18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

英文和訳

2005-11-16 21:52:48 | 
 仕事の関係で、英語で書かれた資料を扱うことが多いが、ちょっと急ぎの資料があって今日は夕方から約6時間かけて英文和訳の作業に没頭することになった。

 殆どの英語のマニュアルや資料類は外部の翻訳会社に依頼するのだが、ちょっと急ぎで重要、かつ来週には配らないと・・・。という代物だったので和訳するはめになった。英語を英語のまま理解する習慣がついていると、日本語文にするときはその意味がきちんと伝わる単語を選ぶ必要があるので結構時間がとられる。

 インターネットの英語辞書サイトの”アルク”を片手というか、画面の片隅に置きながら、的確な日本語の単語を選びつつ、意味の伝わる文章作成を続けていた。

 ここまで読んだ方は、ところで何で翻訳ソフトを使わないのか?という疑問が浮かんだのではないかと思うが、残念ながら翻訳ソフトはやっぱり”鍛えないと”使えないのが現実だし、翻訳された日本語はどうしても???がついてしまう場合が多い。

 翻訳会社も実は、殆どが人手なのだそうだ。翻訳文や単語表現をそろえるための辞書を鍛えながら(つまり1つ1つ登録しながら)、作業を分担しながら翻訳を行うのだそうだ。

 よくよく考えれば、”です、ます”調なのか”である”調なのかでは文意が異なるし、”せよ”か”しましょう”ではまったくニュアンスが異なる。55枚ほどの資料の翻訳を一人でやっていても、語調が変わったり、文体が変わるのが気になるのだから何千ページに及ぶマニュアル類や技術解説書などを複数の人が分担して翻訳する場合は、もっと大変なはずだ。

 外国語をキチンと勉強すると日本語がきれいになるというのが持論なのだが、いろいろな日本語が飛び交う中で、外国語をきちんと勉強しておくことの重要性を、今日は改めて認識した。