映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「危険な関係」 チャン・ドンゴン&チャン・ツィイー

2014-07-28 22:09:43 | 映画(アジア)
映画「危険な関係」は2012年の中国映画である。

「危険な関係」は、フランスの作家ラクロが18世紀後半のフランス貴族の社交界を舞台に描いた文芸小説である。プレイボーイの子爵と策略家の侯爵夫人が貞淑な人妻を恋愛ゲームに巻き込んでいく。
これまで何度も映画化されてきた。もっとも有名なのは若くして亡くなった名優ジェラール・フィリップとジャンヌモロー共演の1959年版である。それを1930年代の魔都上海に舞台を移し、チャン・ツィイー とセシリア・チャンの中国の美人女優に韓国の男優スターチャン・ドンゴンを組み合わせる。
華美な美術が際立ち、当時世界の最先端の都市だった上海を美しく描いている。

1931年の上海。莫大な資産を持つ富裕層はパーティに明け暮れ、享楽的な生活を送っていた。女性実業家のジユ(セシリア・チャン)と裕福なプレイボーイのイーファン(チャン・ドンゴン)は、人の心を弄ぶ悪だくみを繰り返していた。自分を捨てた男が、年端もいかない少女と婚約したことが許せないジユは、イーファンに少女を寝取るよう持ち掛ける。

しかし百戦錬磨のイーファンは、別の女性に目をつける。亡夫の意志を継いで奉仕活動をしている、貞淑な未亡人・フェンユー(チャン・ツィイー)だ。イーファンがフェンユーをベッドに誘うことができればジユはイーファンのものに、失敗したらイーファンの土地がジユのものになるという、淫らで恐ろしい賭けを始める2人。野心家のジユはすべてを意のままに操ろうとし、イーファンはそんな彼女を支配することに欲望を燃やす。2人の悪魔的な企みに、フェンユーは弄ばれていく。3人の間で繰り広げられる愛の駆け引きの先には、衝撃的な結末が待ち受けていた……。 (作品情報より)

フランス版との配役の比較

ジェラール・フィリップ→チャン・ドンゴン
ジャンヌモロー →セシリア・チャン



フランス版では倦怠期に入った夫婦を演じていた。お互いの浮気を認め合う夫婦だけど、本気にはならないルールを持っている。ジェラールは少女に手を出し、ジャンヌはその恋人を誘惑する。今回夫婦の設定ではないが、手を出す相手は一緒だ。

アネット・ヴァディム(人妻)→チャン・ツィイー(富豪の未亡人)
ジェラールフィリップもチャンドンゴンも本気で惚れてしまう相手だ。ここでは、セシリアチャンとチャンドンゴンは夫婦ではなく、社交界の遊び仲間だ。チャン・ツィイーを落としたら、セシリアはチャンドンゴンのものになるというゲームを始める。難攻不落なのに、一旦落としたら女性の方が一気にテンションが上がる。



若干設定は違うが、ストーリー的には中国版の方がおもしろい。
チャン・ツィイー(フェンユー)が恋の炎を呼び覚まされ、情熱的な女に変貌していく。プレイボーイとわかっていながら、徐々に男に狂う。そしてチャンドンゴン(イーファン)を完全に信頼する。でもイーファンはジユの操り人形だ。この悪女ぶりがゾクゾクさせる。
だましだまされの構図が複雑だが、何より悪女なのはセシリアチャンだ。
現代香港映画を代表する美女が、顔つきからするとおそらくは実生活でもやってそうな悪だくみを仕組む。
セシリアチャンの妖艶さが増してきた印象を受ける。女の色気はやはり30過ぎに出る。



フランス版では、悪事をはたらくジャンヌモローには最後に最悪の結末が待っていた。この場面には驚いた。この映画でははたしてどうなるのか

映画「ソウルガールズ」

2014-07-27 22:26:49 | 映画(洋画:2013年以降主演女性)
映画「ソウルガールズ」は2012年のオーストラリア映画である。
ジャケットは女性黒人ソウルグループのイメージでオーストラリア映画とは意外である。
1960年代後半の時代背景で、オーストラリアの先住民族アボリジニ初の女性ボーカルグループがソウル・ミュージックを歌いながら、ベトナム戦争の戦地を慰問する。

