気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

JOを終えて

2008-04-22 15:46:49 | 高橋大輔その他
JOの大ちゃんの演技をテレビで見たとき、オフで調子が上がらないところに4回転2本挑戦し、転倒によってどこかを痛めたか疲労がたまったかで後半のジャンプが乱れまくった、と私は感じました。が、それだけではなかったのでしょうか。
ケガをしていた?とか、体調が悪かった?とか、色々言われているようですね。実際はどうだったのでしょう。
私はJOを試合形式のアイスショーみたいなものだと思っていましたが、演技後の大ちゃんの痛々しいまでの落ち込み具合を見ると、彼の中ではそうではなかったのを感じます。
最後のロミジュリをいい演技で締めくくりたかった想い、世界選手権で見せられなかったものを見せたかった想いが、あそこまでの落ち込みにつながったのでしょうか。
もちろん今シーズンどころか近年最低の出来だったってこともあるのでしょうが、世界選手権で納得いく演技ができていたら、JOがあれでもあそこまで硬い表情にはならなかったような気がします。
見たくないかもしれませんが、スケ連のJOの結果です。プロトコルを見ると、大ちゃんスピンやステップでもレベルを取れていないんですよねぇ。友加里ちゃんの3Aはダウングレードされていました。残念!

世界選手権後、私の中で大ちゃんに対する印象が変わってきていました。それまでは選手としての彼は頭がよくて冷静な印象。英単語で表すならcleverでしょうか。
それがどう変わったのか、この先は書くとファンの皆様にお叱りを受けそうですが、これです。
“Wise men say only fools rush in…"
お分かりですか?エルヴィス・プレスリーのヒット曲の歌詞ですよ。私はプレスリー世代ではありませんが。(汗)
調整がうまくいっていないと分かっていた中で四回転を2本跳んできたこと、ルールを把握していなかったこと。分別ある人から見れば猪突猛進的な行動だったかもしれませんが、熱すぎる彼の一面を見た気がしました。
そしてオチはやっぱりこれですね。
“But I can't help falling in love with you."
いや、別にノロけたくて書いているわけではないんですけれど。行き着くところは自然にこうなります。(笑)

印象は変わってきているのですが、そんな熱い彼を応援し続けようと思っていました。ところが、JOを見て今度は印象ではなく、自分の気持ちに変化が…
実は心配になってきてしまったのです。大舞台ならともかくJOのような舞台で悪い成績を出して凹むぐらいはいい、でも無茶をして身体を痛めてしまったらどうするのだろうかと。
もちろん今までの大ちゃんに大きいケガがないことも、そのための努力をしていることも分かっているのですが、これまでが大丈夫でもこの先も絶対ということはないのだからと。
私なんかが心配しなくても、本人と周りの人が気を付けていると分かってはいるんですけれどね。人生はやり直しが利くことがあっても、選手生活のやり直しは利きませんから。
まっすぐな彼がまぶしすぎて、不安になる。もう少し融通も必要じゃないかって、守ること、回避することも勧めたくなる。
でも仕方がないですね。全部自分で決めて自分で責任を取って進んでいく彼を、誰もがもう見ていることしかできないのだから。同級生が社会人になるこの時期に、ここまで精神をピュアに保てる彼は特異な人だなって思います。
なんだか愚痴めいてきてすみません。

今日WFS No.33が届きました。いつものように拾い読み。まだメモリアルブックもきちんと読めていないので、雑誌については今週末にでも書きますね。
皆様読まれたでしょうから内容を書く必要はないのですが、ツッコミ入れたり感想を話し合ったりしたいな~と。