18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

料理を作る

2004-10-05 00:37:50 | ファミリー
少し前の話になるが、子どもの夏休みの課題の一つに、何か料理を一つ作るというものがあった。うちの子どもが挑戦したのは、ポテトグラタン。料理そのものは至って簡単だったが、本人曰く、「じゃがいもを切るのが難しかった。」とのこと。まあそれなりに出来たのでよかったが。さて、料理を作ることが何故課題になるのだろうかと考えてみると、いやあ、結構いろんな意味があるのである。

まずは、”刃物を持つ”こと。普段はできるだけ触れることを避ける存在だが、注意深く使う道具に触れることは、大きい。
また、”堅さを知る”ことも大きい。初めてジャガイモを包丁で切るという経験を通じて、ほんものの野菜の”堅さ”を知る。
さらには、”作る過程”を経験すること。普段ならば、いつもできあがりしか目の当たりにしない料理だが、自ら動いて”作る為の手順”を実体験を持って知ることは大きな意味がある。
最後に、"作った人の気持ちになる”ことができる。これはもしかしたら一番大切なのかも知れない。料理は”お母さん”、あるいは"お父さん”が作ってくれるモノ。自分たちは食べるだけ。なんていう感覚から、自ら作る立場になるから、どうしても、周囲の人に味わってもらって、"感想”を聴きたくなるものだ。そういうことを通じて、料理を作った人の立場になって考えることや、作ってくれた人に対する感謝の気持ちをもてるとしたら大変な教育効果である。
あとは、”食べ物を大切にする”だとか、"作る工夫を知る”だとかが考えられる。

なんと、こう考えると、家で料理を作ってみるというのは、子どもに対して大変教育効果があるものだと分る。もちろん周囲にきちんと指導してくれる大人が居ないと困るのだが。

男の子だから料理を作らなくても構わないというのは、あまりにも古すぎる考え方だ。前述のような料理効果があるのだから、男子女子区別なく、しっかり体験して考える機会を作って上げることをオススメする。よく考えたら、親子で楽しめて、お金がかからず、というメリットの高い"料理作り”は、教育に非常に良い存在である。



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