気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

ジャンプのルール(SP)

2008-04-18 16:14:57 | ルール・エレメンツ
ジャンプのルールについて書くのもとりあえず最後、順番が前後したような気もしますが、SPのルールです。

<シニア男子SPのジャンプのルール(括弧内はシニア女子、男子と違う部分のみ)>

ジャンプは次の3つの要素をこなさなければならない。
アクセルジャンプ・・・2回転、3回転(女子は2回転)
ステップからのジャンプ・・・3回転、4回転(女子は3回転)
ジャンプコンビネーション・・・4回転+3回転、4回転+2回転、3回転+3回転、3回転+2回転(女子は3回転+3回転、3回転+2回転)
※「ジャンプコンビネーション」と「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」とは、異なるジャンプで構成されなければならない。
シニア男子は「ステップからのジャンプ」「ジャンプコンビネーション」の両方で4回転をすることはできない。
シニア男子は「アクセルジャンプ」「ステップからのジャンプ」の両方で3Aはできない。
上の3つに違反した場合は、後に行われたものが無効になる。
ジャンプコンビネーションが単独ジャンプになったときは、「コンボ扱い」となり最初のジャンプの基礎点が与えられる。

FSと比べればずいぶん単純なルールのようですが、私には理解できないところがありました。こんなの分からないの私だけじゃないだろうか、と思うのですが・・・
それは4回転を入れた場合のジャンプ構成。
世界選手権のSPで4回転を入れた選手は、全員コンビネーションの形で入れてきていました。4回転は単独ジャンプでは跳べないのかと思ってしまいましたが、ルールをみるとそういうわけでもなさそうです。

今の大ちゃんのSPのジャンプ構成3F-3T,3A,3Lz(基礎点は23.0)を4回転をコンビネーションにして変えるなら、4T-3T,3A,3Lz(基礎点は26.5)又は4T-2T,3A,3Lz(基礎点は23.8)になりそうですね。4T-2T,3A,3Lzはリスクが高い割に報われないので、ありえないと思いますが。
では4回転を単独ジャンプにしたらどうでしょう?4T,3A,3F-3Lo(基礎点は27.0)なら問題はなさそうです。では4T,3A,3F-3T(基礎点は26.0)というのは、どうなのでしょうか?

ルールの中の「異なるジャンプで構成されなければならない」という言葉を、同じ跳び方ならば3回転と4回転は同じジャンプとみなすのか、異なるジャンプとみなすのかによって解釈は違ってきます。
ルールを読んでもよく分からなかったので、世界選手権のSPのプロトコルを男子・女子全員見てみました。
引っかかってきたのは次の2選手です。

男子SP45位のSaulius Ambruleviciusというリトアニアの選手。
彼は2A,3S+COMBO,2T<というジャンプを跳んでいます。
転倒してしまった3Sの後のセカンドジャンプは、トゥループだったのでしょうか、ループだったのでしょうか?ループだったのだろうとこのときは思いましたが・・・次を見てみてください。

女子SP36位のJulia Sheremetというベラルーシの選手。
彼女は2A,3T,3S<+2Tというジャンプを跳んでいます。
トゥループが「ステップからのジャンプ」、「ジャンプコンビネーション」の両方に入っています。どのジャンプも無効にはなっていません。回転数さえ違えば、同じ跳び方でも異なるジャンプだと認められているのでしょうか?

男子のSPに4回転を入れた選手が全員コンビネーションにしたというのは、単なる偶然、なんてことはないですよね?ルールに抵触する理由があるはずです。4回転がパンクして3回転になったときのための用心なのでしょうか?
基本的なところを見落としているか、理解していなくて私が分からないだけなのかもしれません。
分かる方、教えてくださ~い!

kumさんが紹介してくださった朝日新聞の記事『僕が決めた、悔いはない』、リンクを貼っておきました。kumさん、ありがとうございました。


ジャンプのルールへの私見

2008-04-15 21:50:47 | ルール・エレメンツ
前の記事の続きです。長すぎるし、内容も違ってくるので2つに分けました。
ここからは、ジャンプのルールについての私の意見です。説明するために世界選手権のデータを用いましたが、今更順位についてどうこう言うつもりは全くありません。サンプルとして適しているから使用しただけです。

