ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

6月30日の夜

2007年10月20日 | けんたの部屋
 6月30日(土)の夜。
 次の日は7月1日(日)の訳だが、ただの7月1日(日)ではない。
 筑波TTの日だ。
 ボルティはレース仕様にしてあり、荷物は玄関に出してある。
 後は朝になり、fukuさんが迎に来てくれたら積み込んで現場へ行くだけだ。
 時間はもう少しで30日から1日へ変わろうとしている頃。
 ふと携帯をみると会社から着信があった。
 会社から僕のトコヘ電話が来るということは、何かがあったってことだ。
 電話したくないけれど、これでお給金もらっているからなぁ。
 電話してみるとやっぱり緊急事態。
 この時点で僕の夏の筑波TTは終了。
 慌ててfukuさんへ電話。(夜中なのに迷惑なことだ)
 みんなに応援してもらっていたのにグリッドにもつけず、何も結果が出ずに終わることが非常に悔しかった。
 次の日からの役所対応の方法を考えるともっと気分が落ち込むよ…。


 7月20日(金)
 サスを買おうと思い立つ。
 さん太さんやfukuさんにいろいろ聞きながら、ヤフオクで入札を試みる。
 良いものは競争が激しいねー。
 加えて相場が良く分かっていないから、どこまで競ってよいか分からない。
 サスの性能も、付けて走らなきゃ分からないしね。
 頑張ったけれどその日は買えずじまい。
 まぁまた良いものが出てくるさ。


 7月22日(日)
 fukuさんからのお誘いで、ダイナモをかけに行く予定だった。
 でも朝から雨。
 ダイナモは諦める。


 7月26日(木)
 久々の筑波走行だよ。
 fukuさんから迎に来てもらい、筑波へ向かう。
 今日も良い天気だ。
 コースへ着いて走る準備をして時間になるのを待つ。
 約1ヶ月ぶりのコースだよ。
 
 一本目。
 様子を見ながら3周くらいはタイヤを暖める。
 気温が上がっていると路面温度も高く、安心して倒しこめる。
 だから寒い時期のサーキットはあまり得意じゃない。
 どうしても路面温度が低い→タイヤが温まらない→グリップが悪い
 てな発想になってしまい、攻めきれないんだよね。
 
 一生懸命走っているのだけれど、タイムがある程度からあがらない。
 いつも通り。
 う~ん、よくないなぁ。
 
 二本目。
 タイヤを温めた後、一本目とは違うラインで入ったり、進入を遅くして立ち上が り重視にしたりといろいろ試すけれど、タイムは変わらない。
 さてどうしたものか…。
 腕の問題じゃないの?と言われると否定する材料もないのだけれど。

 帰り道。
 fukuさんとお昼を食べながらいろいろ話をする。
 僕らの走っているのはLという枠で、いろんなタイプのバイクが混走している。
 当然スーパースポーツ(SS)も走っている。
 うまい人にコーナー進入で抜かされると、SSのコーナリング特性が羨ましくな る。
 と言うのも、立ち上がりでけんた号がどんどん外へ向かっていくのに対し、
 SSはインにべったり付いたまま曲がっていくんだよ。
 コーナリング速度は変わらないのに。
 先に書いたけれど、進入速度、ラインを変えてもアンダーが出るのは変わらな  い。
 車の特性が違うし、ボルティ本来の使い方じゃないよと言われると、それはそう なんだけれど。
 でもね、特性の違うボルティもいるんだよ。
 いつか、グラストラッカークラスのレースで、車載カメラを積んで出場した人が いて、その映像を見たんだ。
 僕のボルティとえらく特性が違う!
 特に最終なんかはインによく付いてるよ。
 この原因は予想は付いてる。
 多分サス。
 特にリアサス。
 けんた号とfuku号はフロントサスの突き出しをしているのだけれど、
 これは最高速付近で出るウォブル対策と、突き出すことによってトレール長を変 えて、結果キャスターが立ったのと同じ効果を狙ってたりする。
 で、実際に走ってみてコーナリングは良くなったかと言うとあまり変わっていな い。
 普通だったら「え?!」てなくらい突き出しているんだよ。
 注:突き出しはレースだからだよ。一般道ではしないでね。