いかにもB級映画らしい展開で、いきなりCCRの音楽で始まる裏で流れる音楽が抜群にごきげんだ。

1968年、オーストラリア。ゲイル(デボラ・メイルマン)、シンシア(ミランダ・タプセル)、ジュリー(ジェシカ・マーボイ)の三姉妹は、幼い頃からアボリジニの居留地でカントリー・ミュージックを歌ってきた。スター歌手になることを夢見ていた彼女たちは、町のタレント・コンテストに出場が決定。コンテストに臨むが、観客は白人ばかりで、居留地から来た三姉妹に勝ち目はない。素晴らしく歌っても、悪意に満ちたコメントで迎えられた上、賞金は下手くそな参加者に与えられた。
ショーの司会者デイヴ(クリス・オダウド)だけが彼女たちの才能を評価するが、観客の冷遇を非難したため、デイヴは仕事をクビになってしまう。職を失ったデイヴは、新聞の切抜きを振り回しているジュリーに引き止められる。ベトナムにいるアメリカ軍のために慰問にいく歌手のオーディションにどうしても参加したいというのだ。

嫌々ながらもデイヴは三姉妹の音楽ディレクター兼マネージャーを引き受けるが、その条件はカントリーをやめてソウル・ミュージックの歌い方を学ぶことだった。その方がアメリカ軍兵士に受ける。そんな中、アボリジニとしての立場を放棄し、オーストラリア社会で白人として生きている従姉妹のケイ(シャリ・セベンズ)も加わり、4人は“サファイアズ”を結成。ソウル狂いのデイヴの熱い指導のもと、“サファイアズ”はベトナムへと向かうが。。。

まずはアボリジニに対する差別ぶりを歌のコンテストで観客に示す。こんなことあったのかと思わせたあとに、1人協力者を映画の中に投入する。不良アイルランド人のデイヴだ。デイヴはソウルを歌わせたら、きっと映えると見抜く。あとはおきまりの成長物語で、ソウルフルな楽しい歌がずっと聴けるのでいい感じだ。

1.アボリジニ
オセアニアの原住民を映画で見るのはアカデミー賞を受賞した「ピアノレッスン」以来だ。あの映画では英国からニュージーランドへ移住する主人公が、現地で不倫する相手がマオリ族である。似たようなものだ。オーストラリアがアボリジニというわけだ。少年のころに、オーストラリアも南アフリカに負けないほどの人種差別の国で「白豪主義」というのは社会の時間に学んだ。1960年代まで続いているということは、すさまじい差別だったのだろう。


2.悲しいうわさ I Heard It Through The Grapevine
デイヴに仕込まれるソウル曲の1つがマーヴィン・ゲイの全米ヒット№1曲「悲しいうわさ I Heard It Through The Grapevine」だ。



69年1月の№1ヒットと記憶していたので、途中でキング牧師 が死去する場面が出た時には、時代設定1年間違っているんじゃないかと思って調べたら、「I Heard It Through The Grapevine」は67年にグラディスナイト&ピップスもシングルを出していたのだ。そうなのか、納得です。
でもこのアレンジなかなかいい。マーヴィンゲイのタッチを泥臭くアレンジしたのがCCRがアルバム「コスモズファクトリー」の中でやっていて、それが一番いいと思っていたが、映画の中で歌われる曲もいい。




3.グループ内の葛藤
従妹のケイは小さいときに、肌が白いということで、アボリジニの部落からピックアップされ白人に同化する生活をしてきた。本当は一緒にやるつもりはなかったが、ジュリーがベトナムへ行くことを両親が猛烈に反対したので、やむなくケイを誘いに行く。でもこの話ってすごいなあ。アメリカではこんな話あまり聞かない気がするので、1つ利口になった。
でもそのケイと長女との関係がよくない。いったん白人に同化したケイの言うことが気に入らないのでケンカになる。しかも、長女のヴォーカルよりもジュリーのヴォーカルの方がソウルフルでパンチがあるので、長女がリードから外される。そういったグループ内の葛藤がたくさん語られながらストーリーが進む。

グループ内の葛藤を描くのは、ビヨンセ主演「ドリームガールズ」と同じだが、親族なだけに敵対視しない。
流れるムードは全般的にやさしい。



映画「アメリカンハッスル」 クリスチャン・ベイル&エイミー・アダムス&ジェニファー・ローレンス

2014-07-25 19:58:10 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「アメリカンハッスル」は2013年公開のアメリカ映画だ。
本年度アカデミー賞にはかなりのノミネートがされた。残念ながら、受賞ならなかったが、ここまでノミネートされるには何かあるはずだと思っていた。
今回dvd化され、見てみたら実に面白い。

1978年の実話に基づく、詐欺師とFBIが組むなんて日本では想像もつかない事件を描いている。
このとんでもない発想を描く脚本がお見事である。同時に現代アメリカ映画を代表する4人の俳優が見せる演技の水準が高い。
70年代前半に流行ったポップスとあわせて、リズミカルにストーリーが進む。 途中でだますほうとだまされる方との駆け引きがわかりづらくなる部分があったが、基本的には十分楽しめた。

クリーニング店を経営するアーヴィン(クリスチャン・ベイル)には詐欺師の裏の顔があった。相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)とコンビを組み荒稼ぎをしていた。

ところがFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)がカモのふりをして近づいてくるのに引っかかってしまう。彼らは逮捕されるが、無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられる。それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。

アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、二人の仲を嫉妬するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。

1.ジェニファーローレンスの怪演と70年代ヒット曲の選曲
この映画のジェニファーローレンスが凄すぎる。「世界で一つのプレイブック」でアカデミー賞主演女優賞を昨年受賞した。
20代前半での快挙であった。今回はそれを上回る演技を見せてくれる。
アバズレ女で口が達者だ。詐欺師の夫も彼女には口では勝てない。
夫が好き勝手なことをやっているんだけど、離婚はしない。マフィアにも平気で近づいていく無用心さがある。

彼女のパフォーマンスに合わせて、曲が流れる。このセンスが抜群だ。
「evil ways」サンタナ、「傷心の日々 How Can You Mend a Broken Heart」ビージーズ、そして「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲 Live and Let Dieポールマッカートニー&ウィングス
この音楽の映像とのマッチ度がしびれる。

「evil ways」サンタナ
69年のウッドストックコンサートでも演奏されている。ファーストアルバムの2曲目の歌で、最初のシングルカットだ。
オルガンのグレッグローリーのボーカルがいい。EVILという単語に、この映画のジェニファーローレンスがぴったりだ。

「傷心の日々 How Can You Mend a Broken Heart」ビージーズ
1971年夏の全米ヒットチャート№1である。ビージーズにとって最初の№1なのに、日本ではシングルが発売されていなかった。当時映画「小さな恋のメロディ」が大ヒット中で、ビージーズが歌う挿入歌「メロディ・フェア」が日本中で流れていた。そのため「傷心の日々」は日本人になじみがないが、いい曲だ。強気のジェニファーも夫の愛人と遭遇して、涙にくれるという場面で流れる。

「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲ポールマッカートニー&ウィングス
ロジャームーア主演の007映画の主題歌だ。この映画も中学時代に同級生と見に行った。痛快なアクションで車が宙に飛んだのが印象的だった。ボンドガールもとびきりの美女で少年時代の自分もしびれたものだった。ジェニファーが曲に合わせてLive and Let Dieと歌い踊るのがしびれる。




2.エイミーアダムスの露出
清純派ムードが漂っていたエイミーもここではアバズレ女だ。
英国なまりのイングリッシュを話して英国人と言い切るが、実は出生の戸籍まで改ざんしていた。元々はストリッパーダンサー上がりで育ちも良くない。同じような処遇で育った詐欺師アービンと意気投合する。
露出がはげしい。ノーブラでバストがよくわかる服を着こなす。

3.クリスチャンベイルの醜さ
映画「ファイター」では、死にいたる病気にかかっているかのような激やせぶりで、アカデミー賞助演男優賞を受賞した。
ここではいきなり太鼓腹と禿げ頭をあらわにする。

今までの彼のキャリアを考えると、映画最初のパフォーマンスは屈辱的で別人のようだ。俳優業も大変だよね。アカデミー主演男優賞は、激やせのマシューマコノヒーに輝いたが、クリスチャンに敢闘賞をあげたい。ある意味カッコマンであるバットマンとダメ男の両方を演じられるクリスチャンベイルの七変化に驚く。


映画「恋人たちの食卓(飲食男女)」 アン・リー

2014-07-18 05:36:06 | 映画(アジア)
映画「恋人たちの食卓」は「ブロークバック・マウンテン」と「ライフ・オブ・パイ」で2回アカデミー賞監督賞を受賞している台湾出身のアン・リー監督が94年に製作した作品だ。


見るのは2回目で映画がスタートしていきなり繰り広げられる調理の映像の手際のよさに驚いたものだった。
究極の料理映画と言ってもよいが、父親と3人の娘との関係を描いた素敵なホームドラマでもある。


舞台は台湾、主人公チュ(郎雄)は一流ホテルの料理長である。妻はすでに亡くなっていて、男1人で娘3人を育ててきた。
長女チアジェン(楊貴媚)は高校で化学を教えている。大学時代の恋愛に失敗がトラウマになって独身を続けている。次女チアチエン(呉倩蓮)は航空会社に勤めるキャリアウーマンで、彼氏もいる。人生設計をしっかり立ててマンションも購入すると宣言する。三女チアニン(王渝文)は大学生で、末っ子らしく伸び伸びと育ち、ファーストフードでアルバイトをしている。

この親子4人は日曜日の夕方に父親の作る豪勢な料理で夕飯を共にするという習慣ができていた。しかし、娘たちはこの晩餐が徐々に重荷になってきた。ある日曜日、味にうるさい次女は父の味覚が衰えたと非難する。