まずは世界選手権FSの友加里ちゃんです。あのときの演技はパーフェクト!に見えながらTESが伸びず、表彰台を逃しました。TESが伸びなかったのは、ジャンプの回転不足を2つ取られてしまったから。
3A< ダウングレードで2Aの基礎点3.50 GOE-1.26 合計2.24
3F< ダウングレードで2Fの後半の基礎点1.87 GOE-0.39 合計1.48
録画をスロー再生で見てみたところ、私の目には3Aは約4分の1回転、3Fは約3分の1回転足りてないように見えました。回転が足りてない以上、回転不足を取られるのは仕方のないことです。
しかし着氷が美しく素人には瑕疵のないように見えるジャンプに対して、ダウングレードして1回転少ないジャンプの基礎点を与えたうえで、さらにGOEマイナスの評価を付ける必要があるのだろうかと思ってしまいます。これでは1つのジャンプに対して、2段階に分けて減点していることになります。

私なりの案としては、
①3回転ジャンプと認めた上で、回転不足ということでGOEで減点する。(つまりダウングレードはしない。)
②ダウングレードはするが、着氷などから判断して通常の2回転と同じようにGOEを与える。(着氷などによってはむしろ加点する。)
の2つが思いつきました。
①でいけば3Aは基礎点7.50にGOEが-1~-3の範囲で与えられ、6.50~4.50の点数が得られます。3Fは後半の基礎点6.05にGOEが-1~-3の範囲で与えられ、5.05~3.05の点数が得られます。一番低い点数をとっても4.50と3.05が与えられるので、実際に与えられた2.24と1.48よりも計3.83ポイント以上もらえます。
②でいけば3Aは2Aの基礎点3.50ですが、着氷の美しいジャンプだったのでGOEで加点がもらえるか少なくともGOE0.00で最低でも3.50が得られたはずです。3Fは2Fの後半の基礎点1.87に少なくともGOE0.00で、最低でも1.87が得られたはずです。実際に与えられた点よりも計1.65ポイント以上もらえます。

次に世界選手権FSの大ちゃんです。コンビネーションに関する部分だけ見てみます。
ご存知のように4T<SEQ、3A+SEQ、3F+3T、3Lz+2Tの4本のジャンプがコンビネーションとしてカウントされ、最後の3Lz+2Tが無効になっています。2Tを付けなければ後半の基礎点6.60がもらえ、メダルは取れていたというのは、記憶に新しいですね。
4本がカウントされていますが、実際にコンビネーションとして跳んだのは3F+3T、3Lz+2Tの2本だけ。コンビネーションにする予定だった3回転以上のジャンプが2回入れたものだった場合、単独ジャンプだったとしても自動的にコンビネーションとしてカウントされてしまうため、他のジャンプをコンビネーションにして失敗を挽回するということが許されないルールになっています。
男子しか調べていませんが、世界選手権において大ちゃんと同じ失敗を犯した選手は、他にも2人います。
FS9位のキャリエールは、3A+2T、3T+2T+2T、3Lz+SEQ、3S+2Tを跳び、最後の3S+2T(3Sだけにしておけば後半の基礎点4.95がもらえた)が無効です。
FS11位のパトリックは、3F+3T、3A+SEQ、3Lz+2T+2Lo、3S+2Tを跳び、最後の3S+2T(3Sだけにしておけば後半の基礎点4.95がもらえた)が無効です。
どこかジャンプを失敗した場合、別のところで少しでも点数を稼ごうと選手があがくほどはまるルールです。
このルールはどの選手にも平等に与えられているので、ミスをした選手が悪いと切り捨てることもできるのですが、最後まであきらめなかった選手こそが陥るルールだと思うと切ないのです。
演技しながら実際には跳んでいないジャンプまでをコンビネーションにカウントし、ジャンプ構成を立て直すのは至難の技でしょう。
もう少し選手が混乱しないような、失敗を挽回することが可能なようなルールにならないのでしょうか。

そしてさらには+SEQはシークエンス扱いとして、基礎点が0.8倍されます。
同じ種類のジャンプを2回跳んだことへのペナルティなのでしょうが、男子では8回(女子は7回)までジャンプが跳べ、コンビネーション・シークエンスは3回まで、そのうち1つだけが3個のジャンプで構成できます。つまり1つのプログラムの中で選手が跳べるジャンプの最大数は男子は12個(女子は11個)です。
その一方でジャンプは6種類。4回転を1種類入れたとしても、跳べる3回転以上のジャンプは7種類に増えるだけです。少しでも点数の高いジャンプ構成にする場合、3回転以上のジャンプを2種類2本入れるのは当然のことでしょう。
失敗したからといって、なぜシークエンス扱いとして基礎点が0.8倍されなければいけないのか分かりません。コンボ扱いとして、なぜそのままの基礎点ではいけないのでしょうか。

