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18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

「阪急電車 ~片道15分の奇跡~」

2011-07-02 22:10:00 | 映画
実際に存在する、関西にある阪急電鉄の今津(北)線の西宮北口駅から宝塚駅の間で起こるエピソードを、とある老婦人と幼い孫を軸に展開する人間模様を描いた映画。

地元だからということもあるが、「人と人がもっと近く親しくなれば世界はどんどん気持ちよい空間になるね。」というとても好感が持てる映画。

地元では阪急電車はちょっとだけ高級なイメージ。そのイメージにぴったりの老婦人を演じるのが宮本信子。この映画、彼女がいないと成立していません。
ウイットに富んだ言葉の数々がとても映画を楽しいものにしてくれている。

そして、中谷美紀と戸田恵梨香この2人が映画にピリリとしたスパイスを与えていて、単なるアットホームムービーで終わらせてないのがいい。

東京にこういう時間と空間ってありますか?作ろうとしていますか?

とてもソフトタッチでハートウォーミングな映画で、ちょっとだけ心のおしゃれが出来るけど、あなたの住む町で自分から他人に話しかける空間はありますか?話しかけたことありますか?というメッセージも感じられたのは自分だけだろうか?

観る価値の高い映画です。



主演:中谷美紀 戸田恵梨香
   南 果歩 谷村美月 有村架純 芦田愛菜 小柳 友/勝地 涼/玉山鉄二
   宮本信子
原作:有川 浩「阪急電車」(幻冬舎文庫)
脚本:岡田惠和
監督:三宅喜重

http://www.toho.co.jp/lineup/hankyudensha/

アデル ファラオと復活の秘薬

2010-07-04 21:40:00 | 映画
さ、このタイトルでみなさんはどんな映画をイメージしたでしょうか?

ついでにポスターは、こんな様子




どう考えても、インディージョーンズシリーズをイメージするだろう。


が、しかし全くもってそういうテンポ感やハラハラのスリル間とは無縁の映画。


アクションアドベンチャーというよりも、


コメディーファンタジー


この映画、フランス映画。


リュック・ベッソンってこんな映画撮るんだっけか?


映画が終わってから出てくる人が口々に、途中眠ってて話がとんでる・・・

といってました。





フランスのウィットにとんだ面白い作品なんだけども、この見るからにアクションアドベンチャー風の映画が、実はまったくアクションアドベンチャーではないところが期待をい大きく裏切ってくれるから、結局「眠い」映画になってしまっている。


リュック・ベッソン監督が、かつての「フィフス・エレメント」や「ジャンヌ・ダルク」を彷彿とさせるアクションアドベンチャーの世界に復帰したのが本作。


というのが映画のうたい文句だが、この映画は完全なフランス映画です。冒頭からずっとずっとずっとずっとそうです。


とても不思議な、どの分類ににも属さない、ウィット・VFX・コメディ

そんな映画でした。


1800円だしたりしたら、すっごく後悔すること間違いない。


監督:リュック・ベッソン
主演:ルイーズ・ブルゴワン









RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

2010-06-06 22:19:00 | 映画
映画の中のせりふ一つ一つは何気なくても、とても大切な言葉が含まれている、とても含蓄のある映画。だからといって重いわけじゃない描かれ方をしている。

大企業であろうが中小企業であろうがそこで必死になって働くことで家族を犠牲にすることも1つのわがまま。自分の夢を追いかけるのもわがままなもの。映画の中では、家族を犠牲にすることだけが「わがまま」といった描き方をしているが、本当は家族との時間を犠牲にして働くということはわがままなもの。


だからどちらがいいと言うわけではないのだけども、実は2つは違うんだということが分かるシーンがある。

それは、一畑電車の利用客が中井貴一演じる主人公筒井肇のところに集まってきて、やめようとした筒井に「やめないで」というところがある。


まさに筒井が、本当に周囲から必要とされていると言うことを実感するシーンだ


同じわがままで働いていてもどちらがより「働く」ことの本質を突いているのかを伝えようとしていることがよく分かる。


映画自体はこんな小難しいものではなく、あたたかでほのぼのした出雲の風景いっぱいの映画だ。


監督:錦織良成
主演:中井貴一
   高島礼子、本仮屋ユイカ、奈良岡朋子、三浦貴大、橋爪功



風が強く吹いている

2009-11-01 19:14:00 | 映画
 メンバーがやっと10人そろったばかりの陸上競技部が大学箱根駅伝出場を目指す青春映画。


 大学生のノリと、ほろりとさせる部分と、それぞれのメンバーの抱えている表に出せないこれまでの人生、そして大変な箱根駅伝出場に向けてみんなが一緒になって頑張る姿、頑張ることってだれのためでもいい、結局すべて自分に返ってくるものだから。そういうことを理屈抜きに伝えてくれている。



 走ることで見えてくるものは、走らないひとには絶対に見えない。走ったら形には見えない何かを人は手にすることが出来る。それは大人になるという成長。





 だらだらになりそうな筋書きを映画的にうまくまとめているのでとてもいい。




 監督・脚本:大森寿美男
 主演:小出恵介、林遣人

 公式サイト:http://www.kaze-movie.com/index_pc.html

THIS IS IT!

2009-11-01 18:49:00 | 映画
 2週間限定公開の映画、マイケルジャクソンのロンドン公演を追いかけた映画、THIS IS IT!を観てきました。 

 
 たった1人のアーチストでありエンタテイナーでありミュージシャンそしてポップキングであるマイケルジャクソン。


 彼の半世紀に及ぶ生涯を表面上だけ追いかけてもたくさんの波乱万丈が想像できるが、見えていない部分での彼の魅力をこの映画では見せてくれている。






 1つの公演の為にかける時間やこだわりは本当にすごい。でもそれは自己満足ではなくて、来場者やファンに対して自分がどこまで出来るかという追求ゆえであることがしっかり伝わってくる。






 舞台に立つ人や自ら発信する人は、その発信することの意味をいつも自分に対して問うているもの。マイケルジャクソンももちろんそうだろう。

 ふつうに“ベスト”を提供するのではなく、“ベストのベスト”を提供しようとしているところがすごい。







 マイケルジャクソンというアーティストの側面を垣間見ることが出来る映画。




監督:ケニー・オルテガ
 主演:マイケル・ジャクソン