そんな折、幼稚園児の娘と二人暮らしの隣人・チンロン(張艾嘉)の母で、未亡人のリャンおばさん(歸亞蕾)が米国から帰国する。父親のいい話相手になるのではとみんなで話す。
長女は差出人不明のラヴレターが新任のバレーボールのコーチであるミンタオ(盧金城)から来たと胸をときめかす。実は生徒たちにからかわれていたのだ。
次女は本社から来たエリート社員のリーカイ(ウィンストン・チャオ)にひかれる。
三女は友人の恋人だったクオルン(陳昭榮)を奪い取りデートする。日曜日の晩餐の席で三女は「子供ができた。彼と暮らすわ」と爆弾発言して家を出た。家には姉2人と父親が残されるが。。。

1.豪勢な料理
当然プロの料理人が調理していると思うが、手際のよさは圧巻だ。何度みても凄いと思う。
鳥は庭先のかごで飼っているものを捌く。鳥を自宅でしめて捌くなんて芸当は普通はできないよね。
一番食べてみたいのは冬瓜のスープだ。絶妙な味付けと見た眼にわかる。


2.家族間の諸問題
それぞれの家族には、悩みがある。淡々と料理をつくる父親の横で、それぞれが自分のことで頭がいっぱいだ。
もっとも早く結婚しそうだった次女が結局最後まで残ってしまう。購入したマンションの建築業者が破産して手附がパーになったり、恋人に他の女ができたりして運がない。それなのに三女は友人の恋人をちゃっかりいただいてしまい、さっさと家を出ていく。みんな早い者勝ちだという感じだ。登場人物の数が適切で、物語がいいまとまりを見せる。この恋愛模様が楽しい。

3.父親
隣の娘は母娘2人暮らし。父親も幼稚園児のために弁当をつくってあげるのが楽しくなってきた。
そこに未亡人のリャンおばさんが戻ってくる。同じような年代なので、まわりも父親とくっつけようとする。それでうまくいくのかと思いきや、最後にどんでん返しが待っている。これが笑える。



郎雄は初期のアン・リー監督作品には欠かせない父親である。職人的な表情が味があり、実際には他人が調理していると思うけど、妙に役にマッチしている。



映画「もらとりあむタマ子」 前田敦子

2014-07-17 05:24:05 | 映画(日本 2013年以降)
映画「もらとりあむタマ子」は元AKBの前田敦子主演の映画だ。

「マイパックページ」「苦行列車」などの山下敦弘監督がメガホンをとる。
前田敦子はAKBを卒業後、映画出演がめだつ。最近では蜷川幸雄演出「太陽2068」で初舞台を踏んでいる。単なるタレント活動でなく、将来を見据えていろんなことに挑戦しているのは好感が持てる。

「もらとりあむ」と言えば、小此木啓吾教授の「モラトリアム人間の時代」をすぐさま連想する。自分の学生時代によく読まれた本だ。猶予期間としての学生生活をさす意味で「モラトリアム」は当時の大学生が使った言葉だ。今は学校出ても仕事しないでいる連中と意味が変わっているかも。

「もたとりあむ」の名の通り、前田敦子はだらけた生活を送る主人公を演じている。華やかな世界にいたAKB時代の前田敦子らしからぬ役だが、この役が妙にあっている気がする。もしかしたら素地で演技ができているのかもしれない。
口を開けばいつも言い合いばかりしている父と娘だけど、男ヤモメの父親に再婚話が持ち上がると複雑な心境になる。父娘の交情を描く映画って素敵だ。娘を持つ自分からするとジーンとくる場面もいくつかある。

(秋)タマ子(前田敦子)は東京の大学を卒業したものの、父(康すおん)がスポーツ用品店を営む甲府の実家に戻ってきた。家の家業を手伝うわけでもなく、無気力な日々を送る。「就職活動してるのか?」という父の言葉に
「その時が来たら動く。少なくとも今ではない!」

(冬)大みそかを迎え、夜こたつに当たっているタマ子はケータイを操作しながら年越しそばを食べる。善次の義姉・よし子(中村久美)がおせちを届けに来てくれた。タマ子の姉も夫と一緒に間もなく実家へやって来るはずだ。タマ子は「母さんから連絡ないね」と言って、今でも連絡を取り合う離婚した母の近況を善次に話す。

(春)美容院で髪を切ったタマ子は、履歴書を送るつもりのようだ。面接用の洋服をねだられた善次はいいよと答える。買ったばかりの洋服を着て、タマ子は写真館の息子である仲のいい中学生の仁(伊東清矢)に履歴書用の写真を撮ってもらう。「これ、絶対誰にも言っちゃダメだからね!」そそくさと写真館を後にするタマ子。