理由は全く分からないのですが、ダウングレードされたジャンプの点数の付け方といい、失敗したコンビネーションの扱いといい、この採点システムを開発した人は高難易度ジャンプを選手に跳ばせたくないのではと疑いたくなってしまいます。
少なくともよく言われているように、選手が高難易度ジャンプに挑戦しにくくなったことは確かなようです。
私は明朗会計が好きなので、旧採点方式より新採点方式の方が好ましく思えますが、もう少し微調整してもらえないだろうかと感じてしまいます。フィギュアスケートの発展を促し、かつどの選手にとっても平等であるような、よりよい採点方法があるはずです。

おまけとして、ジャンプの回転数別に男子の最高難度構成を考えてみました。
6種類の3回転ジャンプが跳べるとすると、3回転8個・2回転4個という構成になります。
4回転が1種類1回入れられれば4回転1個・3回転8個・2回転3個です。
4回転が1種類2回入れられれば4回転2個・3回転7個・2回転3個です。
4回転が2種類2回いれられれば4回転2個・3回転8個・2回転2個です。
実際のジャンプ構成はこんな単純に行かないでしょうから、日夜厳しい練習に励んでいる選手達に叱られてしまいそうですね。

ジャンプのルール(FS)

2008-04-15 20:08:40 | ルール・エレメンツ
これまでに、少しずつ書いてきたジャンプのルール、やっとまとめに入ります。のろすぎますね。調べるのに時間がかかったとかじゃないの。書きにくくて敬遠していただけ。
まとめなので、ここまで書いてきた内容ももう1度繰り返しますね。

<シニア男子FSのジャンプのルール(括弧内はシニア女子、男子と違う部分のみ)>

ジャンプは8つ(女子は7つ)まで、そのうち1つはアクセルジャンプにしなければならない。
※アクセルが1つもない場合、最後のジャンプが無効。

コンビネーション・シークエンスは3つまで。
※コンビネーションジャンプのうち、3個のジャンプで構成できるのは1つまで。他は2個で構成。シークエンスは何個でもよい。
※コンビネーションで付けられるセカンドジャンプはトゥループとループのみ。シークエンスではどのジャンプでもいくつでも付けられる。
※コンビネーションの基礎点は各ジャンプ(最大3つ)の基礎点の単純な合計で、シークエンスの基礎点は高い方から2つ分の合計を0.8倍したもの。

ザヤックルールとは、ジャンプの重複を制限し、より多くの種類を跳ぶように促す規則。
同じ種類の3回転以上のジャンプを3回以上跳んではならず、2回跳ぶことが許されるのも2種類まで。
2回跳ぶ種類については、少なくとも1回はコンビネーションかシークエンスにしなければならない。
同じ跳び方でも、3回転と4回転は別の種類とみなし、ダウングレードの場合には下げる前の回転数で判断する。
※同じ種類の3回転以上のジャンプを2回跳んでコンビネーションが付けられなかった場合は、「シークエンス扱い」となり、1つ目のジャンプの基礎点が0.8倍される。(2006年度より)
※ダウングレードとは、回転不足(4分の1以上)により、試みた回数より少なく判定されること。「試みた」とは、プログラムコンテンツシートに記載されたものや、その瞬間までやろうとしていたことではなく、実際の演技を見て判断する。つまり、明らかに3回転以上していれば4回転、明らかに2回転以上していれば3回転となる。

2007年度からのルールとして、2Aは3回まで。

ジャンプの基礎点は、後半に跳んだものは1.1倍。

ジャンプの質については3,2,1,-1,-2,-3の間でジャッジは評価して、それにジャンプ毎に点数が対応してGOEが出る。(SPと共通)
1T~1LzのGOEは1.0~-0.3
1AのGOEは1.5~-0.5
2T~2LzのGOEは1.5~-1.0
2AのGOEは3.0~-2.5
3回転以上のGOEは3.0~-3.0

FSにおけるジャンプのルールの基本で書き落としたこと、間違っていることってないでしょうか。(汗)
見つけたらご指摘ください。

参考:日本スケート連盟“フィギュア2007-08シーズンにおける技術規定の変更
    フィギュアスケート資料室
特にフィギュアスケート資料室様を参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。
ISUのサイトのルールのページも覗いたのですが、なぜかアクセスできませんでした。

Number買っちゃった(加筆修正しました)

2008-04-10 17:00:47 | 高橋大輔その他
フィギュア雑誌だけにして、それ以外の雑誌はなるべく買わないつもりだったのに、今日発売のNumberをつい買ってしまいました。
たった2ページのために530円の出費かぁ。でも真央ちゃんの記事もいいものでした。ワールドFSについて「あのときね、間違いなく、神様がいた。」、真央ちゃんの名言ですね。

