18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

キセキ あの日のソビト

2017-03-26 18:43:00 | 映画
言わずと知れた、音楽グループ、Greeeenのデビュー秘話を描いた映画。

みんなが、とってもいい演技であっという間に映画が終わった印象。

さわやかでいいな。若い悩み、若いエネルギーがふんだんに盛り込まれている。

何もいう事はありません。


しかし、松坂桃李さん、めちゃいいですね。



監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
主演:松坂桃李、菅田将暉
   小林薫、麻生祐未、野間口徹、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮

公式サイト:http://kiseki-movie.com/




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この世界の片隅に

2017-03-26 18:26:00 | 映画
アニメ映画「君の名は。」の大ヒットに隠れてはいるが、この作品は、純文学を読むような素晴らしい映画作品。



アニメでありながら、映像表現に頼ってない。なによりもこれが一番大きい。



アニメならではといえばそうなるのだろうけども、映像を自由に操れるのが特徴だ。アングルからデフォルメ、隕石を落とすのもあり、短いスカートの女子高生を動き回らせるのも自由。グラフィカルな色彩構成もどんどんやるのがアニメ。

でも、そういうアニメって食傷気味なんだよな。気づいてなかったけど、「この世界の片隅に」を観てそう感じた。

映画として、これでもか!と押してくるアニメって人の感性が少々鈍くても「分かる」ようになる。伝える力があるから。

でも、こんなソフトタッチなアニメーションは、いうなれば激辛で戦い合ってるアニメ映画同士の横で、熱々のごはんにダシの聞いた鯛茶漬けを頂くようなもの。ほっとするし、味わい深いし、繊細だし。みんなが注目するのは当然だと思う。

日本人の感性に響く、アニメ映画の代表作だと思う。いや、唯一無二かもしれない。




もし、まだ観てませんという方がいらっしゃったら、ぜひぜひ観てください。




さて、この映画は、戦中戦後の広島を舞台に、ちいさな一人の少女が嫁ぎ先でおりなす人間物語である。さりげなく、やさしく、いとおしい。人と人のふれあいやつながりが何を人にもたらすのかを丁寧に丁寧に描いている。



主人公の声を、のん(能年玲奈)さんが担当しているが、この映画にぴったりのトーン。最近のアニメ声優たちでは決して演じられない領域である。ゴリゴリ押してこない、こんなトーンの演技ができる若手声優なんておそらくいないだろう。それくらい繊細である。




全ての先入観を捨てて、観てほしい。
生身の人間が出ない映画ってあまり興味がないという人にもお勧めする一本です。


監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代
主演:のん
   

公式サイト:この世界の片隅に



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LA LA LAND

2017-03-26 18:14:00 | 映画
久々の、アメリカらしい、総天然色ミュージカル映画。

と、CMをみて期待していたけど、それほどミュージカルミュージカルしてない。

例えば、レ・ミゼラブルにしても、アニー、コーラスラインにしても、古い映画だと、サウンドオブミュージック、シェルブールの雨傘、絹の靴下、雨に唄えばにしても、映画全体を覆う雰囲気がもう、ミュージカル。そのド、ミュージカルから比べると、やはり最近らしくドライだし、ドラマ寄りだなあという印象でした。


オープニングの勢いと全体のトーンの違いかもしれない。


監督・脚本:デイミアン・チャゼル
主演:エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング
音楽:マリウス・デ・ヴリーズ
振付:マンディ・ムーア
衣装:メアリー・ゾフレス

公式サイト:LALA LAND


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MARS ただ君を愛している

2016-12-22 07:59:00 | 映画
恋愛映画ってどうしても若い人たちを対象にするから仕方がないとはいえ、制作側の意向と映画として守るべき部分がオトナの事情で折り合いをつけた形になった作品。

マンガちっくな程の典型的な振る舞いやセリフが随所に散りばめられ、一方でストーリーのシリアスさが展開されるという違和感は、ちょっと看過できない。

シリアスに役作りに取り組み一つ一つのセリフに隙がない窪田正孝さん、飯豊まりえさん、に比べると藤ヶ谷太輔さん、稲葉友さんはどうしても見劣りしてしまう。

人気アイドルを主演に据えて、最低限の興収確保を狙うのもわかるけど、これじゃ原作者が浮かばれない。監督や脚本、演出も自分の作品がオトナの事情で分かってない人たちに口出しされあらぬ方向に向けられてしまう事に内心は穏やかじゃなかったのではないだろうかと疑ってしまう。

アイドルが主演だからって言ってもちゃんとストーリーを大切にして、映画としてきちんと作ってあげて欲しかった。

好きなアイドルの恋愛シーンでキャーキャー言ってる10代女子のみを対象にしましたっていうのならまあ、そうですか答えるしかない。

監督: 耶雲哉治
脚本: 大石哲也
主演: 藤ヶ谷太輔、窪田正孝
飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友
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海賊と呼ばれた男

2016-12-12 18:42:00 | 映画
原作を読んでないので、この映画でどこまでのことが描けたのかはわからないが、一人の男が生涯をかけて、日本の未来のために一つの商社がどの様に混乱の時代を生き抜いて来たかを伝えている。

物がないなら知恵で生き抜く力強さ、人を惹きつけるのは、高い志と諦めない心に人を思いやる気持ちだとも伝えている。

今の時代、物が溢れ、一足飛びに成功を狙い、儲けたもん勝ちの根底には私利のみが横たわる。賢く、要領よく金儲けしないのはバカだとさえ思う風潮。

自身が自身の力を信じるより、流れに身を任せ流れ着いた先に、自分が選んだものでないと不平を言う。

知恵と知識を区別できず、自ら失敗を避け、マニュアルに頼り、それに沿っている限りにおいては自分には責任はないと逃げぐちだけは確保する。

積み重ねの美徳、コツコツと額に汗して実績を重ねる、無駄には厳しく、自分を律し、他人の失敗を積み重ねの一つとして自らの学びとする。日本が古くから持っている哲学とも言うべき美徳に触れるも本質を感じない。

そんな事に「おい、お前どうなんだ」と言われている様な気がした。

映画の見方もいろいろあるだろうが、映画の中にある物語は時に人を押しつぶす様に問うてくる。

海賊と呼ばれた男はそんな映画である。

男たちはどうあるべきか?と言う問いの一つの答えと言える映画。オススメします。

監督、脚本、VFX: 山崎貴
原作: 百田尚樹
主演: 岡田准一
吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、
野間口徹、ピエール瀧、堤真一、
小林薫、綾瀬はるか
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