ジャンプのルールについて書くのもとりあえず最後、順番が前後したような気もしますが、SPのルールです。
<シニア男子SPのジャンプのルール(括弧内はシニア女子、男子と違う部分のみ)>
ジャンプは次の3つの要素をこなさなければならない。
アクセルジャンプ・・・2回転、3回転(女子は2回転)
ステップからのジャンプ・・・3回転、4回転(女子は3回転)
ジャンプコンビネーション・・・4回転+3回転、4回転+2回転、3回転+3回転、3回転+2回転(女子は3回転+3回転、3回転+2回転)
※「ジャンプコンビネーション」と「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」とは、異なるジャンプで構成されなければならない。
シニア男子は「ステップからのジャンプ」「ジャンプコンビネーション」の両方で4回転をすることはできない。
シニア男子は「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」の両方で3Aはできない。
上の3つに違反した場合は、後に行われたものが無効になる。
ジャンプコンビネーションが単独ジャンプになったときは、「コンボ扱い」となり最初のジャンプの基礎点が与えられる。
FSと比べればずいぶん単純なルールのようですが、私には理解できないところがありました。こんなの分からないの私だけじゃないだろうか、と思うのですが・・・
それは4回転を入れた場合のジャンプ構成。
世界選手権のSPで4回転を入れた選手は、全員コンビネーションの形で入れてきていました。4回転は単独ジャンプでは跳べないのかと思ってしまいましたが、ルールをみるとそういうわけでもなさそうです。
今の大ちゃんのSPのジャンプ構成3F-3T,3A,3Lz(基礎点は23.0)を4回転をコンビネーションにして変えるなら、4T-3T,3A,3Lz(基礎点は26.5)又は4T-2T,3A,3Lz(基礎点は23.8)になりそうですね。4T-2T,3A,3Lzはリスクが高い割に報われないので、ありえないと思いますが。
では4回転を単独ジャンプにしたらどうでしょう?4T,3A,3F-3Lo(基礎点は27.0)なら問題はなさそうです。では4T,3A,3F-3T(基礎点は26.0)というのは、どうなのでしょうか?
ルールの中の「異なるジャンプで構成されなければならない」という言葉を、同じ跳び方ならば3回転と4回転は同じジャンプとみなすのか、異なるジャンプとみなすのかによって解釈は違ってきます。
ルールを読んでもよく分からなかったので、世界選手権のSPのプロトコルを男子・女子全員見てみました。
引っかかってきたのは次の2選手です。
男子SP45位のSaulius Ambruleviciusというリトアニアの選手。
彼は2A,3S+COMBO,2T<というジャンプを跳んでいます。
転倒してしまった3Sの後のセカンドジャンプは、トゥループだったのでしょうか、ループだったのでしょうか?ループだったのだろうとこのときは思いましたが・・・次を見てみてください。
女子SP36位のJulia Sheremetというベラルーシの選手。
彼女は2A,3T,3S<+2Tというジャンプを跳んでいます。
トゥループが「ステップからのジャンプ」、「ジャンプコンビネーション」の両方に入っています。どのジャンプも無効にはなっていません。回転数さえ違えば、同じ跳び方でも異なるジャンプだと認められているのでしょうか?
男子のSPに4回転を入れた選手が全員コンビネーションにしたというのは、単なる偶然、なんてことはないですよね?ルールに抵触する理由があるはずです。4回転がパンクして3回転になったときのための用心なのでしょうか?
基本的なところを見落としているか、理解していなくて私が分からないだけなのかもしれません。
分かる方、教えてくださ~い!
kumさんが紹介してくださった朝日新聞の記事『僕が決めた、悔いはない』、リンクを貼っておきました。kumさん、ありがとうございました。
<シニア男子SPのジャンプのルール(括弧内はシニア女子、男子と違う部分のみ)>
ジャンプは次の3つの要素をこなさなければならない。
アクセルジャンプ・・・2回転、3回転(女子は2回転)
ステップからのジャンプ・・・3回転、4回転(女子は3回転)
ジャンプコンビネーション・・・4回転+3回転、4回転+2回転、3回転+3回転、3回転+2回転(女子は3回転+3回転、3回転+2回転)
※「ジャンプコンビネーション」と「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」とは、異なるジャンプで構成されなければならない。
シニア男子は「ステップからのジャンプ」「ジャンプコンビネーション」の両方で4回転をすることはできない。
シニア男子は「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」の両方で3Aはできない。
上の3つに違反した場合は、後に行われたものが無効になる。
ジャンプコンビネーションが単独ジャンプになったときは、「コンボ扱い」となり最初のジャンプの基礎点が与えられる。
FSと比べればずいぶん単純なルールのようですが、私には理解できないところがありました。こんなの分からないの私だけじゃないだろうか、と思うのですが・・・
それは4回転を入れた場合のジャンプ構成。
世界選手権のSPで4回転を入れた選手は、全員コンビネーションの形で入れてきていました。4回転は単独ジャンプでは跳べないのかと思ってしまいましたが、ルールをみるとそういうわけでもなさそうです。
今の大ちゃんのSPのジャンプ構成3F-3T,3A,3Lz(基礎点は23.0)を4回転をコンビネーションにして変えるなら、4T-3T,3A,3Lz(基礎点は26.5)又は4T-2T,3A,3Lz(基礎点は23.8)になりそうですね。4T-2T,3A,3Lzはリスクが高い割に報われないので、ありえないと思いますが。
では4回転を単独ジャンプにしたらどうでしょう?4T,3A,3F-3Lo(基礎点は27.0)なら問題はなさそうです。では4T,3A,3F-3T(基礎点は26.0)というのは、どうなのでしょうか?
ルールの中の「異なるジャンプで構成されなければならない」という言葉を、同じ跳び方ならば3回転と4回転は同じジャンプとみなすのか、異なるジャンプとみなすのかによって解釈は違ってきます。
ルールを読んでもよく分からなかったので、世界選手権のSPのプロトコルを男子・女子全員見てみました。
引っかかってきたのは次の2選手です。
男子SP45位のSaulius Ambruleviciusというリトアニアの選手。
彼は2A,3S+COMBO,2T<というジャンプを跳んでいます。
転倒してしまった3Sの後のセカンドジャンプは、トゥループだったのでしょうか、ループだったのでしょうか?ループだったのだろうとこのときは思いましたが・・・次を見てみてください。
女子SP36位のJulia Sheremetというベラルーシの選手。
彼女は2A,3T,3S<+2Tというジャンプを跳んでいます。
トゥループが「ステップからのジャンプ」、「ジャンプコンビネーション」の両方に入っています。どのジャンプも無効にはなっていません。回転数さえ違えば、同じ跳び方でも異なるジャンプだと認められているのでしょうか?
男子のSPに4回転を入れた選手が全員コンビネーションにしたというのは、単なる偶然、なんてことはないですよね?ルールに抵触する理由があるはずです。4回転がパンクして3回転になったときのための用心なのでしょうか?
基本的なところを見落としているか、理解していなくて私が分からないだけなのかもしれません。
分かる方、教えてくださ~い!
kumさんが紹介してくださった朝日新聞の記事『僕が決めた、悔いはない』、リンクを貼っておきました。kumさん、ありがとうございました。