大ちゃんの写真は田村明子さんの記事に合った、とてもいい表情のものです。
田村さんの言う「戦士の顔」。キッと正面を、自分自身を見つめていて。こちらの胸の奥底にまで届くような眼差しです。
最近いいものが多かった大ちゃんの写真ですが、この写真ほど彼の内面を表したものはなかったように思います。ワールド終了後の高橋大輔の気持ちがそのまま写っている、と感じました。
この写真を見るためだけにでも、この雑誌を手に取る価値はあると思います。

もちろんインタビューも内容が濃くていいものです。2ページに凝縮されたワールド直後の大ちゃん。4回転2本に挑戦したこと、4回転論争についても触れていて、あのときの彼の心をなぞるような気持ちになります。
やはり大ちゃんは4回転2本に挑戦したことは後悔していません。予想がついていたとはいえ、これは嬉しいことでした。負けたけれど、4回転2本に挑戦した大ちゃんを改めて好きだと思っていたものですから。

そして4回転論争。「ジェフにも挑戦してほしかったという気持ちは、少しだけあります。」という言葉は私には意外でした。
意外に思う私が、しのぎを削り合うトップアスリートの心理を分かっていなかったのでしょう。あれほど4回転にこだわっていた以上、自分以上の回数の4回転を見事に成功させた選手に負ける方が、まだ納得がいくのかもしれません。ジュベールもそんな気持ちだったのでしょうか。
ジェフが成功率が悪いジャンプに挑戦しないのは当然のことで、誰かから何かを言われなければいけない筋合いのものではないと私は思っていました。
4回転2本を入れた選手と全く入れなかった選手がどちらも完璧に演技をしたら、4回転2本を入れた選手が勝つのだから、4回転を入れることが賭けであるのと同じように、4回転を入れないことも1つの賭けだと考えていたのです。
でも4回転ジャンパー達にとってはそんなに単純なものではなく、大きなプライドが掛かっていたのでしょう。

亡くなったおじいちゃんが見守っていると感じるという言葉が一番印象に残りました。試合に勝てるようにとは祈らず、怪我と事故だけないようにとお願いする。ジャンプの成功を頼みそうになると自分を叱る。彼の強さ、潔さを感じます。
そして思ったのは、愛されて育った子は強いということ。生前にかわいがられた記憶が、死後も彼の力になっているのでしょう。
幼いころ気持ちが優しく弱虫だったという彼は、周りの人の愛を吸収して本当の意味での強さを持った青年に育ったような気がします。
田村さん、長年取材をしてきて信頼関係ができているとはいえ、よくこんな彼の心の奥底に踏み込んだインタビューが取れたものです。このときの大ちゃんの心境が言わせた言葉なのかもしれませんが。
彼の心にちょっぴり触れたような気がしました。
彼の心の強さ、美しさがにじみ出た本当にいいインタビューでした。

昨日、時間のないときにバタバタと書いた記事で納得がいかなかったので、加筆修正しました。コメントをくださった皆様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

小塚君のロミジュリステップ

2008-04-09 16:23:23 | 男子選手
今日のチュッキョフィギュアは、「小塚選手が高橋選手のモノマネ?!」と題して名古屋フィギュアスケートフェスティバルの小塚君でした。
先日の名古屋フェスのテレビ放送でもこのシーンを放送してくれましたが、今日の放送では別のカメラでの映像を映してくれて、中京テレビさんの気遣いに嬉しくなりました。
小塚君のロミジュリステップの前に、本家本元の大ちゃんの全日本のロミジュリをストレートラインステップの一部だけ放送。
その後小塚君がストレートラインステップを。最後のシットスピンでは大ちゃんの映像が左下に小さく入り、相似を強調していました。
でもこの大ちゃんのミニ映像、ステップやレイバックスピンの部分では入りませんでした。この辺りは違いが目立っちゃうからかなぁ。どうせなら全体で大ちゃんとの比較をして欲しかった。

その後に小塚君のインタビューが入っていました。
「四大陸選手権の前にちょっとビデオを見ながら、色々とマネをして遊んでいたっていうのと、あとそうですね、ただ遊んでいただけじゃなくて、やって演技をちょっとでも吸収できたらいいなと思って。」

