映画「Red」は2020年公開の三島有紀子監督作品
Netflix に見たことない映画が配信されている。「Red」である。今年2月公開ということだが、すぐさま映画館がクローズしてしまったので、気づかなかったのであろう。妻夫木聡と夏帆の共演で監督は三島有紀子だという。不倫映画のようだ。三島の前作「幼な子われらに生まれ」は浅野忠信と田中麗奈の好演もあってか良い出来でふと見てみたい気になった。
直木賞作家・島本理生の原作で子持ちの普通の主婦が昔付き合っていた男と再会し、再度恋に燃えるという題材はよくある話である。映画としては普通、まさに最近週刊文春に徹底的にやられている不倫話だが、ちょっと大げさに騒ぎすぎの感はもつ。でも、この映画の主人公の女性にはちょっと呆れてしまう。
普通の主婦村主塔子(夏帆)には建築設計士の夫(間宮祥太朗)と幼稚園に通う女の子がいて、夫の姑と一戸建ての住宅に住み、何不自由のない生活を送っていた。夫の依頼主に招待を受け妻同伴でパーティに出席した。その際、偶然そこに昔勤めていた建築設計事務所の所長で恋人だった鞍田秋彦(妻夫木聡)と出会い、別室で抱擁を交わす。鞍田は元々の事務所をたたんで、別の事務所で働いていた。その後、鞍田から今働いている事務所で人を募集しているという封書を塔子はもらう。
夫に相談すると、生活に困っていないのに何で働くの?と言われる。結婚前に落ち着いたら働きたいと言っていたよねと懇願して承諾をもらう。結局中途採用の面接に合格して、同じ事務所で働くことになる。入社して同僚の小鷹(柄本佑)に誘惑されたりしたが、塔子と鞍田は元の仲によりを戻していた。しかし、鞍田には白血病の持病があったのだ。
⒈腐れ縁の男と女
一度、肉体関係を深めた2人は関係が終わってしばらくしてもよりを戻すというのは世の常である。可愛い娘がいながらも、女はわれを忘れて恍惚の戯れに浸る。夏帆はかなり大胆な演技をするが、気前があまりよくないようでバストトップはおろか形も見せてくれない。それでも、よからぬ恋に気持ちが傾いていくのはよく表現している。
⒉女性作家の原作を女性監督により不謹慎な女を描く
同居する姑が台所に入って夫である息子の夜食を割り込んでつくったりするシーンがあるが、イヤミたっぷりといじめられている感はない。夫の欲望を夏帆が口で処理する場面がある。これは子づくりをしないということをあらわしているのであろうか?まあ、普通の家庭である。
小さい子がいても働きにでる女子社員は最近の会社では大勢いる。それ自体は不自然ではないが、元恋人のいる職場である。それもかなり深い仲。間違いは続いていく。それでも、冷静さをもっと持ってもよさそうであるが、そうならない。むしろ大胆な結末に向かう。
彼氏の鞍田が持病で出勤不能となっており、プロジェクトの完成を見届けるために雪深い北国の現場に向かう。家を出るときには今日は帰るよといって出て行くが、大雪で帰れなくなる。娘は具合がわるい。その直前にも高所から転落してけがをしている。普通だったら、誰かに代わってもらえばいいものもでていく。
そうすると、新幹線は動かない。娘が具合悪いから今日中に帰れと夫に言われる。そんなのは無理だ。そもそも、娘の調子が悪い状態で出張なんてするのもどうかと思う。帰れないくらいの大雪になるかどうかは天気予報見ればわかるでしょう。そこでなぜか登場するのが鞍田だ。
自分からすると、ここまで常識を飛び越えた行動をするの?ありえない!とつい思ってしまう行動を主人公はとる。最低な女だ。こういう形に女性2人原作者島本理生と三島有紀子監督は共感するのであろうか?幼子がいる母親とは思えぬ大胆な行動はさすがの自分も共感しない。
⒊引き立て役の柄本佑
火口のふたりで、全裸の戯れ続きでかなりいい思いをした柄本佑はここでも夏帆に言い寄るが交わされる。主婦なのに柄本がバッティングセンターで思いっきり接近するシーンもあるが、あっさり交わされてしまうのはなかなか滑稽。
いいことづくしの柄本でもこういうこともあるかという心境であろうか?
