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18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

明日から!

2009-10-17 00:04:00 | 映画
 明日から!と書いたけど、日付はすでに17日なので今日から!「第22回東京国際映画祭」が開催される!

 去年初めて映画祭に行ったけど、やっぱりなんといっても日本で公開されるかどうか分からない作品が安く観られるというのが最高!

 今年はすでにチケットを5枚購入、それに加えて当日券を1~2枚買う予定なので、都合7作品ほど観られる予定。

 去年の様子は、このブログの「映画」カテゴリーから選択してもらえれば見ることができますので興味のある方は一度ご覧下さい。

 今年の様子は出来るだけ早くアップするようにします。




私の中のあなた

2009-10-16 23:41:00 | 映画
 キャメロンディアス主演の映画「私の中のあなた」を観て来た。

 自分の腎臓を病気の姉の為に移植したくない、と弁護士に相談し親を訴えるアン。

 キャメロンディアス演じる母は、拒否し訴えまでする娘が理解できない。

 内容を書くとほとんどネタばれになるので省くとして、映画としては、おさなくして白血病にかかった長女と母親、長女の病気治療の為に生まれてきた次女の3つの感性がそれぞれ淡々と描かれている映画。



 家族愛、親の愛、姉妹愛、子どもの感性、一日でも長く生きていて欲しいと願う気持ち、死を受け入れる気持ち。



 
 それぞれの気持ちがひとつではない中で人は時に傷つき、悲しみ、喜びを繰り返してゆくのだけども、でもお互いに「想い合っている」のは事実なんだということが分かる映画。



 「引き出しの中のラブレター」とどこかつながるテーマのように想う。




 しっかりストーリーを追いかけて、それぞれの感情をきちんとなぞるととても心にズシンとくる映画。

 
 公式サイト:http://watashino.gaga.ne.jp/

 監督:ニック・カサヴェテス
 主演:キャメロン・ディアス





さまよう刃

2009-10-12 19:20:00 | 映画
 中学に通う一人娘と父親の二人暮らしの平凡な家庭に起きた事件とその周囲のさまざまな人間たち心を描いたとても衝撃的な映画。

 学校帰りに未成年の不良に無理やり暴行され殺されてしまう娘。その事実を知った父親は、犯人に刃を向ける。


 未成年による暴行殺人、娘の父、捜査にかかわるなかで警察とは何かを悩む刑事など、さまざまな立場の人が、この事件について映画のなかで、気持ちを吐露してゆく。



 
 人の気持ちは「きれいごと」では片付けられない。でも法律は「きれいごと」を要求する。その「きれいごと」の為の警察。感情と法律というお互いに相容れないが、切っても切れないこの2つのが、心に直接問いかける。

 これは絶対観て欲しい映画。しばらく席から立てないくらい考えさせられる。

 監督:益子昌一
 主演:寺尾聡
 

公式サイト:http://yaiba.goo.ne.jp/



引出しの中のラブレター

2009-10-12 13:22:00 | 映画
FM J-Waveのラジオ番組が舞台の『気持ちを素直に伝える』ことの大切さ、かけがえの無さをテーマにした心暖まる映画。

常盤貴子演じる、久保田真生(まい)が、番組中で紹介した高校生リスナーからの相談メッセージから物語が始まる。

メッセージは、そのリスナーのお祖父さんが“笑わない”ので何とかしてほしいというもの。



このメッセージに、安直に「笑わせる方法をみんなで考えよう」と他のリスナーに呼びかけるが・・・



そんな中でお祖父さんが何故笑わないのかを少しずつ知ってゆく真生。そして自分の安直な呼びかけは、まったく意味のない事と気づく。



自分がきっかけを作ってしまったことで、なんとかしたいと考える真生。
一方で自らの、亡き父とのすれ違いについても向き合うことになる。






ストーリーは、真生だけではなく、不器用なタクシー運転手、未婚の母になろうとするショップ経営者、病院の跡取り息子、リスナーの高校生、そしてお祖父さんなど、さまざまな登場人物の「伝えそびれた気持ち」「うまく伝えられない気持ち」が作る物語を絡めて、いいテンポで展開する。



誰にでもある、素直な気持ちを伝えそびれた経験。それをそのままにしちゃもったいないよね。だから勇気を持って伝えよう、“手紙”や“ラジオ”を通じて。

何でも直接的に解決しようとする最近のものの考え方に対するアンチテーゼでもあるこの映画。

後半は、何度もハンカチで涙を拭うことになるとてもいい映画でした。






 監督:三城真一
 主演:常盤貴子

公式サイト:http://hiki-koi.com/



ノウイング

2009-07-16 06:34:00 | 映画
 ノウイング。ニコラス・ケイジ主演の映画。未来予知ものかと思えば、いえいえ単なる終末映画。

 終末を迎えた人間の弱さを描くわけでもなく、未来を予知している数字の羅列を解いて、起こりうる事件や事故を防ぐわけでもない。

 なんなんだ?という映画。


 いや、もしかしたら、ごくごく普通に起こりうる人類の滅亡シナリオのひとつを、そのまんな描いたらこんなふうになるのかもしれない。

 あまりにあっけなく、すべての文化や歴史が、多くの人の命とともに消えてしまう。

 自然の力の前に、人間の小ささ、無力さ、生き残る選択肢が与えられない場合に、どんなシナリオが残されるのかを極めてシンプルに描いた映画なのかもしれない。


 あまりのあっけなさに、絶望感や悲壮感すら生まれない。「あぁ、きっと人類の終わりはこんな風なんだろうなぁ」と思わせてくれた映画。



 主演:ニコラス・ケイジ
 監督:アレックス・プロヤス

 エンタテイメント度は100点満点で20点。
 こういう映画もありか・・・という感じ。
 全体としては100点満点で50点ぐらい。