去年のこの時期にも行っている鶴見区の馬場花木園ですが、今回はとくに花を見て周りました(2021年5月22日)。
馬場花木園の近くにある馬場の赤門。
江戸時代後期にこのあたりの4ヶ村の総代名主(そうだいなぬし、村長みたいな人)だった人の屋敷の門だそうです。
では、馬場花木園に入ります。
管理棟の休憩室から、このように園内が眺められます。ツツジの季節です。
そして、アジサイも満開です。
これはキイチゴ。
下野草(シモツケソウ)。
キンシバイ。
ハスは6、7月の開花です。
池の周りでは、5月から6月にかけて、菖蒲(アヤメ)→杜若(カキツバタ)→花菖蒲(ハナショウブ)が順番に咲いていくそうです。その3種の区別は難しいのですが、写真の花は中央に黄色い部分があるので、ハナショウブ?かもしれません。
キノコが群生しているところがありました。
ウツボグサ。
カルミア。
みごとなツツジの木です。
こちらも鮮やかな赤のツツジ(これも区別が難しいのですが、きっとサツキではないと思っています)。
旧藤本家住宅。江戸時代末期の建築で、大正時代にここに移築され、2011年まで藤本家が住んでいたそうです。
屋敷の中には、このあたりの歴史や地図の展示がされています。これは江戸時代当時の地図。
江戸時代の地図に現代の地図を重ね合わせるとおもしろいです。入江川緑道の北側の支流は、もとは建功寺川という名前だったこともわかりました。このあたりも16号線地域に典型的な、小山と谷と川からできた、小流域地形になっているのがわかります。
旧藤本家住宅の前には、馬場花木園の池に流れ込むとっても小さな川が作られていて、自然を感じさせてくれます。そんな、地元の知られざる観光地でした。