(夏)いいことでもあったのか、善次はちょっとうれしそうだ。次の日の夜、善次の兄・啓介(鈴木慶一)の家で、タマ子は善次がアクセサリー教室の先生をよし子に紹介されたことを知る。タマ子は父の再婚話に今までになく心揺れる。最初は中学生の仁に下見に行かせる。仁から様子を聞いた後、アクセサリー教室に一人で足を運ぶ。タマ子は先生の曜子(富田靖子)と初めて顔を合わせるが。。。。


長まわしが中心だ。カット割が激しい映画と違い、自然な感じがする。
ここのところ、映画界では熊切和嘉や呉美保など大阪芸術大学出身者の監督が目立つ。山下敦弘もその一人だ。共通するのが長回しの使い方である。じわりじわりと心に響く映画をつくっている気がする。

1.中学生の男の子
これがいい味出していた。伊東清矢君である。
どこにでもいる田舎の中学生である。
田舎の友人たちとはなじめない主人公にとっては、格好の話相手なのだ。
履歴書用の写真をこっそり撮らせたり、父親のお見合い相手がどんな女性なのか?アクセサリー教室に探りをいれさせようとする。そんな中学生でも一緒に歩く恋人もどきの女の子がいる。主人公が用があると言って、2人が親しくしているところに割り込み、男の子に用事を頼む。まったくもって自分勝手だ。
オダ賃代わりにナポリタンを主人公が男の子に食べさせるシーンがある。いい感じだ。

2.富田靖子
久々に見た。父親がお見合いをした相手である。メガネをかけている姿を見たときに富田靖子とはまったくわからなかった。最後のエンディングクレジットで初めてわかった。主人公から見ると、ある意味「敵」である。性格が穏やかで美形となると、ただ事でない。戸惑う主人公がいじらしい。

3.前田敦子
「もし。。ドラッカーの。。」で最初に見た時とちがって、自然な姿で演技をしている。AKB時代からすると女優として格段の進歩をとげている。もともとファンではなかったが、好感を持つようになった。
この映画で、彼女の食事シーンが何度も出てくる。父親と一緒の時も多い。いかにも家庭料理なんだけど、この食べ方がかわいい。最後にかけて、父親からある言葉をかけられる。主人公に大きな動揺はない。でもこの言葉を自分は言えないよなあ。


ちなみにこの映画エンディングロールが終わるまで、目を離さないように
突如前田敦子が登場する。

映画「ダイアナ」 ナオミワッツ

2014-07-16 16:52:27 | 映画(洋画:2013年以降主演女性)
映画「ダイアナ」はナオミワッツ主演で英国皇太子妃ダイアナを演じる作品だ。
ダイアナ妃が亡くなった時は全世界が驚いた。

さすがの英国皇室も、一度は離れたダイアナ妃を葬儀で見送った。2人の息子たちがいじらしかった。
ハロッズの跡取り息子との恋が囁かれていた。2人の関係を追うパパラッチをまこうとしようとして、道路端に追突したという事実は騒がれていたが、パキスタン人の医師との恋は全然知らなかった。映画が始まってから、ずっと2人の恋が語られるので、いつドディが出てくるのかと思っていたが、結局は「当てつけの恋」ということがここでは言いたかったようだ。

フィクションの話と思うが、基調は史実に基づくノンフィクションだと考えた方がいいかもしれない。
そうすると見やすい。

1995年、英国皇太子妃ダイアナ(ナオミ・ワッツ)は夫と別居して3年、2人の王子とも離れ、寂しい暮らしを送っていた。そんなある日、心臓外科医のハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)と出会う。心から尊敬できる男性にやっと巡り逢えたと確信するダイアナ。

BBCのインタビュー番組に出演し、別居の真相を告白、“人々の心の王妃”になりたいと語って身内から非難されるが、ハスナットは彼女を励ましてくれた。1年後、離婚したダイアナは、地雷廃絶運動などの人道支援活動で世界中を飛び回る。自分の弱さを知るからこそ、弱者の心を理解する彼女は、人々を癒し、政治を動かす力も持ち始めていた。一方、ハスナットはゴシップ紙に書きたてられ、彼の一族からも反対される。
ダイアナは、ドディ・アルファイド(キャス・アンヴァー)との新しい関係に踏み出すが……。(作品情報より)

ダイアナ妃は長身である。
彼女が着たドレスと同じデザインの服装で、華奢なナオミワッツは着飾っていた。
それはそれで悪くはない。本物はもっと感情の起伏が激しかった感じがする。

ダイアナ死亡のあとは世界中のパパラッチがものすごい攻撃を受けた。
でもあえてダイアナがあるカメラマンに近づいて、バカンスで遊ぶ自分の姿をうつさせているという話だ。
何じゃいな!といった感じだ。