バレエと違って、フィギュアスケートは個々の選手に振付られ、それも1、2シーズン限り。名作といわれるようなプログラムは、後にアイスショーで見られる可能性もあるとはいえ、それきりになってしまうのはもったいないと思っていました。
小塚君の今回のチャレンジは余興だけど、またこういう形でも他の選手のプログラムを滑るのを見てみたいと思いました。前も書いたけれど、今度はスワンをやって~。
大ちゃんには何をやってもらおうかな~?ランビのポエタか佐々木君のコーヒールンバかな?
いや、小塚君は単なる遊びじゃなくて、大先輩の演技を吸収するという目的もあったようだから、あまりやったことのないタイプのプログラムをマネしてみるのがいいのでしょうか?大ちゃんならコミカル路線のプログラムのマネとか?(笑)

THE ICEの新たな情報もありました。
チケットの特別先行予約のお知らせが12日(土)25:31~25:59中京テレビの「得する特電プレミアム!!チケット満載!イベントーベンスペシャル」であるそうです。
絶対に見に行くつもりなら、この番組を見てすぐに電話で予約をすればいい席が手に入るのでしょうね。
でも大ちゃんが出場するか分からないし、去年一番高い席が2万円だったような気がするので、行くとしても私は安い席を後で手に入れればいいかなと思います。
コンペ用の費用を残しておかないといけないからね~。
NHK杯、全日本はもちろん、韓国GPFやL.A.世界選手権も行けたら行きたいな~。大ちゃんが現役の間に限れば、海外にしては行きやすい場所ですしね。う~ん、悩む。り、理性が・・・

Days vol.6発売予定&フェスタ・オン・アイス

2008-04-08 17:37:01 | フィギュアスケート雑誌・本
Days vol.6が5月上旬(←5月1日でした。4/12訂正)に発売予定です。サイトに表紙の映像はまだありませんが、やっぱり真央ちゃんしかありえないですよね。(←真央ちゃんでした。4/12訂正)
内容はまたもや盛りだくさんですよ~。
詳しい内容はサイトを見てもらえばいいので、特に私が楽しみなところだけ。

長光歌子先生のインタビュー
関大スポーツ、私は結局読んでないの。歌子先生のお話楽しみ~。

佐々木君のインタビュー
待ってました~!彼の初インタが読める~!車の話ってことはないよね。ちゃんとスケートの話中心だよね?(笑)

振付師・宮本賢二の素顔&作品一覧
これね~、いつか自分でもこのブログで書こうと思っていたの。振付師・宮本賢二のファンだから。作品一覧、自分で調べるより雑誌の方が正確だし、手間が省けてしまいました。
全日本で見掛けた宮本さんは、黒い帽子をかぶっておしゃれで、背と肩幅があってかっこよかった~。声を掛けてサインをもらったけれど、握手はしてもらいそこねました。ちょっともったいなかった?(笑)

書きそびれていましたが、19日発売の別冊テレビジョン男子フィギュアスケート2007-2008メモリアルブックもすご~く楽しみです。

5月17、18日とソウルでフェスタ・オン・アイスがあり、大ちゃんと荒川さんも出場する予定です。
今年のGPFも韓国で開催されるし、韓国でのフィギュアスケートの勢いはすごいですね。
それに一役買っているのが自国の姫君(キム・ヨナちゃん)だけではなく、隣国の王子様(大ちゃんのことよ~)?
Dark Swanのメンバー、喜んでいるだろうなって思いました。忙しくはなってしまうけれど、外国のファンに会える大ちゃんも。韓国の歓声の大きさ、かなり気に入ったようですしね。
WFS32の大ちゃんのインタで、韓国に自分のファンクラブができたことに触れ、「日本でもないのに……」と付け加えた大ちゃん。そりゃー、日本ではファンの数が多すぎて、人を雇ってやらないと事務局がパンクしちゃうし、まとまりがつかないよと冷たく私は思いましたが、大ちゃんにとっては寂しいのでしょうか?
日本にファンクラブがあったら~という妄想か、何かご意見がある方お寄せください。



ジャンプのルールと4回転

2008-04-07 22:42:10 | ルール・エレメンツ
元々、オフシーズンに入ったら、ルールやエレメンツについて少し調べてみたいと思っていました。そして世界選手権のときから特に気になっていたのが、ジャンプの点数の付け方。
それと同時に2008年の世界選手権において4回転とは何だったのだろうという気持ちがあったので、世界選手権を振り返りつつ4回転についてもまとめてみました。