考えてみた。
突き出してはいるものの、その効果を吹き飛ばすほど車体にネガティブな部分がある。
じゃあどこだ?となった場合、手っ取り早く思い浮かぶのはリアサスだ。(深く考えればいっぱいあるだろうけれど)
ボルティのリアサスはかなり軟らかい。
まして僕はイニシャルを真ん中にしているからなおさらだよ。
コーナリング中のことを考える。
それなりにGを掛けているから、当然前後サスは沈み込むのだけれど、
軟らかいリアサスはフルボトム近い状態になっているのかも。
立ち上がりでスロットルを開けると尚更だ。
そうすると、突き出してキャスターを立てたつもりでも、
リアが下がることでその効果を相殺しているのかもしれない。
きっとこれだ!これに違いない。



7月28日(土)
 さん太さんからメールが来る。
要約すると「時間があるから、けんた号のセッティングする?」と言った内容なのだけれど、すみません、仕事してます。


7月29日(日)
フロントのスプロケを交換しようと試みる。
去年10月のTTの後、加速重視にしようと14丁にしたんだよね。
でもやっぱりフロント15丁、リア43丁が良いんじゃないかとさん太さんfukuさんにアドバイスもらい、じゃあ先にフロントを戻そうと思ったんだ。
 リアのアクスルを緩め、リアタイヤを前に出す。
 サイドスタンドだけだからやりにくいなぁ。
 フロントスプロケのカバーを外し、さあスプロケを抑えている大きなナットを外そうとしたら…。
 合うレンチを持っていなかったよ。_| ̄|O
 速攻で行きつけの量販店へ電話する。
 作業の予約を取り、バイクを元に戻してスプロケを取替えに行ったよ。


8月4日(土)
さん太さんから情報をもらい、もう一回ヤフオクに挑戦する。
結果は玉砕。
ドキドキしながら値を入れると、次の画面ではすでに上回るヤツがいる。
自動入札なんか嫌いだよ!


8月5日(日)
夕方、先週スプロケを変えてもらった量販店へ行く。
この前来たときに、フロントフォークの油面を変えたいと言ったら、オイルが無くて、この日届くことになってた。
オーダーしたのは1センチ上げ。
考えてみればエラく無茶なオーダーだよ。
だって何cc入れれば1センチ上がるなんてバラシてみなきゃ分からない。
それを「上から適当に入れれば良いから」なんて言っちゃった。
これはフロントでの話し。
ピットのメカはそんな話は知らないから、黙って見ていたらフロントをバラそうとし始めた。
慌てて「そんなに工賃払ってないから」って止めたよ。
で、メカさん一生懸命やってくれて、約20cc入れると1センチ上がることが分かった。
で、効果はと言うと、ストローク幅が狭くなっただけだった。
冷静になって考えれば当たり前だよねぇ。
オイルの粘度を変えたわけじゃないんだから。
少しでもフロントが落ち着けばなぁと思い、やっちゃったけれど、裏目に出ちゃった。
こうゆう日もあるよね。

その夜。
我慢しきれずに新物のサスを注文しちゃった。
 アジアンサス。
 これを注文するまで、もう一つのサスとだいぶ悩んだんだよ。
 もう一つの方が、たぶん性能ではアジアンサスより上を行くんだと思うけれど、
 何てったって色気がないよ。
 昔のベンツのトラックみたいに。
 
注文したサスの色はアルマイト処理された赤。
 けんた号の赤とよくマッチしていると思うのだけれど。
 
 メーカーは「オーリンズタイプ」って言っているけれど、
 オーリンズは1セット15万円以上するのに、僕が買ったのは2万円位の物。
 これで同じ性能が出ていたらびっくりだよね!
 まぁ多少性能が悪くても、ノーマルよりはマシだよね。
 きっと。
 次の11日の走行に間に合うとよいなぁ。


                   11日の走行を夢見ながら次回へつづく。