18年にもなりますか

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血液型

2005-03-16 01:56:59 | 
 血液型の性格判断がちょっと前まで話題になっていたが、あまりにも偏った見方ということで批判も多いと聞く。

 たまたまきいていたラジオの話では、「血液型による性格判断」のブームは10年周期で来ているらしい。しかしそのサイクル毎にブームというほどの盛り上がりには欠けてきているらしい。そのラジオでは、「血液型で性格判断」というのはちょっと誤解があって、本当は、人の行動特性を血液型で分類した場合の、統計学から観た傾向というのがどうも正しそうな表現だとのこと。
 明らかに統計的には出ているのは、日本の総理大臣になった人の血液型で、O型がダントツのトップらしいということ。この事実をいろんな人がいろんな見解と表現で、「O型の人はね、リーダーシップがあるんだよなぁ、だって歴代の総理大臣って殆どがO型なんだぜ。」と言い出すから話がややこしくなるのだ。A型でもB型でもAB型でもリーダーは居るし、どの血液型が優秀なリーダーなんていうのは無いはずだ。

 そんなに血液型が注目されている割には、自分の血液型を知らないままでいる人が実に多い。

 ある産婦人科でのこと。無事に女の子を出産して赤ちゃんをお母さんに渡したときのこと。看護助手が「AB型の女の子ですよ。」と何気なく言ったとたんに、お母さんも、お父さんも顔を見合わせた。実はお母さんはA型でお父さんはO型だというのだ。

 これは大変と病院内は大騒ぎ。たまたまその赤ちゃんが生まれた前後で3人生まれていたので、取り違えが無いかを確認したり、赤ちゃんの血液型を再度調べたりということになった。取り違えになると、「ごめんなさい」では済まなくなる。DNA鑑定までしてからでないと、お父さんもお母さんも納得しないだろう。 また、たまたま、その赤ちゃんが生まれる前に、女の子を生んだ別のお母さんがAB型だったからさらに緊張が高まる。

 結局お父さんの血液型を調べ直して、AB型だったので事なきを得たが、そのお父さんも、採血して血液型が分かったときはショックだったようだ。「32年間も自分はO型だと信じて疑わなかったのに。」・・・と。 

 病院からすれば、「自分の血液型ぐらい調べとけよ!」と言いたくなるのだが、この例のように「自分の血液型」を知らない人はたまに現れるそうだ。 血液型性格判断の前に、もう一度血液型を調べ直しておくのは如何だろうか?