スウェーデン、イェーテボリのスカンジナビウム競技場、女子の試合を見ていた時から、これはとんでもない大会になるかもという悪い予感はあったけれど、男子があそこまでの混戦になるとは思ってもいませんでした、というより思いたくなかった。
4回転に挑んだ者と挑まなかった者との差の酷さに、このアイスリンクのフィギュアの神様は4回転がお嫌いなのかも、なんて非科学的なことを思いながら競技を見てしまったりもしました。
ところで以前も紹介した毎日jpの3月23日の記事にこうあります。
<伊東秀仁・日本スケート連盟フィギュア強化部長は「本番のリンクは柔らかく、練習用リンクは表面だけが柔らかく下が硬い」と指摘していた。>
この記事を読んだときにふと、氷が4回転のような大技には向かなかったのではと感じました。
4回転を跳ぶためには高く跳び上がらなければならない→そのためには強く踏み切らなければならない→だから大技に柔らかい氷は不利だ、と連想してしまって。
Days vol.1にアイスリンクの氷を作り維持する裏方である「アイスマン」であるパティネ商会の佐藤さんのインタビューが載っています。そこには氷の温度の調整についてこうあります。
「ダンス、女子、ペア、男子の順で固く、つまり温度も冷たくなっていきます。(中略)やはり力もあり、ジャンプも大きな種目ほど、ダイナミックなスケートのために固い氷が必要になります。」
ジャンプの踏み切りと氷の固さには関係があるようですが、世界選手権のFSで4回転を2回成功させた選手はいないものの、SPで1回FSで1回という形で世界選手権中2回の4回転ジャンプを成功させた選手はいます。
4回転ジャンプ2回に挑戦していい結果が出せなかった選手たちは、氷とは関係なくたまたまそれぞれが力を出し切れなかっただけにすぎないのかもしれません。素人である私に真実は分かりません。ただ大ちゃん、トマシュ、ランビエールの順に好きな選手ベスト3だった私にはちょっと切ない結果でしたが。
そんなわけでこの大会と4回転の関係、ついつい気になったので4回転に関する部分だけまとめてみました。

SPで4回転に挑んだのは次の5人の選手で、3人が成功しました。
SP5位 ランビエール 4T-3T< 基礎点10.30 GOE-1.57 合計8.73(セカンドジャンプの3Tがダウングレード、4Tで片手お手つき)
SP6位 ジュベール 4T-3T 基礎点13.00 GOE1.29 合計14.29(成功)
SP14位 アボット 4T-2T 基礎点10.30 GOE0.00 合計10.30(成功)
SP15位 ヴォロノフ 4T-2T 基礎点10.30 GOE1.00 合計11.30(成功)
SP16位 ポンセロ 4T+COMBO 基礎点9.00 GOE-2.86 合計6.14(両手お手つき、転倒のように見えるがDeductionは取られていない)

FSで4回転に挑んだのは次の9人の選手で4回転の数は12本、6人6本が成功しました。
FS2位 ジュベール 4T 基礎点9.00 GOE1.29 合計10.29(成功)
FS4位 ヴォロノフ 4T 基礎点9.00 GOE1.00 合計10.00(成功)
FS5位 ジョニー 4T< 基礎点4.00 GOE-2.43 合計1.57(ダウングレード、両足着氷)
FS6位 大ちゃん 4T 基礎点9.00 GOE1.43 合計10.43(成功),4T<+SEQ 基礎点3.20 GOE-3.00 合計0.20(ダウングレード、転倒)
FS7位 ランビエール 4T-2T 基礎点10.30 GOE-1.14 合計9.16(片手お手つき),4T< 基礎点4.40× GOE-2.43 合計1.97(後半のジャンプ、ダウングレード、ステッピングアウト)
FS10位 アボット 4T 基礎点9.00 GOE0.71 合計9.71(成功)
FS18位 ポンセロ 4T 基礎点9.00 GOE-2.14 合計6.86(成功)
FS20位 トマシュ 4T 基礎点9.00 GOE-1.00 合計8.00(片手お手つき),4T+SEQ 基礎点7.20 GOE-3.00 合計4.20(転倒)
FS23位 チェンジャン・リー 4T-3T 基礎点13.00 GOE0.57 合計13.57(成功)

SP、FS共に成功させたのは総合2位ジュベール、総合7位ヴォロノフ、総合11位アボットの3人です。

プロトコルを再度追っていくことは、直りかけた傷口を爪で引っ掻くような、ちょっと胸がちりちりする作業でした。でもお陰でいいことに気が付きました。
大ちゃんの1本目の4回転のGOEを見てください。SP、FS通して全部の4回転の中で一番高い加点をもらっているのです!調子が悪かった中でそれだけクリアな4回転を跳んだというのはすごいこと!今年のワールドの大ちゃんに、昨年のワールドの大ちゃん以上の勇気をもらいました。

