18年にもなりますか

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気遣い心遣い

2005-08-30 23:35:03 | 
さりげなく気配りや心使いが出来る人は案外と多くない。

いまや街全体が禁煙コーナーになりつつある禁煙ブーム。高校生を対象にした喫煙実態調査でも、はやその影響が出ているのか、喫煙率が減少していると言う結果が出たそうだ。(でもええんかなぁ、高校生のタバコ・・・。)

 そんな世間の空気を知ってか知らずか、未だに駅でタバコを吸っている人を見掛ける。もちろん喫煙エリア以外での話だ。
 
 タバコを吸う人にはキチンと場所をわきまえてマナーを守っている人も多いし、私の周辺の喫煙者は大概携帯灰皿を持ち歩いている。JTのCMか何かで「喫煙のマナーはあなた自身」と言う主旨のコピーがあったと記憶しているが、全くその通りだと思う。無神経な人は本当に気づかない様である。

 ちょっと厳しい言い方かもしれないが、喫煙マナーを守れない人は、周囲に気配りが出来るとは思えない。仕事場などで例え、気配りが出来たとしても、きっと何処か違和感を感じるだろう。何故なら自分自身の喫煙態度にさえ気配りが出来ないと言う事は、自分に関心の無いことには気配りが出来ないと言えるからだ。

 喫煙者ばかりではない。雨の日の駅の階段を傘の先端を後ろに向けて、その傘を持った腕を振りながら登るオバサン(何故かオバサンに多いのだが)の後ろなんて刺されそうで危なくて歩けない。

 そういう時はワザとぶつかって気づかせたりする。オバサンは何にぶつかったのかは大抵分からずにいるが、少なくとも自分の傘か何かに当たった事は分かるようで、傘の持ち方を変えてくれる。傘なんて真っ直ぐにぶら下げる用にチョットだけセンスよく持てば良いのになあ。ちなみに私は長い傘の柄の部分を、書道の筆を持つような感じで持つようにしている。そうすると手の形もしなやかに見えるし、ただ握るだけに比べれば、無粋さも無くなる。

 危険といえばショッピングセンターや百貨店のエスカレーターの登った踊り場辺りで一旦停止するオバサンもかなり危険な存在だ。

 「おいおい、そんなところで止まんなよ、後ろから人が上がって来てるの分かるやろう。オバサン、アンタが退けへんかったら自分より後ろの人が迷惑するどころか、怪我するで。あんた、そんな光景見ても自分に原因があるなんて夢にも思わんやろう。」などと徐々に迫り来る危険を前に考えたりする。「なんでもええから、はよどいて!」

 人に気を使い過ぎて神経を刷り減らす必要はないが、ある程度の気配りや心配りは必要だ。

 もう一つちょっとした気遣いといえば、贈り物。この贈り物選びはなぜか女性陣は嬉々として時間をかける。最近だと、「As you like」なんていうのもあるが、贈り物程、送り主の気配りが見えるものはない。

 自分としては、”いただきもの”はなかなか捨てられない方なので、頂き物でリクエストできるときは、”消えて無くなるもの”か”図書券”、旅行のお土産なら、”絵はがき”と決めている。かさばらないけど、その土地でないと買えない。やすいし思い出になる。絵はがきは一石三鳥である。

 確かに形が残る贈り物も時には大事だし、形を残すことに意味がある場合も少なくない。しかし、受け取る側からすれば、自分の趣味に合わないものだとか、かさばって片づけようが無いものとか、処分に困るものは、口には出さないがありがた迷惑かもしれない。そう思うと、できるだけ”消えて無くなるもの”を選んでしまう。

 ある知人に赤ちゃんが生まれたときは、ベビー服や食器などを思いついたが、あまりに平凡なので、”小瓶に入ったいろんな離乳食”を小さなカゴに詰めてリボンをしてもらって送ったことがある。生まれてすぐには必要ないので、しばらくはディスプレイ代わりに、実際に必要になるころに、送った人のことを思い出してくれる。カゴは捨ててもいいし、別の目的に使ってもいい。かさばらないし、そのうち無くなる。

 心配り、気遣いはなかなか難しいが、でもポイントは一つ。相手や周囲の気持ちを想像することだ。と実際はあまり偉そうなことは言えないのだが・・・。