ナオミワッツファンの自分からすると、本物よりもナオミの方がずっといい。
映画は普通だけど

映画「ペコロスの母に会いに行く」 

2014-07-14 05:41:55 | 映画(自分好みベスト50)
映画「ペコロスの母に会いに行く」は昨年2013年キネマ旬報ベストテンの1位に選出された作品だ。

最近、老人映画が多く公開される。特に認知症を扱ったボケ映画が増えている。どちらかというと自分の好みではない。昨年キネマ旬報洋画トップの「愛アムール」も似たような題材でつまらないので、ブログにアップしていない。それで避けていたが、今回dvd化され、とりあえず見るかと見てみたら実に面白い。



もともと松竹で喜劇をつくっていた森崎東監督が、映画で面白おかしさを前面に出しているので笑える場面が多い。赤木春恵のボケっぷりを際だたせて、ただ単にまわりに迷惑をかけているという映画にしない。ハゲのかつらをかぶって登場の名脇役岩松了もよく。若き日の主人公を原田喜和子が演じる。この若き日の想い出が胸にジーンとくる場面もある。一時代前では主演を張ったくらいの俳優たちが老人を演じるのもよい。

キネマ旬報ベストワン作品なのに失礼だが、思わぬ掘り出しものを拾った気分になれた。
いい映画だと思う。

長崎生まれの岡野ゆういち(岩松了)は、漫画を描いたり音楽活動をしたりと趣味にうつつを抜かし、仕事に身が入らないダメサラリーマン。小さいたまねぎ“ペコロス”に似たハゲ頭のゆういちは、今日もライヴハウスでオリジナルソングを歌い上げて悦に入っている。
ゆういちの母・みつえ(赤木春恵)の認知症が始まったのは、夫のさとる(加瀬亮)が亡くなった頃からだった。それから10年、ある時は酒を買いに出たところを孫のまさき(大和田健介)に見つけられて連れ戻され、またある時はゆういちが帰ってくるのを駐車場で待ち続けて危うくひかれそうになった。

タンスの引き出しから汚れた下着が大量に出てきたこともある。
ゆういちは、悩みながらも、みつえを介護施設に預けることにする。個性豊かな面々がみつえを歓迎する。しかし、みつえは部屋にこもり、他の人の目には見えない縫い物をし続けるのだった。そんな中、みつえの記憶は少しずつ過去へ遡っていく

若き日の想い出のほうが浮かんで消えないのであった。

自分の母は、6年前にがんで亡くなったが、死ぬ寸前にモルヒネ投入で意識が亡くなるまで頭の方はぼけていなかった。最後に母と交わした言葉も実家の家業に関することである。頭だけはしっかりしていた。それなので、ボケ老人介護の苦しみは知らない。
主人公の母親が、息子ゆういちを誰なのかわからなくなってしまう場面がある。こんな人知らないといったあとで、ハゲ頭を触って息子ゆういちだと初めて認識する場面が何度も出てくる。でも途中でハゲ頭を触らしてもわからない時もある。息子が非常に落胆するのだ。この気持ちわからないが、つらいんだろうなあと思う。

1.長崎
長崎の街は、坂が多い。この地形は映画との相性がいい。田中裕子主演「いつか読書する日では、坂道を自転車で縦横無尽に上り下りする場面が印象的だった。ここでは、主人公の自宅を坂の上にしている。造船所のある長崎の内海を遥かに見渡せるいい場所の設定だ。市電、夜のお祭りの提灯、めがね橋を映しだし、長崎らしさがにじむ映像である。

2.ダメサラリーマンの漫画家
いきなりアニメが映る。主人公親子のプロフィールを簡潔に語る。息子ゆういちは広告会社のサラリーマンで、広告がとれず、営業成績があがらない。うだつが上がらない男だ。ときおりライブハウスで歌っている。仕事に行くと言いながら、公園でサボってギター片手に曲をつくっている。それでも気のいい男だ。
竹中直人とのハゲ談義が笑える。一部場面では腹を抱えて笑った。


3.痴呆老人の施設
夫が亡くなってから母のボケが一気に進む。しかし、息子は男やもめで孫がいる。稼ぎがあるわけでないから、孫もバイトしている。ボケた母親を留守番させて働かねばならない。おれおれ詐欺の電話にも引っ掛かってしまうくらいのボケぶりだ。
施設に入るのも仕方あるまい。
施設は老人たちが皆で歌を合唱するような明るい雰囲気のグループホームだった。女学生時代に戻って恋をしているらしいまつ(佐々木すみえ)、誰にでもアメをねだるユリ(白川和子)、隙あらば美人介護士の胸を揉む洋次郎(穂積隆信)など、