ところで、SPのポンセロの4T+COMBOとFSのトマシュの4T+SEQという記号を見てください。
ジャンプのルールでは、コンビネーション及びシークエンスは3つまでと決まっています。コンビネーションで付けられるセカンドジャンプはトゥループとループですが、シークエンスではどのジャンプでもいくつでも付けられます。
基礎点はコンビネーションは各ジャンプ(最大3つ)の基礎点の単純な合計ですが、シークエンスの基礎点は高い方から2つ分の合計を0.8倍したものです。
つまりSPのポンセロの4T+COMBOの基礎点は4Tの基礎点である9.0ですが、FSのトマシュの4T+SEQの基礎点は4Tの基礎点である9.0に0.8を掛けた7.2なのです。
コンビネーションにするはずが、転倒してセカンドジャンプを付けられなかったのは同じでも、SPとFSではこれだけ基礎点に差が出ます。
+COMBOは「コンボ扱い」、+SEQは「シークエンス扱い」と言うようです。シークエンス扱いは2006年度よりのルールのようで、それまではコンボ扱い(0.8倍されなくて済んだ)だったようです。

長くなりすぎたので今日ジャンプの説明を全部することはできませんが、大ちゃんのFSのプロトコルのジャンプ部分を見ていると切ないルールだなぁと思います。

入学と卒業&THE ICE

2008-04-02 18:11:08 | フィギュアスケートその他
昨日は関大で入学式と大ちゃん1人の卒業式があったようですね。
大ちゃん卒業証書を受け取り、同校初の特別功労賞を受賞し、約20万円相当の特製ガウンと記念メダルも贈られました。良かったですね~。でもガウン姿の写真を見て思わず爆笑してしまったのは私だけ?本当に失礼なファンです。いや、でもかわいくってしょうがないのよ。(汗)
「バンクーバーに織田君と一緒に出たい。2人で金、銀のメダルを取れれば一番嬉しい」との言葉には、うるっときました。大ちゃん本当にいい子なんだから。織田君への最高のエールですね。織田君がこの言葉に精一杯応えてくれることを信じたいです。
関大へは町田君が入学ですね。すっかり大ちゃんの出身校、倉敷翠松高校~関西大学は、フィギュアスケートのエリートコースになったような感があります。
追記:関西大学の入学式の動画(午前の部・午後の部 4、学歌、逍遥歌~閉式)では、大ちゃんはスピーチでこう語っています。
「大学院、大学在学中に1年後輩の織田信成君と一緒にバンクーバーオリンピックに出場したいと思います。」

今日のチュッキョフィギュアは名古屋フェスでの小塚君、友加里ちゃん、真央ちゃんの世界選手権についてのインタビューでした。
小塚君
「今までの試合に比べて自分の滑りっていうのか、すごく気持ちよく滑れたなっていうのがあります。自分の持っている力はほとんど出せたと思います。」
小塚君はいい演技をしていたし、8位という成績はすごく立派だと思います。でもあの時の小塚君は2度の転倒もあったし、SPのコンビネーションを3-2にしていたし、本当はもっともっとできる選手だと思います。
ここで満足せず、さらに高い位置を目指して欲しいです。まだ開花しきっていないけれど、それだけの実力がある選手だと思うので。

友加里ちゃん
「(世界選手権のときは満足していたけれど、時間を経て心境の変化があった。)悔しさ半分で満足が半分えすね。演技自体は悔しさが残ってないんですけど、やはりメダルを取れなかったっていうことがけっこう悔しいです。でも少しでも一歩一歩でも表彰台に近づけているっていうことですごく嬉しいです。」
あの演技であの順位。悔しがらなければウソってものです。私でさえ、本当に悔しかったんだから。(大ちゃんに対しては悔しさはなくて、ただ単にショックだけが大きかったけれど。)
ここまでがんばってあれだけの演技をした選手に、さらにがんばれとは言えないです。彼女がメダルを取る日が来るといいと、心の底から思います。

真央ちゃん
「(愛知出身の選手が4人世界選手権に行けたことについて)安藤選手も中野選手も小塚選手も一緒にやっていたので、あー、すごいなぁって思いました。一緒に行けるっていうことはすごくいいことだなぁって。
(帰ってきてからゆっくりできたか)1日2日はゆっくりしました。友達と遊んだりしてました。あとは家にいたりしてました。
(おいしい日本食を食べたか)あ、まだ食べてないです。おいしいのは。」
「おいしいのは」って言葉に思わず笑ってしまいました。オフアイスの真央ちゃん、無邪気でかわいいですね。今回世界選手権に出場した男女シングル6人の選手のうち、4人が愛知出身です。これって本当にすごいことですよね。