Netflix に見たことない映画が配信されている。「Red」である。今年2月公開ということだが、すぐさま映画館がクローズしてしまったので、気づかなかったのであろう。妻夫木聡と夏帆の共演で監督は三島有紀子だという。不倫映画のようだ。三島の前作「幼な子われらに生まれ」は浅野忠信と田中麗奈の好演もあってか良い出来でふと見てみたい気になった。
直木賞作家・島本理生の原作で子持ちの普通の主婦が昔付き合っていた男と再会し、再度恋に燃えるという題材はよくある話である。映画としては普通、まさに最近週刊文春に徹底的にやられている不倫話だが、ちょっと大げさに騒ぎすぎの感はもつ。でも、この映画の主人公の女性にはちょっと呆れてしまう。
普通の主婦村主塔子(夏帆)には建築設計士の夫(間宮祥太朗)と幼稚園に通う女の子がいて、夫の姑と一戸建ての住宅に住み、何不自由のない生活を送っていた。夫の依頼主に招待を受け妻同伴でパーティに出席した。その際、偶然そこに昔勤めていた建築設計事務所の所長で恋人だった鞍田秋彦(妻夫木聡)と出会い、別室で抱擁を交わす。鞍田は元々の事務所をたたんで、別の事務所で働いていた。その後、鞍田から今働いている事務所で人を募集しているという封書を塔子はもらう。
夫に相談すると、生活に困っていないのに何で働くの?と言われる。結婚前に落ち着いたら働きたいと言っていたよねと懇願して承諾をもらう。結局中途採用の面接に合格して、同じ事務所で働くことになる。入社して同僚の小鷹(柄本佑)に誘惑されたりしたが、塔子と鞍田は元の仲によりを戻していた。しかし、鞍田には白血病の持病があったのだ。
⒈腐れ縁の男と女
一度、肉体関係を深めた2人は関係が終わってしばらくしてもよりを戻すというのは世の常である。可愛い娘がいながらも、女はわれを忘れて恍惚の戯れに浸る。夏帆はかなり大胆な演技をするが、気前があまりよくないようでバストトップはおろか形も見せてくれない。それでも、よからぬ恋に気持ちが傾いていくのはよく表現している。
⒉女性作家の原作を女性監督により不謹慎な女を描く
同居する姑が台所に入って夫である息子の夜食を割り込んでつくったりするシーンがあるが、イヤミたっぷりといじめられている感はない。夫の欲望を夏帆が口で処理する場面がある。これは子づくりをしないということをあらわしているのであろうか?まあ、普通の家庭である。
小さい子がいても働きにでる女子社員は最近の会社では大勢いる。それ自体は不自然ではないが、元恋人のいる職場である。それもかなり深い仲。間違いは続いていく。それでも、冷静さをもっと持ってもよさそうであるが、そうならない。むしろ大胆な結末に向かう。
彼氏の鞍田が持病で出勤不能となっており、プロジェクトの完成を見届けるために雪深い北国の現場に向かう。家を出るときには今日は帰るよといって出て行くが、大雪で帰れなくなる。娘は具合がわるい。その直前にも高所から転落してけがをしている。普通だったら、誰かに代わってもらえばいいものもでていく。
そうすると、新幹線は動かない。娘が具合悪いから今日中に帰れと夫に言われる。そんなのは無理だ。そもそも、娘の調子が悪い状態で出張なんてするのもどうかと思う。帰れないくらいの大雪になるかどうかは天気予報見ればわかるでしょう。そこでなぜか登場するのが鞍田だ。
自分からすると、ここまで常識を飛び越えた行動をするの?ありえない!とつい思ってしまう行動を主人公はとる。最低な女だ。こういう形に女性2人原作者島本理生と三島有紀子監督は共感するのであろうか?幼子がいる母親とは思えぬ大胆な行動はさすがの自分も共感しない。
⒊引き立て役の柄本佑
火口のふたりで、全裸の戯れ続きでかなりいい思いをした柄本佑はここでも夏帆に言い寄るが交わされる。主婦なのに柄本がバッティングセンターで思いっきり接近するシーンもあるが、あっさり交わされてしまうのはなかなか滑稽。
いいことづくしの柄本でもこういうこともあるかという心境であろうか?