4.キャスティングのうまさ
施設にいる老人が名優だらけだ。それだけで、昭和のテレビドラマができてしまう。青春ドラマの教頭役に絶妙なうまさを発揮していた「積木くずし」穂積隆信、お笑いの殿堂「かしまし娘」正司照枝、下町の母親役には欠かせない佐々木すみ江、にっかつポルノの団地妻白川和子がそれぞれの個性を浮かびさせる。主人公の妹役を、往年の昼メロの常連である島かおりと長内美那子の2人が演じて、久々に見て懐かしくなった。

5.原田姉妹
原田貴和子と言われてもピンとこない。原田知世の姉と言えばわかる。トレンディ映画の名作私をスキーに連れてってでは高橋ひとみとコンビを組んだカッコいい役なのに、その面影がまったくないのでわからなかった。昔の親友(原田知世)が丸山遊郭の娼婦になっていて、仲良くしようにも昔の親友が避けるシーンが印象的で、最後の涙を誘う。

原田貴和子演じる息子ユウイチが小さい頃の妻役がうまい。夫(加瀬亮)が酒好きで、飲んで給料袋の中身をすっからかんにしてしまうシーンが印象的、ここではいい味を出していた。

最後のランタンフェスティバルのシーンで、ファンタジー的要素が強くなる。そこが自分の涙腺を強烈に湿らす。
最後の一青窈の歌がしみじみと心の響き、DVDでは珍しく、エンディングロールの間聴きいってしまった。よかった。

映画「パッション」 ブライアン・デ・パルマ

2014-07-13 07:47:38 | 映画(フランス映画 )
映画「パッション」はブライアン・デ・パルマ監督によるサスペンススリラー映画だ。
これが予想をこえて最高に面白い。

ブライアン・デ・パルマ監督は、恐怖と謎に満ちたエロティックサスペンスの傑作映画「殺しのドレス」を作り上げた後に「アンタッチャブル」「ミッションインポッシブル」といったヒット作も製作してきた。5年ぶりとなる待望の新作「パッション」を完成する。

ヒッチコックの後継者的存在であったが、ブライアン・デ・パルマ監督の作品の方が圧倒的にエロい。ヒッチコックは美人女優を登場させるが、ここまでエロくない。その監督がフランス映画ラブクライムをもとにつくった作品だ。ロードショウはタイミング合わなかったが、リメイクにしては珍しく、原作の出来を大きく超えるスリラー映画にしている。
幻惑に満ちたストーリー運びは実に見事であり、最後まで目が離せない。

クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は、若くして世界的な広告会社の重役の地位にのぼりつめ、現在はベルリンの支局にいた。クリスティーンは、野心を隠さず仕事でもプライベートでも活発な女性である。
部下のイザベル(ノオミ・ラパス)は、クリスティーンの依頼でロンドンに出張することになった。イザベルの力量を評価してのの出張であったが、クリスティーンの恋人(ポールアンダーソン)も同行していた。イザベルはロンドンの会議でスマートフォンCMのアイデアを発表し、評価される。しかし、クリスティーンは、従順な部下のイザベルが考案した手柄を横取りする。

しかしイザベルと組んでいたダニ(カロリーネ・ヘルフルト)はクリスティーンの態度がおもしろくない。

広告を動画にアップロードする。すると動画が大反響で、本社からイザベルが称賛を浴びる。イザベルが引き立てられることは、クリスティーンには面白くない。強烈な反撃を起こす。ロンドンでクリスティーンの恋人との情事を動画に取られていた。それを見せつけられる。かっとなり駐車場内で車をぶつけしまうが、その映像を他の社員のいる前で発表される。

2人の関係は次第に悪化していった。。。
その後、クリスティーンが突如何者かにより殺される。2人が仲たがいしていることがわかり、イザベルのもとを警察が訪ねてくるのであるが。。

1.ブライアン・デ・パルマ監督
人をビックリさせるのが大好きな監督だ。観客にとってはたまらない。
殺しのドレスでは、奇妙な変装をした連中が我々を恐怖に陥れる。
この後、長きにわたって同じような映画は撮っていない。、映画ファンはブライアン・デ・パルマのスリラーが大好きだ。

(監督のインタビューを引用)
「この映画は何が真実で何が違うのか、目覚めるまでわからない夢を見ているような感じだ。それに犯罪の手順を、非常に洗練された夢の世界に織り込んでいくことで楽しさが倍増するんだ」その楽しさの一部は、最後のシーンまでパズルのピースを完成させていない状態に観客を置いておくことだった。

2.バレエの映像と殺人現場
このバレエのシーンは原作にはない。これが極めて幻想的で狂喜にあふれる。
その画面にクロスカッティングして、クリスティーンの部屋を映しだす。仮面をした人間が忍びこむシーンだ
そこにイザベルの目のカットまで重なる。
アドレナリンが高まる。何が起きるのか、ドキドキしてみてしまう。