番組の最後にお知らせがありました。
「真夏の氷上祭典2008 THE ICE」が7月の26、27日に開催が決定しました。出場者は浅田姉妹で、その他の出場者やチケットの購入方法は、決まり次第チュッキョフィギュアでお知らせがあるそうです。会場については言っていませんでしたが、去年と同じモリコロパークでしょうか?
大ちゃんが出場したら安い席でもいいので行ってこようと思います。誰が出場するのか、外国の選手も楽しみ~。テレビ見ただけだけど、昨年はランビにジェフに未来ちゃんと豪華でしたからね。トマシュやジョニーも見たいなぁ。
追記:ジェフリー・バトル選手とブライアン・ジュベール選手の出場も決定しました。出場選手はわかり次第追記していきます。





名古屋フェスと倉敷EX

2008-04-01 17:52:51 | アイスショー・イベント
今日から4月です。選手もスケートだけでなくそれ以外のことでも新スタートですね。大ちゃん、友加里ちゃんは大学院進学、南里君は「ふくや」さんに所属が決まり社会人スケーターとなります。梅谷君は卒業し引退。彼のスケートはもう少し見たかった気がするけれど、仕方がないですね。他にやりたいこともあるでしょうし、誰もがスケートに人生を賭けられるわけではないのですから。
でもね~、本当は大ちゃんが大学院生って全然イメージじゃないのよ。(笑)
彼のスケート環境にとってベストなことだし良かったと思うのですが、大ちゃん本当に勉強してるの?って思ってしまう失礼なファンなので。
ここを読んでくださる皆様にも、ご自分やご家族が新スタートを切った方もいらっしゃるかと思います。よい出発であるといいですね。

名古屋フィギュアスケートフェスティバルでの小塚君の「大ちゃんのマネ」、ロミジュリのストレートラインステップ見ましたー!ちゃんと放送してくれたのです。大ウケでゲラゲラ笑いながら見てしまいました。もし会場で見て笑っていたら顰蹙を買ったでしょうから、テレビで良かった~。
大ちゃんの醸し出す濃さやロミジュリ特有の悲壮感はなかったものの、小塚君は中々達者にステップを踏んでいました。特にウケたのはシットスピン、手を広げて回るところがあるでしょう?あれがなんだかおかしくて。大ちゃん本人が見たら苦笑?それとも爆笑?どちらの反応をするでしょうね。
小塚君ってまじめな顔してけっこうおもしろい人なんですよね。今度はスワンのステップを踏んでくれないかな~。(さすがにちょっとムリ?)
テレビ放映した小塚君のプロはSPのキャラバンです。真央ちゃんだけでなく、彼にとっても凱旋公演ですよね。

その他の出場者についても。解説は山田満知子コーチでした。
奈也ちゃん 新プロのHigh School Musicalで、オレンジ色の華やかな衣装。
舞ちゃん いつものロミジュリです。
この2人は体型・ジャンプが少々オフシーズンモードに入っているように感じました。
明子ちゃん このプロは最後だと思って心を込めて滑ったというインタビューの言葉の通り、素晴らしいタイタニックでした。情感あふれる滑り、体もかなり動いているようでした。
この後、由希奈ちゃん、柴田君、亜紀ちゃん、曾根さん、地元ノービスの選手3名はダイジェストでした。
そしてなぜかその後のジュニアの子達がノーカットで放送されていました。松原彩華ちゃん(13)、村上佳菜子ちゃん(13)、日置檀ちゃん(14)、中村愛音ちゃん(14)の4人。中でも彩華ちゃんと愛音ちゃんの演技は目を惹きました。将来が楽しみな選手です。
その後が小塚君、友加里ちゃんの白鳥、真央ちゃんのSo Deep Is The Nightでした。

昨日は倉敷での無料EXの日でしたね。ローカルなニュースだからどうかなと思いましたが、ちゃんとすぽると!で放送してくれましたね。大ちゃん3A跳んでました。良かった~。
中国新聞 子供達と一緒の大ちゃんの優しい表情が素敵。
山陽新聞ニュース こんな近くで大ちゃんのスワンが無料で見れたなんて、いいですね。もちろん募金はしっかりとしたのでしょうが。
それからインタビューも山陽新聞ニュースにありました。
「試合までの心の持っていき方など課題が浮き彫りになり、収穫はあった」
「常に自分の演技ができるようになること。技術的には4回転の精度を上げるとともに、種類を増やさなければ。もっと体の使い方を工夫して表現力を磨きたい」
「残された時間は短い。自分にどんな技術が必要かしっかり見極めて、効率よく練習する。まず来季は今年果たせなかった世界選手権優勝が目標。五輪まで、すべての面でレベルアップする」
大ちゃんらしいですね。微妙な髪型の写真です。