に
ショーコネリーの妻である検察官やその娘(なんと
スカーレットヨハンソンの子ども時代)、殺人狂といわれている死刑囚がいて事件の真相にいずれも絡んでくる。
最初は
ローレンス・フィッシュバーンが
ショーンコネリーに暴力を働いたりして、開始から一時間近く冤罪話の様相を見せるが、途中で展開を変える。ちょっと驚かせるが、ラストにかけては展開が読めてしまうかな?あと10分くらい最初の結末を遅らせても良いかな?という気もするが、フロリダの風景を取り混ぜながら全般的によくまとまっている。
フロリダが出てくるサスペンスは割とあって、好きなのは
デンゼルワシントン主演「タイムリミット」これもフロリダの風景を楽しませてくれるし、最後までハラハラさせられる。
見ている鑑賞者にまったく違う事実を錯覚させ、最後に逆転の展開が一番面白いが、その逆転の時期がいつかで衝撃の度合いが違ってくる。
ビリーワイルダー「情婦」の結末ができすぎなくらいすごいが、タイミング的にはラスト15分というよりラスト8~9分くらいが衝撃なのかもしれない。
(参考作品)
| 理由 |
サスペンスの傑作 |
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