すごいなあと思い、撮影者を確認した。ホセ・ルイス・アルカイネはスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品で撮影を担当している。「私が、生きる肌」「ボルベール」いずれも独特の映像美だ。ブライアン・デ・パルマ監督もなかなかいい撮影者を起用している。

3.恐怖の終盤
それまでのイジメを考えれば、当然犯人は予測できる。実際に死体発見後、すぐに警察はイザベルのもとを訪れて連行する。しかも、すぐに殺しを自白してしまうのだ。何で?と思いながら、すぐ後にそれ自体睡眠薬による悪夢だと言って自白を撤回して、アリバイ証拠を探しだす。するとアリバイが見つかってしまう。それでもなお怪しい。
「完全に謎が解明するまで、誰が殺人に成功したのかわからないように組み立てた。それこそがミステリーのあるべき姿だからね」  (監督のインタビューを引用)
完全犯罪とするべきところに、まだまだ終わっていないよとブライアン・デ・パルマが波状攻撃をかける。
これは本当に背筋がぞくぞくする。

強烈な刺激に、色彩設計が視覚を錯乱させ、音響効果も怖さを増長する。
これは凄いサスペンススリラーだ。
今年見た中では一番ドッキリしたしれない。

映画「her 世界でひとつの彼女」ホアキン・フェニックス&スカーレット・ヨハンソン

2014-07-04 06:01:16 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「her 世界でひとつの彼女」を映画館でみた。
予告編から気になっていた。ピンク系の映像がセンス良さそう。
姿を見せないスカーレットヨハンソンの声も評判よさそうだ。

同業会社との寄りあいに行くと、単身赴任者が多い。飲みながら話を聞いていると、1人になった時に、「お掃除ロボット」や「ペット・ロボット犬」に話しかけるのが楽しみのような話をよく聞かされる。いい年したオジサンからだ。もう若い女のケツを追いかけるのも疲れた人たちは、反応がある人工ロボットが大好きだ。最初聞いた時にはビックリしたが、単身者が多いマンションではこういうロボットを外に連れて行って公園で遊ぶオジサンたちもいるらしい。


そういう話を聞いているのでこの映画の設定気になった。
映画は期待ほどではなかったというのが本音だけど、それなりに楽しめた。
強面ホアキンがこの役に合わないという人もいるが、なかなかよく演じている。



近未来のアメリカ・ロサンゼルス。
自分の想いを言葉にできない人の代筆を仕事にしているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別居して、1人さみしい日々を過ごしていた。
そんな時、セオドアは街の広告で人工知能型オペレーティングシステム「OS1」をみつけて、早速自宅のパソコンに入れ込む。女性か男性かという質問で女性を選択すると、サマンサが登場する。その声は人間味に溢れているリアル感があった。それ以来、サマンサ(声:スカーレットヨハンソン)に魅了され、常にいろんなやりとりをし、携帯電話に移して外出するようになる。セオドアは大学の同級だったエイミー(エイミー・アダムス)にばったり会い、ブラインドデートをする女性を紹介されるが、先方は真剣な交際を望んでいて気がのらない。。
逆にセオドアはサマンサに深入りしていくが、妻との離婚問題を片づけなければならなった。。。

近未来のロスでは話しかけるだけで、メール確認をしたりするシステムがある。空を車が飛んでいるとかSF映画を思わせるすごい設定に放っていないが確実に進んでいる。



1.嫉妬心
サマンサは自分だけに特化したOSではなく、8000人以上の人と同時に話し、600人以上の恋人がいることがわかる。それでセオドアは嫉妬するのだ。この気持ちなんとなくよくわかる。この映画男女の恋の根底にある嫉妬心にフォーカスをあてている。突如OSがつながらなくなってうろたえる時のセオドアのしぐさが笑えるが、人間の感情の機微をついている。

2.美女群登場
ルーニー・マーラは「ドラゴン・タトゥの女」の怪演が印象的、ここでは割と普通の女性を演じる。セオドアと恋愛のすえ結ばれたのに離婚に進む。単純に何で離婚するの?と思ってしまうが、そこを詳しく説明せずに焦点をサマンサとの恋にあわせる。エイミー・アダムスはけだるい雰囲気を醸し出す。あえてそうしていると思うが、ここまでやつれたエイミーを見るのは珍しい。でも途中で意外な展開が訪れる。

何はともあれスカーレットヨハンソンの声が魅力的だ。フランクな感じで自分だけの秘密もここだけということで告白できそうだ。人工的でないこんな普通の女の声がするOSがあれば自分も欲しい。

この映画、かなり近未来を正確に予測している気がした。