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RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

2010-06-06 22:19:00 | 映画
映画の中のせりふ一つ一つは何気なくても、とても大切な言葉が含まれている、とても含蓄のある映画。だからといって重いわけじゃない描かれ方をしている。

大企業であろうが中小企業であろうがそこで必死になって働くことで家族を犠牲にすることも1つのわがまま。自分の夢を追いかけるのもわがままなもの。映画の中では、家族を犠牲にすることだけが「わがまま」といった描き方をしているが、本当は家族との時間を犠牲にして働くということはわがままなもの。


だからどちらがいいと言うわけではないのだけども、実は2つは違うんだということが分かるシーンがある。

それは、一畑電車の利用客が中井貴一演じる主人公筒井肇のところに集まってきて、やめようとした筒井に「やめないで」というところがある。


まさに筒井が、本当に周囲から必要とされていると言うことを実感するシーンだ


同じわがままで働いていてもどちらがより「働く」ことの本質を突いているのかを伝えようとしていることがよく分かる。


映画自体はこんな小難しいものではなく、あたたかでほのぼのした出雲の風景いっぱいの映画だ。


監督:錦織良成
主演:中井貴一
   高島礼子、本仮屋ユイカ、奈良岡朋子、三浦貴大、橋爪功



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